いよいよ開幕した北京冬季五輪。
各国の外交ボイコットに始まり、人権問題や女子プロテニスプレイヤー事件など様々な問題を孕んだ中での開催ですが、個人的には夏季五輪よりも迫力のある競技や見ていて楽しい競技があることからも待ちに待った、という感覚です。開会式を見ても、東京五輪よりもシンプルでありながら趣向を凝らした演出には満足しましたし、これからの2週間ほどは競馬予想にオリンピック観戦と、忙しさの中にも充実した時間を期待しています。
また、日本選手の皆様も感染対策をしながらの難しい調整を強いられることになるとは思いますが、これまで培ってこられた技術や精神力、支えてくれる方の為にも悔いのない演技とパフォーマンスをしてくれると信じています。
がんばれ日本‼
話を戻し、今週は東京新聞杯予想をしていきます。
メンバー構成としてはまずまず揃った印象を持っていて、去年抜けたマイル実績を持つ古馬が引退した今、ココでのレース内容次第では今後のG1へと繋がる可能性のあるメンバーだと思っています。
土曜のレースを見る限り、天候に恵まれたこともあってクッション値としては下がっていますが、この時期としては高速に近い状態は維持されている印象で、トラックバイアスも内の先行馬も残せますし、外からの差しも届くフラットな馬場状態と見ています。
展開は、例年ですと序盤から流れることは無いものの、今年はトーラスジェミニやホウオウアマゾンといった瞬発力勝負には持ち込みたくはない逃げ馬候補がいることと馬場を考慮すれば、例年以上に序盤から流れるか、中盤が淀みの少ないレースになるのではないかと思っています。
後半もラスト3Fの瞬発力が問われるレースでは無く、序盤もしくは中盤から平均ペースでの追走力が問われつつ、後半の持続力が必要な総合力勝負を想定しています。
付け加えると、馬場状態からも後方からでは少々厳しいとは思うので、ポジショニングも重要にはなってくるはずです。
これらを踏まえて
本命は②ワールドバローズ
前走こそ少頭数ということもあって構えた競馬となりましたが、それまでは先行して渋とさを活かすようなレースが多いことからも、この絶好枠であればチャンスはあると見ています。
条件戦のモノなのでココで通用する担保にはなりませんが、詰めて使っても問題のないタイプですし、大崩れのない左回り実績と相手なりに走れる安定感を評価しました。
それでも持ち時計を持っていないことと東京実績の少ない鞍上は大きな不安要素ではあるものの、まだ底を見せているようにも見えないので期待しての本命です。
対抗は⑪イルーシヴパンサー
3戦連続上がり最速で3連勝はチカラが無いと出来るものではありませんし、何より3連勝が全て東京競馬場でのものということからも、ココでも通用するチカラはあるでしょう。
近年活躍の目立つハーツクライ産駒で春は成長が追い付かず惨敗となりましたが、2走前にはおそらく重賞を勝つであろうリフレイムを差し切っているように、ここにきての成長と充実度には目を見張るモノがあります。
それでもゲートが安定していないようにも思えますし、追走力を問われてこれまでのような終いの脚が使えるのか、という不安もあることからこの評価としました。
3番手は⑥ファインルージュ
秋華賞で一番強い競馬をしたのはこの馬だと思っていて、能力だけであればこのメンバーでもあっさりと勝ち切ってもおかしくは無いはずです。
4走前には、高速馬場での時計決着にも対応出来ていますし、上位2頭との着差を考えてもマイルがベストでこのレースの内容次第ではVMの有力候補に挙がることになるでしょう。
ただし、距離短縮でポジショニングの不安とイマイチ重賞で波に乗れない鞍上という不安を抱えている以上、取りこぼす可能性も少なくは無いでしょうし、序盤のポジショニングで後手を踏む可能性もあると考えたので、能力は認めつつも3番手までとしました。
ということで予想は
◎ ②
〇 ⑪
▲ ⑥
△ ①、⑧、⑨、⑩、⑬
このような予想となりました。
月も変わったので気持ちをリセットしての予想となりましたが、『オリンピックを見る暇があるならもっとしっかりとした予想をしろ』、『がんばれ日本の前にお前ががんばれ』、と突っ込まれないように、結果へつながることを期待しています。
また、オリンピックを見ているから予想が...というのも言い訳になってしまうので、これまで以上に気を引き締めているので、ご覧いただく方が安心してオリンピック観戦して、このブログをご覧いただけるようにしていくつもりです。