3月の高松宮記念から始まった春のG1シリーズも、先週の安田記念をもってひと区切りとなりました。なんとかオークス、ダービー、安田記念まで3週連続で的中し締め括ることが出来たこと、今春のG1シリーズを勝ち越せたことは自信にはなりました。また、長いようで短くも感じたこの期間も、的中が続いたことで充実した日々ともなりました。
今週と来週は、上半期の総決算にしてグランプリとなる宝塚記念まではひと区切りとはなりますが、今週から函館開催が始まり、今年もサマーシリーズの季節となります。
しかし、2年連続でサマーシリーズは的中が無いので、今週は敢えてエプソムCを予想します。
土曜の東京は、勝ち時計や上がりからも高速馬場の水準は維持していました。
トラックバイアスは外差しにシフトしているものの、ラチから3頭分くらい空けた部分はまだまだ伸びていたので、21年を除く近年の雨の影響を受けたレースとは、傾向なども多少変わるようなレースにはなるとは思っています。
展開は、逃げる構えを示唆しているシルトホルンかセルバーグが逃げるはずです。2頭が互いに譲らないカタチとなれば、前半はハイペースにはなりますが後続は離れてスロー寄りのペースになるでしょう。どちらかが譲るカタチとなれば、平均ペース位を想定しています。
道中も淡々と流れて、後半はラスト4F前後でペースが上がる持続力寄りのレースを想定していますが、直線でもひと脚を要する可能性もあり、瞬発力も持つようなタイプも台頭するとは考えています。
これらを踏まえて
本命は①トゥデイイズザデイ
戦績からもこの距離に良績があり、マイルでも5走前には勝ってはいるものの、前走を観ても距離は伸びた方が良いように感じていて、ある程度の位置からでも上がりを使えそうなこの馬を本命に。
どちらもチカラを付ける前とはいえ8走前には、土曜に重賞でも通用するような勝ちっぷりを見せたジュンブロッサムとの差を考えれば、チカラをつけた今ならこのメンバーでも通用すると思います。
この枠なので枠なりの競馬をすれば伸びないので、序盤から外目の意識をジョッキーが持てれば楽しみですが、仕掛け位置が速くなり極端に持続力が問われれば甘くなる懸念はあります。
対抗は⑯グランディア
前走でのゴール前に鮮やかに抜け出した勝ち方や、5走前の勝ち馬であるローシャムパークとの着差からも、素材面では良血馬らしく通用するだけのモノは持っているとみています。
今の馬場もこの馬の決め手を活かせる馬場ですし、上手く馬群に入れて溜める競馬が出来れば、勝ち負けする能力はあるはずです。
それでも、陣営のコメントにあるように、外を回したり抜け出すとソラを使うなど乗り難しいタイプのようで、前走ではうまく乗った鞍上の再現性やこの枠を考慮すると、この評価としました。
3番手は⑥レーベンスティール
3走前の勝ち方やそれ以前のレースからも、4歳世代でも上位の能力とはみていましたし、上手く立て直せていれば、突き抜けてもおかしくは無いと思っています。
しかし、4歳世代のレベルが世間の見解通りに低く、クラシック上位馬のその後を見ても過大評価だった可能性もあります。
また、海外遠征明けの前走の状態面を割り引いても前走は見せ場すらありませんでしたし、最終追いも意図した追い切りが出来なかった事からも、チグハグな臨戦を考えれば危うい可能性もあります。
その他では
③ルージュリナージュ
決め手では牝馬限定ながらG1で掲示板を確保できるレベルですが、展開に左右される脚質や実績の無い詰まったローテ、枠なりの競馬をしそうな鞍上を考慮してココまでとなりました。
ということで予想は
◎ ①
〇 ⑯
▲ ⑥
☆ ③
△ ⑤、⑦、⑩、⑰
このような予想となりました。
淡い期待を込めたG13連勝が現実のモノとなったことですし、せっかく手にした流れと勢いを宝塚記念までは維持したいと考えているので、このレースでも好結果となることには期待してしまいます。また、前日のオッズでも上位人気馬には決して小さいとは言えない不安があるので、敢えて上位人気馬を消してみました。
土曜のメインレースでも、去年のダービー3着馬が3勝クラスをウロウロしていることからも、人気の4歳馬よりも5歳馬以上に妙味はあると思っています。