ヴィクトリアマイル・予想

先週は、メインレース前の9・10Rでの進路取りと直前の大雨もあり、本命はオオバンブルマイとして何とか3着に来てはくれたものの、勝ち馬を消していたため的中とはならず歯痒いレースでした。本命馬が最低限の3着に来てくれて、馬場も読めていたことを考えると明るい兆しは見えてきつつあると思いますし、今週こそは何としても結果に結びつけるだけという感覚です。
今週のヴィクトリアマイルは、過去にはいまだに破られることの無い、G1での最高配当額の飛び出たレースですが、近年は歴代の名馬に匹敵する人気馬がいたこともあり、そこまで波乱のイメージは無くなっているものの、今週も日曜は雨の予報が出ているので、一筋縄では行かないレースになる可能性をはらんでいます。去年の勝ち馬にして白毛のヒロインのソダシを筆頭に、安田記念の勝ち馬、4歳牝馬もオークスと秋華賞で上位争いしたメンバーが揃い好メンバーだけに、天気が恨めしく思います。天気だけはコントロールすることも出来ないので、的中を目指して予想していきます。

土曜は、終日に雨に見舞われたもののBコース替わりということもあって、時計的には先ず先ずの時計は出ていた印象です。
トラックバイアスは、極端に先行馬が残るレースばかりでは無く、外からも差してきていたので極端な前残り馬場という印象も無く、フラットな馬場でした。日曜も朝から曇って昼から雨予報なので、パンパンの良馬場でのレースは叶わないようで、渋っても稍重までとは考えています。

展開は、今年は先行馬が少なく逃げるのは、サウンドビバーチェになるでしょう。ゲートをポンと出たその他の馬の可能性もありますが、前半は流れるイメージは持てませんし、中盤も一息入るようなレースが濃厚です。それでもソダシ辺りは流れた方が良いので、鞍上が乗り替わりということあって、途中から主導権を握っても面白いと見ています。
中盤が緩むようなラップとなれば、直線の決め手勝負となりますし、中盤が緩まなければスピードの持続力とマイル適正が問われるようなレースを想定しています。勿論、馬場が思いのほか悪くなれば、スタミナも必要にはなってくると思うので、中距離実績を持つ馬が好走する可能性もあるでしょう。
これらを踏まえて

本命は⑯ソダシ
前走はラスト4F目に11.9秒と極端に緩んで、ラスト2F目に10.8秒とこの馬には不向きな瞬発力勝負でも牡馬を相手に3着でしたし、4コーナーでは4頭分外を回しながらの内容からもマイラーとしての強さを感じました。
これまでの戦績が示すように、ワンターンのマイルという条件はこの馬にはベストの舞台となりますし、大外枠で試練の枠となりましたが、先行力もあるので崩れる可能性は低いと思います。
高速馬場のワンペースがベストの条件ですが、ダートでも好走しているように、多少の雨でもパワーもありますし、連覇と2歳からの4年連続G1制覇も期待して本命とします。

対抗は⑪ナミュール
この馬の本質はマイラーと思っていて、オークスや秋華賞は能力で好走したという認識でしたし、前走の走破時計や道中のラップからも、牝馬同士のマイル戦ならば勝ち負け出来るレベルと見ています。
3歳の春シーズンは、馬体維持が精いっぱいのような感じだったのが、古馬になり馬体がしっかりしてきた印象なので、本格化したと捉えてこの評価としました。
ただ、2走前の道悪でのレースからも長い距離でもこなせるのか、中距離の方がベストなのか判断に困る点もあるので、この馬の適性距離が掴めていないというのが本音です。

3番手は②スターズオンアース
2走前や前走は、スタートがイマイチで他馬にも寄られて絶望的な位置からでも、負けて強しの競馬を見せてくれましたし、直線での加速性能と持続力は、現役でも上位なのは間違いありません。
ペースが落ち着いて馬群が固まるような展開であれば、直線でまとめて面倒を見る可能性は大きいと思いますし、馬群の中からでも伸びてくることも出来るので、後半勝負となればこの馬の持ち味が活きるでしょう。
それでも、この馬こそ中距離がベストと思いますし、近走のポジショニングから今回は後ろからになると思うので、前が中々止まらない馬場と展開となれば苦戦する可能性もあると思い、この評価に。

その他では
⑥ソングライン
乗り替わりがプラスとは思いませんが、東京マイル実績と噛み合った時の適性面から、好走する可能性は大いに持っている点を評価しています。
⑫ナムラクレア
道悪でも実績を持ち、3歳夏からスプリント路線にシフトしたものの、それほど時計の掛からない馬場であれば、今の充実度からも牝馬同士ならチャンスはあると見ています。

ということで予想は

◎ ⑯
〇 ⑪
▲ ②
☆ ⑥、⑫
△ ⑤、⑧

このような予想となりました。
現時点では雨の影響もそれほど無く、1.33秒台後半となるような時計の掛かる馬場にはならないと考えているので、今年は比較的上位人気馬がチカラの出せる条件という見立てではいます。
人気順のような印とはなりましたが、人気馬であるスターズオンアースとソダシが極端な枠となったことからも、人気決着とまではならないとも考えています。
ただ、人気上位馬と下位人気馬には、馬場や展開から逆転するだけの要素を見い出せなかったので、このような予想となりました。

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