チャンピオンズカップ予想

先週は日本競馬史に残る1戦にてアーモンドアイの9冠達成、有終の美、やはり強い馬は強い、という事をまざまざと見せつけられたと同時に暗い話題の昨今において、非常に心に残る感動を覚えました。
負けはしたものの無敗の牡馬3冠馬コントレイル、牝馬3冠馬デアリングタクト共に世代レベルが囁かれている中チカラは示してくれましたし、アーモンドアイ以外の実績のある古馬には先着した事実は来年以降も楽しみではあり、さらなる成長と好勝負を期待してしまいます。

先週は芝の最強馬は惜しまれつつも引退となりましたが、今週は国内のダート路線では未だ無敗を誇る絶対王者がこれまで通りに君臨し続けるのか、楽しみな1戦となります。
去年こそ人馬決着となりましたが、過去のこのレースを振り返ると一筋縄ではいかないような大荒れも目立ちますし、去年の上位入賞馬から芝での重賞馬の参戦も複数頭いることから簡単なレースとはいかないとも考えています。

馬場としては、今日のレースを見る限りスローばかりの展開だったので単純に去年との比較とはいかないもののさすがに去年ほどの時計は出ないとは思っていて、今年はタフなレースとなることも頭には入れておいて良いだろうとは思っています。

想定としてはハナ宣言をしている陣営もいて、先行馬もそれなりには揃った印象があるので序盤はある程度流れるでしょうし、そこから中盤隊列が決まってからどの程度落ち着くのかは悩ましいところではありますが、そこまで落ち着いたペースにはならないであろうという想定ではいます。

本命は⑮クリソベリル

この馬自体スタートは上手ですし、さすがにこの枠なので去年のように内をタイトに立ち回ることは難しいとは思いますが、先行集団外目からでもチカラそのものが抜けているので、先ず勝ち負けまでは持ち込めるとは考えています。

これまでのレースを見ても展開不問でのパフォーマンスを披露してくれていて、メンバー関係からも勝負付けは付いた印象もあるのでこの人気ですが逆らえず本命とします。

これまでのレースからこの枠での好走は難しいとは言われていますが、そもそもこのレベルの馬が大外枠を引いたことがありませんし、枠順云々を語るレベルでもないと思っていて、それよりもこれまでこの感覚での経験が無く、最終追いでも明らかに時計が遅かった不安の方が大きいものの、去年以上に成長している今なら覆してくれると期待はしています。

対抗は⑪チュウワウィザード

正直本命馬とは今年の2戦を見る限り、逆転は限りなく不可能に近いのでしょうが近2戦の負けた相手が強いというのは分かっていることですし、それでもこれまでの戦績から大崩れが無くコースや展開に左右されずチカラを出し切れてはいるので、完全に脚を余した去年よりは得意の左回りを活かして好勝負できるであろうとは見ています。

ただし、安定感はあるものの瞬発力はそれほどではなくG1レベルで見劣っていることも否定できない部分はありますが、ある程度流れるのであれば自由度のあるこの枠はプラスにはなるでしょうし、持続性能においてはココでも通用するはずではあるので評価しました。

それでも本命馬を逆転するまでは色々と噛み合わないと叶わないとは思いつつも、その他のメンバー相手ではヒケは取らないチカラはある馬だと思っています。

3番手は②ゴールドドリーム

7歳となり衰えの声がチラホラと出てはいるようですが、前走は明らかな叩き台で負けてココで巻き返しというのは3年前と同じパターンになりそうですし、何よりこの枠であれば軽くは扱えません。

去年のこのレースでもあの枠からクリソベリルとは接戦を演じていて、サウジカップもクリソベリルの出遅れがあったとはいえ先着しているわけですから年齢を重ねてもこの舞台であればサイドの好走は十分に考えられますが、テン乗りという部分で割引は必要とは思います。

過去にも勝っているレースで舞台巧者なので脚の使いどころさえ間違えなければ今年も好走できるチカラは見せてくれるはずですし、瞬発力では見劣るとは思えないのでこの年齢とはなりましたが、評価はしています。

という事で予想は

◎ ⑮
〇 ⑪
▲ ②
△ ①、⑧、⑩、⑬

このような予想としました。

ダート路線ナンバーワン決定戦を決めるには面白いメンバーとなりましたし、今週も強い馬が存在感のあるレースとなるのか、それとも勢力図を塗り替える者が現れるのか非常に楽しみな1戦となりそうです。

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