3月となり、歴代最強メンバーと言われるWBC日本代表の試合に沸き、春のセンバツ高校野球の組み合わせも決まり、いよいよ球春到来のシーズンとなりました。
と同時に競馬界でも、新人ジョッキーもデビューし、春のG1シリーズが間近に迫っています。
先週は、人気決着もやむを得ないと思いつつ、データブレイクにも期待しながらだったので、完敗となった結果に対しては諦めもつきました。しかし、春のG1シリーズの前に勢いはつけたいというのが本音でもあるので、これまで以上に、兜の緒を締めてかからないといけないとも思っています。
今週は、G1大阪杯の前哨戦と位置づけられている、金鯱賞を予想していきます。
土曜の馬場は、開幕週とはいえ時計は標準的な印象でした。クッション値を見ても、晴天続きにしては思ったほど高くなく、かなり散水をしている影響があると思われます。日曜も気温は上がりそうなので、土曜よりは少しは時計の出る馬場になってくると考えています。
トラックバイアスは、開幕週らしく内枠の逃げ・先行馬はそれなりに残っていましたが、中団や後方からでも届いていたので、極端な内有利というバイアスでは無く、フラットな馬場と印象です。ペースの落ち着いたレースが多かった割に届いていたことからも、極端に差し馬を割り引く必要は無いとも思っています。
展開は、外目のフェーングロッテンが逃げるでしょう。ギベオンが逃げ残って年のように、これまで逃げたことのない馬が逃げて、の可能性は無いとは言い切れませんが、今回はフェーングロッテンがレースメイクしていく可能性が、かなり高いはずです。
前半は、コース形態や前走のラップからもスローペースとなり、向こう正面までほぼ動きのないゆったりとした流れを想定しています。後半はラスト5F目くらいからジワジワとペースが上がるか、ラスト4Fのロンスパ戦が濃厚とみています。直線でも10秒台前半は出せる条件ではあるので、持続力と直線での加速力を求められるレースを想定しています。
これらを踏まえて
本命は②マリアエレーナ
3歳時から坂地点のギアチェンジ力は、重賞でも通用すると見ていたように、成長と共に序盤のポジションも取れるようになって、ロンスパ戦でもコンスタントに好走できるようになっています。
前走こそ斤量や馬場、直線での進路取りなど向かないながらも3着でしたし、3走前の勝ち時計からも高速馬場という条件であれば、ココは勝てる可能性はかなり高いと思っています。
枠も絶好枠を引きましたし、直線で逃げ馬を交わすような強気の競馬をしてくれれば、崩れるイメージはありませんが、相手に合わすような競馬をすれば、取りこぼすこともあるかもしれません。
対抗は⑫プログノーシス
これまでのレースからも、決め手は今回のメンバーでもナンバーワンとは思いますし、極端な前残りのバイアスでも無いので、少頭数ということを考慮しても、前走のような届かないことは無いでしょう。
全4勝が川田ジョッキーによるものなので、脚の使いどころも分かっているはずですし、前走ほど捌くのに苦労することは無いとも思っています。
しかし、本命馬に比べてポジショニングや気性面ではマイナスになりますし、このジョッキーなので前を射程圏には入れながらの競馬はしてくるとは思いますが、展開に左右されるタイプでもあるので、この評価としました。
3番手は⑥ルビーカサブランカ
これまでの成績からも、ムラのあるタイプの馬ではありますが、2走前には持ち時計を一気に詰めて高速決着にも対応出来たことから、実績のある左回りということから面白い存在だと思っています。
枠も内目の枠を引けましたし、この馬よりも内に出脚の速い馬もいないので、マリアエレーナの直後から、2走前のように立ち回りを活かせれば、人気以上の好走もあって良いと思います。
単純に能力が足りない可能性も高いとは思いつつ、2年前の勝ち馬の鞍上なので思い切ってポジションを取れれば、ロンスパ戦で実績もあることから、楽しみではあります。
ということで予想は
◎ ②
〇 ⑫
▲ ⑥
△ ①、⑦、⑩、⑪
このような予想となりました。
日に日に暖かくなり、春の訪れを告げる球春到来の季節となってきて、競馬界でも春のG1シリーズが間近に迫ってきているので、世の中の盛り上がりに乗り遅れないよう、勢いをつけられるように的中となることを願っています。