北九州記念・予想

今週も全国的に悪天候による甚大な被害に見舞われていて、夏の風物詩のひとつである高校野球も順延に次ぐ順延と日程消化さえもままならない状態となっています。
昨年がコロナの影響により夏の大会は各地方の独自大会となって、先輩の分もという意気込みも伝わってきていただけに雨天での試合や中団、雨天コールドといった日程進行は非常に残念でなりません。
それだけでなくチームからの感染者が確認され、プレーすることなく甲子園を後にする球児には言葉も見つからず、幼いころから憧れて努力に努力を重ねて辿り着いた聖地での無情な洗礼には、運営する高野連も日程消化ありきではなくもう少し柔軟な対応をして欲しいと願います。
それでも全国大会や予選が中止となった競技もあり、活躍の場を失った生徒たちの事を考えると、これまた言葉が見つかりません。
比較すること自体ナンセンスだと重々感じつつも、悪天候続きの予想も難しく、加えて今週は毎年難解な重賞と言われる北九州記念を予想していきます。

土曜のレースを見ると、先週の日曜同様直線では内を避けて走っていた馬の好走が目立っていて、北九州地方では土曜の夜中と日曜の昼に降水予報が出ているので、CBC賞が行われたような馬場では無いはずです。また、土曜のレースでは内を避ける距離ロスを考慮すれば時計は出ていたので、雨による時計の影響も考えつつの予想となります。

展開は、前走で逃げて鮮やかなレコードを更新したファーストフォースかモズスーパーフレアが主張する形となるでしょう。枠の並びから外から被されるのをファーストフォースが嫌ったとしても、流石にモズスーパーフレアの方が出脚としては速く、どこまで抵抗していくのか、また先行馬は揃っているのでどこまでモズスーパーフレアに絡んでいくかにもよりますが、2秒程度の前傾戦での想定です。
レースの時間帯の馬場状態は現時点では分かりませんが、雨の影響が大きければ1秒程度くらいの前傾戦なることも考えられるので、明日の天候には注意を払っておいた方がいいでしょう。
いづれにせよ外差し有利という条件は変わらないはずなので、前傾戦を中団もしくは後方からという観点から予想していきます。

本命は⑪アウィルアウェイ
去年のスプリンターズS以降別馬のような戦績でしたが、前走ではしっかりと立て直していましたし元々春シーズンの成績は芳しくなく夏から秋にかけて、というタイプですしココはこの馬から狙っていきます。
前走も超高速馬場の中ラストは脚を使えていて、去年の北九州記念とスプリンターズSのモズスーパーフレアがつくる流れでも連続3着でしたし、斤量も据え置き、外差し馬場ということもこの馬にとっては条件としては申し分ないはずです。
外目の枠も去年と同じで、松山ジョッキーも連続3着でこの馬の脚の使いどころは分かっていることも頼もしいのですが、どうしても後ろからの分4角で外を回らされすぎると危険な気はしますが、能力的にも上位なのは間違いないでしょう。

対抗は⑮メイショウキョウジ
小倉実績、夏季実績、道悪実績と全く人気はありませんが、かなり期待できる存在と見ています。
小倉実績が物語るように、ハイペースの前傾戦はこの馬に余程合っていると思いますし、今年のシルクロードSを制したシヴァージと去年2月のOPクラスのレースでは差のない競馬が出来ていて、今年の2月にも3着と舞台巧者ぶりは健在です。
テン乗りの若手ジョッキー、時計勝負となった場合の不安はあるものの毎年波乱のあるレースということで、今年はこの馬こそが波乱の立役者となる資格は十分にあるでしょう。

3番手は⑨シゲルピンクルビー
前走は直線で前が壁となりまともに追えないどころか、ゴール前でブレーキを掛ける消化不良のレースでスプリント戦2戦目の慣れを見込んでの評価です。
その前走も直線で進路さえまともであれば、という脚色は見せていて、父モーリスに母父サドラーズウェルズ系という血統からタフなレースの方が合うのではないかと考えました。
オーナー悲願の平地重賞を制したコンビですし、この枠であれば内しか進路を確保できなかった前走よりもスムーズなレースが出来るはずですし、中団から差しが決まるようなレースであればチャンスはあると思っています。

ということで予想は

◎ ⑪
〇 ⑮
▲ ⑨
△ ③、⑦、⑫、⑭、⑰、⑱

レース直前にならないと馬場状態が分からないという不確定要素があるので、印は多く打つことになりましたが、毎週申し上げているように今年の夏競馬は散々な結果となっているので、せめてひと夏の思い出となるレースに期待しながら、的中を信じてレースを見守りたいと思います。

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