マイルチャンピオンシップ予想

今年はコロナの影響によって春のドバイ遠征、香港遠征をことごとく断念という流れから秋のG1シリーズに関しても同様の流れは続き、国内トップクラスのマイラーが香港遠征ではなくこのマイルチャンピオンシップに集結することになりました。
海外断念の影響から、G1馬8頭による豪華な顔ぶれとなった今年のマイルチャンピオンシップは現役最強馬アーモンドアイに勝利した2頭や、去年の香港で当地のマイラー達をなで斬りにしたマイルG13勝馬、かつての輝きを虎視眈々と狙うG1馬に3歳G1馬3頭が挑むいち競馬ファンとしては非常に楽しみな1戦となりそうです。


そして今年はこのレースも阪神開催とイレギュラー開催ではありますが、阪神のマイル戦は枠の有利不利があまり無く実力を発揮するにはもってこいのコース形態というイメージがあり、国内最強マイラーを決めるには相応しい舞台だと思います。
馬場は土曜の時計を見る限り、金曜の雨と散水により先週までの超高速馬場とはいかないまでも早い時計は出ているので、高速馬場は維持していて今日は若干昨日より軽くなってのコースレコードは更新して、中盤のラップ次第では1分30秒台も視野に入ってくることを想定しています。

本命は④グランアレグリア

2歳、3歳春までは強さは認めるものの寄せられると怯む一面を見せていて、精神的な部分の脆さがありましたが半年以上の充電期間明けの去年暮れの阪神カップから凄まじい成長を見せ、成績も安定、スプリント戦2戦ではおおよそ届かないような位置から2着、1着でしたし、特に前走はメンバーレベル、展開が嵌ったにしても短い直線でまとめて面倒を見るどころか突き抜けた内容は圧巻でしたし、2走前も女王アーモンドアイが出遅れと間隔を詰めた影響はあるにせよ寄せ付けない走りだったことからココで崩れるイメージが湧かないといったところです。

さすがにスプリント2戦では純粋なスプリンターではないのでテンで置かれてはいましたが、4走前、2走前と距離延長になればポジションはある程度は取れていて、この枠の並びであれば両隣が速くなく最内2頭が速いのでリカバリーはし易いはずです。

詰まった間隔を懸念する声は聞こえてきますが、NHKマイルの中3週に比べて今回は中6週あって、当初からの決まっていたローテという事と陣営も精神的な成長から中間の調整は3歳時よりはるかに楽だったようですし、この秋のトレンドである春のG1実績という事もあるのでこの単勝オッズではありますが逆らえず本命とします。

対抗は⑰サリオス

古馬のトップクラスとの初対戦という未知の部分はありますが、2歳時には当時の東京の速すぎる馬場とは言えレコード適正は持ち合わせていて4走前のハイペースにも好位から抜け出す追走力はあり、レシステンシアの作る流れにも対応は出来るはずという判断です。

前走で負かした相手がアレなのでこのメンバーでどこまでか、とは思いますが距離適性外のクラシック2戦にしてもシッカリ2着は確保出来ていて、ミルコJで出負けを危惧していましたが大外枠と操作性の高い馬なので前に壁が作れなくても力む不安は無いでしょう。

これまでの成績からマイル適正は疑いようもなく、高いレベルでの持続性能がありながらこのメンバーで果たしてどこまで通用するか、時計勝負でどこまで詰められるか、古馬との斤量さ1キロなど不安要素はあるものの、本命馬以外の古馬G1馬にも小さくはない不安がある点と、未だこの距離で底を見せていない可能性とレースセンスが非常に高いので総合力勝負であればという視点からこの評価としました。

3番手は⑭サウンドキアラ

前走は何も出来ない消化不良のレースとなりましたが、陣営のコメントにもあるように荒れた外差し馬場と内枠だったので度外視できて、それよりも今年に入ってからの充実度は目を見張るモノがあります。

金杯以外は牝馬限定戦で牡馬相手にどこまでか、ではあるものの2走前にはアーモンドアイには太刀打ちできませんでしたがノームコア比較ならこのメンバー相手でもヤレテいいと思いますし、時計勝負にも対応力を見せたのでココでは面白い存在だと思っています。

京都実績とまではいかないまでも阪神実績もあり、1度崩れた牝馬の立て直しには、、、勢いを失くしたディープさんくには、、、とは言いますが前走だけで見限ることはできない為評価を落としたココは狙いどころだと考えています。

その他には

やはり逃げてナンボで鞍上が戻るなら中途半端なペースにせず、行けるところまで行くでしょうしそうなれば後続には厳しくなるはずと見て評価します。

一頓挫あって一叩き出来ず、明らかな叩き良化型ではありますが、二年連続の安田記念のパフォーマンスと時計勝負であれば持ち時計トップのこの馬にもチャンスはあると見ての評価です。

という事で予想は

◎ ④
〇 ⑰
▲ ⑭
△ ②、⑧
△ ⑥、⑦

このような予想としました。

好メンバーの非常に高いレベルでのマイル戦と純粋に競馬観戦としては楽しみではあるのですが、故に馬券的に配当妙味という部分では波乱要素は期待できないレースと考えているので、面白くも何ともない予想となったことは残念ではあります。

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