皐月賞・予想

先週は、おそらく白毛馬による世界初のG1勝利とマスコミでもかなり取り上げられていましたが、ゴルフの松山秀樹選手のマスターズ優勝と2日間にわたっての大偉業達成と何かと暗い話題ばかりの中、非常に明るい話題で盛り上がれた1週間でした。
ソダシに関しては、祖母のシラユキヒメから続く金子オーナーのブランド力と白毛一族を大事に育てた集大成となり、まだまだこの先も多くの明るい話題を提供してくれる存在となる事を願っています。
松山選手は4大メジャー大会の中でも、すべてのゴルファーの憧れともいえるマスターズでの優勝は日本人初どころかアジア圏の選手初という事ですから、日本プロスポーツ界での大偉業達成となり、松山選手もまだ20代なのでこれからの活躍に期待しています。
ソダシに関わる関係者の方、松山選手及びチーム松山の方本当におめでとうございます。

話を本題に戻し、今週は3歳牡馬クラシック第1弾の皐月賞予想へと参ります。
天気予報では、土曜から日曜にかけての夜中には雨は上がるようですし、少なくともこの春の定番となった極悪馬場での開催では無くなりそうなことには一安心です。
土曜のレースでは、時計としてはほぼ標準レベルで直線では内側を2、3頭分開けて走っていて、内が伸びないわけではありませんが外からの差し馬がやや優勢くらいのイメージでしたが、明日になって外差し馬場へと傾くことも考えられます。
展開として逃げ馬としての候補は、内からイルーシヴパンサーくらいで外からワールドリバイバル、タイトルホルダー辺りとなるでしょう。
その後ろに有力馬が控えるという展開で、例年通りならばテンの2F目に速いラップを刻み前半から流れるパターンよりも、今年は先団には付けたい有力馬はいますが折り合い面に多少の不安を抱える面々が目立つことからスンナリ隊列は決まり流れとしては緩くなるパターンだと考えています。
あまりにも遅い流れだと向こう正面から後方勢が動くとは思いますが、弥生賞で馬場と展開が向いたとは言えタイトルホルダーが分散気味のラップからラスト3Fで出し抜けたことから若干コレに近い形のレースを想定しています。
勿論ジョッキーが乗り替わりますし、後方勢の動き出しが早くなれば持続力も含めての総合力も問われる形となることから後半要素にも注意していきます。

本命は⑦エフフォーリア
ダノンザキッドが前哨戦で3着となり、この馬自身前走で降した相手がその後に重賞勝ち、2歳G12着馬と一気に評価されていますが、その前走も上りに特化したレースながら最後まで突き放す内容と2走前には行きたがる素振りを見せていた点が改善されたことを評価しています。
一見軽い瞬発力タイプのようにも映るものの、血統面からもタフなレースや馬場にも対応できるとは思わせますし、前走を見ても一瞬に抜け出すというよりは持続面で後続を引き離したレースと見ているので後半要素も含めて期待しています。
この枠を活かした先行力もありますし、無理に出していかなくても中段前目くらいには付けることは可能ではありますが、勢いと実力を付けたとは言ってもG1勝ちのない若手ジョッキーと実績面で劣る厩舎力という不安があることも否定は出来ません。

対抗は③ステラヴェローチェ
前走はこの馬には向かない上り特化戦となり馬柱が汚れましたが、他馬より斤量を背負いながらも2着馬とは0.1秒差であることを考えればそれほど悲観する結果とは思っていません。
むしろ3走前には不良馬場を1頭だけ違う脚色で完勝した3走前と、ハイペースでの時計決着にも対応した2走前のパフォーマンスからもこの舞台での上昇度が見込めるのは間違いないでしょう。
枠が内寄り過ぎの分包まれて足を余す可能性もありますし、先週の大偉業を遂げた厩舎✕鞍上ではあるもののテン乗りの不安も拭う事が出来ませんが、バゴ産駒だけにクロノジェネシスのように距離が伸びて良さが出る楽しみはあります。

3番手は⑧ダノンザキッド
特筆すべきはこれまでの4戦で4角のポジションが好位でありながら上り1位であること、OP、重賞を含めて2勝を挙げている唯一の実積面からは軽くは扱えませんでした。
馬券を買っている者からすれば納得できるものでは無いにしろ、前走は明らかに行きたがる馬を押さえ込んであのポジションでの競馬を試していましたし、前哨戦なりのレースは明らかでチャンスは十分にあるとは思っています。
しかし中山競馬場での近2走を見る限り、坂を超えてからの伸び脚は目を見張るモノがあっても坂地点での加速は他馬を凌駕するどころか脚色は同じくらいという点では物足りない部分となるのでココまでの評価としました。

という事で予想は

◎ ⑦
〇 ③
▲ ⑧
☆ ⑤
△ ①、⑨、⑬、⑭

このような予想となりました。

近年3歳牡馬クラシックにおいても王道路線と言うものが無くなり、重賞で賞金を加算した面々が直接ぶつかり合う前哨戦が少なく本番での直接対決となって非常に難解なクラシックロードとなっていますが、レースレベルやそのレースでの相手関係などからしか比較が出来ないながらも、やはりクラシックというのは競馬の花形であるのでしっかり的中できることを願います。

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