先週は、レース前からの雨によって馬場への影響は避けられず、バイアスがあった中での決着とはいえ、勝ったジェラルディーナは良血馬が目覚めたと言っても過言ではないほどの勝ち方でしたし、この予想としても狙いは悪くなかったのですが、本命と対抗の選択ミスで高配当を逃すという後悔ばかりが残るモノとなりました。それでも、これからは待った無しの連続開催なので、自身の詰めの甘さを反省点として頑張っていくしかありません。
今週は、絶対女王が引退し混沌としたマイル路線ですが、層が厚いだけに好メンバ―が揃った中での、国内最強マイラー決定戦に相応しいレースとなりそうです。
しかしながら、今週は雨が降るのか降らないのかはっきりとしない天気なので、悩ましい限りなのですが、現時点での最新予報では夕方までは持ちこたえてくれそうなので、良馬場を前提として予想していきます。
土曜のレースを見る限り、先週の雨の影響で若干時計は掛かるようになってきている印象です。ただスローとはいえ、外回りコースのレース2戦で上がり32秒台が出ているので、状態としては回復しているように感じます。馬場は内側が傷んでいるように見えますが、内の頑張れていますし外からでも伸びていたので、フラットな馬場と見ています。それでも天気予報はコロコロと変わっているので、レース当日になって雨が降れば、先週のように外有利の馬場となるのは間違いありません。
展開は、逃げたいホウオウアマゾンとベステンダンクが外目の配置となったものの、ベステンダンクの方は近走は出脚がイマイチですし、鞍上も中途半端な競馬はしたくないでしょうから、ホウオウアマゾンが主張するでしょう。そうなれば過去2年の阪神開催と同様に前半はスローで流れて、ラスト3Fの瞬発力勝負となる可能性は高いと思っています。仮にベステンダンクが逃げるようであれば、前後半で平均くらいのペースになる可能性もあります。
今年のレースで難しいところがレース展開と思っていて、前半に脚を溜めた方が良いタイプと流れて良さを発揮するタイプが分かれているところだと考えています。このレース展開を見誤ると的中は遠のくで、今年はスローペースを想定しているのですが、平均ペースでも拾っていければ、とは思います。
これらを踏まえて
本命は④シュネルマイスター
3歳でマイルG1を制覇した後、古馬とのG1でも3・2着し2走前も2着という実績から、この路線での安定感は抜群で、崩れず好走できているという点は評価できるはずです。
去年のこのレースも、窮屈な競馬となり直線でも前が壁となるなか、進路を確保してからの伸び脚は目立っていましたし、去年同様のパフォーマンスさえ発揮できれば、勝ち負けできるレベルの馬です。
例え馬場が渋っても、コテコテの欧州血統なのでこなしてくれるとは思いますが、この枠なので去年よりも窮屈な競馬を余儀なくされる心配点はあります。
対抗は⑮ダノンスコーピオン
前走は56キロを背負ったうえで、勝ち馬と2着馬からは目標とされましたが、それでも3着と格好は付けましたし、前走をたたいての上昇度を考えれば勝負できる馬だと見ています。
鞍上もこのレースでは4年連続馬券圏内と得意としているレースで、人気し過ぎる事も無く丁度いいくらいの人気でもあります。
この枠なので、無理にポジションを取りに行くことも無いでしょうし、決め手を活かせる競馬をしてくれるとは思う反面、馬場が渋った4走前に大きくパフォーマンスを落としているので、馬場が悪化した際は評価を下げようと考えています。
3番手は⑥ソダシ
芝のマイルでは4戦負けなしでG13勝と実績は申し分なく、好枠を活かした先行力で押し切る可能性は十分にあるとは思います。
ダートG1で3着、洋芝で勝っていることからも馬場が渋っても問題は無く、むしろ渋ったことによって他馬が決め手を削がれるようであれば、勝つチャンスも広がってくるはずです。
しかし、この馬は序盤から流れて中盤も緩まないワンペースの方が向いているのは間違いありませんし、これまでのG1勝ちも世代限定戦や牝馬限定戦だったので、このクラスでも通用するとは思いますが、この評価としました。
その他では
⑩セリフォス
サンデーサイレンス系でも道悪巧者のダイワメジャー産駒で、母系は欧州型の血統なので道悪となれば評価を上げたい1頭となります
⑪ソウルラッシュ
これまでの戦績から道悪もこなせて、前走でも時計を詰めていることから、良馬場でも十分に勝負できる可能性はあるでしょう。
ということで予想は
◎ ④
〇 ⑮
▲ ⑥
☆ ⑩、⑪
△ ③、⑤、⑦
このような予想となりました。
もしも雨が降って道悪となった場合は、対抗のダノンスコーピオンは大きく評価を下げて、押さえまでとするつもりであることはご了承ください。
現時点では天気予報は何とも言えない予報なので、買い目も含めてギリギリまで判断しながらになると思いますし、先週が先週だっただけに悔いの残らない方法を選択したいとも思っています。
好メンバーとなったので、出来る事なら良馬場での開催を観たいのですが、馬場が悪化した方が配当的には面白くなりそうなので複雑ではあるものの、先ずはシッカリと的中出来ることを願っています。