函館記念・予想

先週の七夕賞は、前半1000Mのペースと本命馬のポジショニング、4コーナーから直線にかけては3年ぶりの的中を予感しましたが、ゴール寸前に持っていない3着馬が来てしまい不的中となってしまいました。それでも手応えは掴めたので、そろそろのヒットが出てくれてもと期待しつつ、日曜唯一の重賞となる函館記念を予想していきます。

土曜の函館は、Bコース替わり2週目の最終週で先週が稍重でのレースでしたが、メインの函館2歳Sの勝ち時計が、19年と16年に並ぶ最速の勝ちタイムだったことから、先ず先ずの時計は出ていたと思います。
トラックバイアスは、4コーナーから直線にかけては馬場が傷んでいて、差しが決まるレースもありました。それでも全く内がダメという馬場でも無く、フェアな馬場という印象です。それでも直線の短いコースなので、後方一気というのは決まりにくく、4コーナーではある程度のポジションに付けておく必要はあるでしょう。

展開は、アウスヴァールかホウオウビスケッツが逃げることになると思います。どちらかがスンナリとハナに立てば、前半からペースは上がらずスローペース。ハナを取り切るまでに、先行馬も含めてポジション争いがあったとしても、平均ペースくらいにはなることを想定しています。
前半がスローであれば、向こう正面で後方から押し上げていく馬がいるはずですし、平均ペースであれば淡々と流れて、後半も持続力とスタミナが問われるようなレースを想定しています。
最終週やコース形態からも、持続力やスタミナとコーナーでの機動力が必要にはなってくると考えています。
これらを踏まえて

本命は⑮チャックネイト
前走こそ一気の距離延長と初の関西遠征などで大敗となりましたが、去年の秋に3勝クラスを突破し、その後のG2での実績を考えれば、今回のメンバーはかなり楽になったと言えます。
その秋の4走前の2着馬は先週の重賞で2着、2走前の2着馬もコンスタントに重賞では馬券に絡むような馬だったことを考えると、土曜の鞍上の重賞初勝利の勢いも含めて楽しみではあります。
血統も、トニービン内包のハーツクライ産駒で母父ロベルト系と申し分ありませんが、近走のこの馬にはやや短い可能性のある距離や、斤量と大外枠はポイントになってくるものの、自ら動ける位置は取れるとは思うので、スタミナと持続力を活かしたレースは出来るとみています。

対抗は⑥リカンカブール
この馬も前走は一気に相手が強化したG1だったことに加えて、大外枠から無理にポジションを取りにいったことが裏目に出ましたが、コーナー4つのこの距離という条件は合うはずです。
3走前こそ崩れましたが、それまでは立ち回りを活かしたレースが出来ていましたし、5走前には不良馬場でポジションを上げながらの完勝と、スタミナと機動力は通用すると思います。
ただ、ポジショニングが安定しないことや、2走前に勝った重賞よりも2キロ背負わされて、序盤から位置が取れない可能性を考えると、本命馬ほどの信頼は置けないのでこの評価としました。

3番手は⑤サンストックトン
洋芝では前走が初めての着外でしたが、それまでは2勝2着2回で、6~8月も前走までは2勝2着3回、前走の巴賞が後方から届かずの6着と好走データにハマる1頭となります。
2勝クラス時には、重賞級の能力があるバトルボーンと僅差の競馬だったり、キングズパレスに勝利していて、キャリア20戦中で上がり3位以内が17回と展開もハマる可能性はあります。
今回の鞍上変更がプラスとなり、中団くらいの位置を取れれば3着までに食い込む可能性はあるとは思いますが、これまでと同様に後ろに構えていては厳しいとは思っています。

その他では
①サヴォーナ
実績からも、能力としては重賞でも通用するはずですが、これまでよりも距離を短くしてポジショニングが取れないと、窮屈な競馬となる最内枠ということで、この評価としました。
⑪アケルナルスター
前走や4走前、5走前のようにコーナーで押し上げる機動力があり、これまでの相手関係からも通用しても良いとは思いますが、このジョッキーなのでこの評価としました。

ということで予想は

◎ ⑮
〇 ⑥
▲ ⑤
☆ ①、⑪
△ ④、⑩、⑯

このような予想となりました。
先週は本当に的中まであと一歩のところだったので、今週こそは3年ぶりのサマーシリーズでの的中を期待したいとは思います。しかし、そのあと一歩が如何に高い壁か、ということを思い知らされたので、的中までは自分自身の詰めの甘さと向き合いながら精進していくしかないことも、実感しました。
まだまだサマーシリーズは続いていきますし、まだまだこの位では折れないので、多少はゆとりを持って予想しつつ楽しみたいと思います。

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