AJCC・予想

去年の3歳クラシックを賑わせた明け4歳馬が4頭登録し、今後のこの世代のレベルを図る意味でも重要な1戦となるのですが、土曜のレースでは朝からの降雨により馬場は悪化し、尚且つ降雪の影響で前日発売も中止となる中で開催されたとしてもまともな馬場での開催とはなりにくく、このレースでの世代レベルを判断することはお預けとなることは残念としても積雪による影響を考慮すれば仕方ないでしょう。
現時点で開催そのものは微妙ではありますが、予想はしていきます。

土曜のレースでは、朝から雨となり馬場も時間の経過とともに悪化していき開催も後半となるので時計もかなり掛かっていて、馬場の内側の荒れ方を見ても明日は直線では各馬が外に進路を取ることになるでしょう。
トラックバイアスは極悪馬場になってしまえば、外有利という事もなく適性面の方が重要になってくるはずです。

展開としては、逃げるであろう2頭が揃って外枠と引き、陣営からハナ宣言の出ているジェネラーレウーノが武藤Jに乗り替わることもあって主張する可能性は高いと思います。
ペースとしてもこれまでのゆったりとしたペースから、ある程度のラップを刻みながらのペースとなりそれに対して先行勢がどこまでついていくのかは難しいところではあるのですが、先行したいタイプの馬も二桁馬番となったので、序盤は前傾か平均くらいの想定で考えています。
コースレイアウトからロンスパとなってのパワーとスタミナを問われるレースとなるでしょう。

本命は⑧ラストドラフト

極悪馬場まで悪化してしまっての適性という部分では未知なのですが、去年のこのレースでは故障馬を避けながらかなりのロスがあった中で1、2着馬とはコース取りの差であり、ミッキースワローよりも1頭分程後ろから大外をブン回して先着した内容からもココでの条件は合うはずです。

前走でも前半はㇲローながら、後半でのロンスバ適性とパワーを要する馬場で良さを見せてきたことから後半部分であれば十分通用する可能性は高いと思っています。

これまでの好走してきたジョッキーがルメールJ、マーフィーJ、戸崎Jなのでこの乗り替わりが吉と出るか凶と出るかは賭けに近いながらも、死角のある4歳世代から入るよりも古馬からとは考えていたので期待はしています。

対抗は⑨アリストテレス

前走の菊花賞以外のこれまでのレースでは、直線で集中力を欠いてみたり遊んでみたりと正直能力に関しては半信半疑でしたが、初めてコントレイルという一線級の相手と馬体を併せることでこの馬の本当のチカラが分かりました。

それでもエピファネイア産駒の重馬場適正は走るか走らないかハッキリとしていますし、これまでのキャリアでの大敗が関東輸送の4走前、前走はコントレイルマークでしたが今回はマークされる立場という事を考えて凡走もあり得るのであれば十分な不安要素とはなるでしょう。

前走くらいしっかりとこの馬のチカラを出す走りが出来れば、あっさりと勝ち今後の主役候補となり得るだけの素材なので見極めるという意味の含めてこの評価としました。

3番手は⑩モズベッロ

前走は故障明けで状態が戻りきらない中なので度外視として、前走からの間隔から出走に踏み切るという事は足元の不安は無いはずで上積みはかなり見込めると思います。

2走前では国内のG1クラスを相手に好走していて馬場の悪化となれば間違いなく条件は好転するはずで、4、5走前もロンスパ適性は十分に示せています。

状態面さえ戻っていれば勝ち負け出来るメンバーではありますが、この馬もテン乗りはマイナスですし状態面がどこまでかが完全に把握できてはいないのでこの評価となります。

ということで、予想は

◎ ⑧
〇 ⑨
▲ ⑩
△ ②、④、⑦、⑫、⑯

このような予想となりました。

今年に入って、金杯でディープボンドが日経新春杯でアドマイヤビルゴが人気を裏切っていて、冒頭にも書いたように明け4歳世代のレベル比較となる重要な1戦となりますし、上記の2頭に比べて今回の出走馬はクラシックではそれなりの結果を残してはいるものの、条件等から古馬に分があると判断しました。

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