出会いがあれば、別れがある…
2月最終週は、競馬会においての別れの季節となります。
定年制度が定着し調教師の方々にも避けては通れない季節です。
石坂 正調教師
田所 秀孝調教師
西浦 勝一調教師
西橋 豊治調教師
星野 忍調教師
松田 国英調教師
湯窪 幸雄調教師
角居 勝彦調教師(勇退)
これまで長い間数々のドラマと感動、歴史的快挙を創り上げて下さりありがとうございました。
また、今日の競馬会の発展と毎週末の楽しみをご提供していただき感謝いたします。
そして、日本人ジョッキーとして2度世界の壁に僅かながらも跳ね返されましたが、幾多の名馬と共にターフでの勇姿を見せて豪快な騎乗で多くのドラマを演出してくれた
蛯名 正義ジョッキー
次なるステップでの活躍を楽しみにしています。
今週は初っ端からからしみじみとなりましたが、どの世界にも引退、勇退は付き物でありこれまでの労を僅かながらも労わせていただきました。
今週は本来であれば海外への前哨戦、春のG1シリーズへ向けた前哨戦とする高い位置付けとなる中山記念なのですが、G1直行が当たり前となった近年では京都記念同様手薄なメンバー構成となりました。
ましてやG1馬も13年ぶりに不在で、前走G1出走馬すら1頭なので例年通りの傾向とはいかないことはアタマにいれつつ予想していきます。
今週から2回中山開催となってバイアスとしては、土曜のレースを見る限りかなり内前有利の傾向は強く出ていて時計としても高速馬場いう印象はありました。
展開は、ココはバビットは逃げるしかありませんしこの馬よりも行く馬もいないでしょう。
その後ろとしては先行馬は揃っていて、内からならばトーセンスーリヤ、外からならばウインイクシード、パンサラッサという見立てとなり、バビットは序盤からゆったり入りたいので序盤はスロー、番手をどの馬が取るかにもよりますが、バビットのペースに合わせるようであればドスローまではあるとは思います。
仕掛けどころとしては、序盤が遅すぎとなれば後方からも早めの仕掛けはあるのでしょうが、それでも向こう正面からでしょうし基本5Fのロンスパ戦との想定です。
本命は①トーセンスーリヤ
前走が上位3頭は別格として、最後までシッカリ伸びつつこの馬よりも先着の2頭比較では物足りなさはあるものの、2走前には先行馬には厳しい展開の中良く踏ん張ってはいて、3走前がかなり仕掛けの位置が早いなか軽斤量とは言えロンスパ適性を発揮した勝ち方とこのメンバーであればチカラは足りていいと見ています。
勿論小回り適性、舞台適性という部分では申し分なく、先行力があり立ち回りも上手く馬場も味方に付けることが出来ることもプラス材料です。
後半要素で一定分散する形であればこの馬の得意とするところですし、高速馬場への対応として不安はありつつ、前走のようにやや出負け気味となってポジションさえ悪くしなければこのメンバーなので楽しみではあります。
対抗は⑧ヒシイグアス
近走の充実度、前走の勝ち方からするとかなりの確率で勝ち負け出来るレベルの馬であるという事は疑いようがなく、この枠なので動き出しの自由度という点においても不安らしい不安はありません。
血統面でも後半の持続力に優れたハーツクライ産駒に母父は好走血統のストームバード系なので、余程の不利が無ければ確実に走っては来るでしょうし中山実績もあります。
個人的なことになりますが、年始に春のG1シリーズまでは1番人気を本命にしない、という訳の分からない誓いを立てたために敢えてこの評価としましたが、正直死角らしい死角は見当たらないので本命の評価はしています。
3番手は⑦バビット
この馬の勝ちパターンになればヒシイグアスでも捕まえることは中々容易ではないでしょうし、距離の長かった前走、2走前を除けば戦績からも通用していいはずではあります。
父ナカヤマフェスタはステイゴールド産駒、G3勝ち、G2勝ちの実績はアタマ一つ抜けてはいますが、これまでの勝ったレースよりも先行馬が揃っていて突かれるような形となれば脆さもある為これ以上の評価は出来ませんでした。
何より高速馬場への対応も未知数で常に目標とされる逃げ馬の使命と言ってしまえばそれまでなのですが、後続に突かれる恐れがある中で展開面でも盤石とは言い切れないので凡走しても頷けることもあります。
という事で予想は
◎ ①
〇 ⑧
▲ ⑦
△ ⑨、⑪、⑫、⑬
このような予想となりました。
印は打てませんでしたが、これまでの功績がある蛯名ジョッキーも心の中での応援はします。