東京優駿・予想

今年もいよいよ春のG1シリーズの大一番、ダービーとなりました。
これまで、90回の歴史において様々なドラマがあったように、今年はどんなドラマが待ち受けているのかというワクワク感とともに、去年のような事故が無いよう、全ての人馬が無事に完走できることも切に願います。
競馬の祭典、種牡馬選定レースと表現されるように、今年のダービーから未来の種牡馬や新たなヒーローの誕生にも期待しています。
また、先週は人気馬の堅い決着ながら的中出来ましたし、春のG1シリーズでの悲願である連続的中をこのダービーで達成できれば、シナリオとすれば出来過ぎとは思いますが、的中を目指していきます。

土曜の馬場は、Cコース替わりで勝ち時計も上がりも速く、依然として高速馬場という水準でした。
それでも、トラックバイアスはCコース替わりながら、数年前のように圧倒的に内前有利の馬場では無く外差しも決まっていたことからも、今開催の東京の馬場そのものがフェアな馬場の造りとなっているように感じています。そんな馬場なので、ダービーでの1枠有利説というのは、今年は当てはまらないような気もしています。

展開は、メイショウタバルが直前回避となったことから、逃げ馬不在となってしまいました。この状況からも前半はスローが濃厚だとは思いますが、意外と逃げ馬がいない時こそ、ベテランジョッキーがペースメイクの妙を活かすような展開もあるとは考えています。それでも序盤からガンガンに飛ばすことはしないはずなので、流れても平均ペース位を想定しています。
前半が遅ければ、向こう正面でポジションを押し上げた馬が、近年は活躍していることもあるので、今年も向こう正面で動くジョッキーはいるはずです。
去年のような瞬発力勝負になる可能性は低いと思いますし、向こう正面での動きなどからも含めると、後半の動き出しはラスト5F前後のロンスパ戦を想定しています。後半がロンスパ戦となることによって、スタミナと持続力、直線での加速力、長い直線で脚を使い続ける底力など総合力が問われるレースを想定しています。
これらを踏まえて

本命は⑮ジャスティンミラノ
2走前までの内容からも、この馬は東京コースでこそと見ていたものの、前走ではハイペースを好位外目から追走面をクリアし、直線で抜け出した3着馬も交わしての勝ちっぷりというパフォーマンスからもダービー馬に最も近い存在で大崩れはしないとみています。
最多3勝のダービートレーナーも、このレースまでの持って行き方を熟知しているはずですし、外目の枠となりましたが、マークされて包まれるよりも自由度がある枠順と考えれば、この馬のレースセンスを活かした競馬が出来るはずです。
ポジショニングや折り合いに不安が無く、長い直線で決め手を活かせるコースも合っているとは思いますが、2着2回が最高着順のジョッキーが気負い過ぎたり、ペースが上がった時に無理矢理ペースに合わせて直線で脚をなくすようなことくらいしか、不安要素は見当たりません。

対抗は⑧アーバンシック
前走の皐月賞で速い上がりを使いつつ、差し届かなかったようなタイプが好走する傾向にあるという点
では、舞台替わりを含めての適正という部分では、この馬が合致するように思っています。
3走前には、ラスト5Fを持続ラップで自信の上がりが33.2だったことからも、直線が長くなることによって皐月賞以上のパフォーマンスが見込めます。
父がハーツクライ産駒に母父ハービンジャー、母母はオークス2着馬と同じという血統も合っていると思いますが、これまでのように後方からだと届きませんし、仮に位置を取れたとして同じ足が使えるのか懐疑的な部分もあるので、この評価としました。

3番手は⑬シンエンペラー
皐月賞の前までは世代上位の能力という見立てでいて、その考え方自体はあまり変わっていませんが、その皐月賞の負け方からも、血統からくる時計勝負への弱さが出たとみています。
今回も高速馬場の上がり勝負だと、この馬よりもキレる脚を使える馬の後塵を拝すカタチにはなるはずですし、分が悪いことは重々承知しています。
それでも、道中や後半の動き出しが速くなって、ラスト1Fのラップが掛かるような消耗戦となれば、この血統が活きてくるとは思いますし、このジョッキーなのでそのカタチをつくる気はしています。

その他では
②レガレイラ
2歳のG1で牝馬が勝つとは思っていなかったことから、能力とポテンシャルは牡馬に匹敵するモノを持っているとは思いますし、ルメール騎手なので工夫する騎乗はしてくるとは思います。
それでも、馬格のそれほど大きくは無い牝馬がこの枠で揉まれる可能性は高く、そういった場合の脆さを出す可能性は高いと思いますし、これまでの上がりタイムだけで評価は出来ないので、この評価としました。

ということで予想は

◎ ⑮
〇 ⑧
▲ ⑬
☆ ②
△ ⑤、⑥、⑨、⑭

このような予想となりました。
本命馬は極端な内枠でなければ◎を打つ予定でいて、外過ぎるこの枠で考えるところもありましたが、素直に能力とこれまでのパフォーマンスに期待します。
その他の印はかなり悩みましたし、皐月賞組にはそれほど能力差は無いとは思っていますし、この距離と舞台替わりでどこまで結果が変わってくるのかは、正直悩みどころではありました。
それでも、2週連続での的中と去年は的中出来なかった鬱憤を晴らしてくれる結果に期待します。

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