チャンピオンズC・予想

先週のジャパンカップは、ドウデュースが秋天に続いて豪脚を繰り出して、古馬王道3冠のうち2冠を達成。馬券も的中し、ようやくこれまでの悪い流れを断つ事が出来ました。それでも、展開想定での後半の動き出しが、ラスト3Fの瞬発力勝負になったことは想定とは違いましたが、それでも結果に結び付いてくれたことで一応の格好はつける事が出来ました。日曜からは12月に突入するので、ひとまず的中という流れをつくれたことがきっかけになるよう、今週は苦手なダートG1ですが、的中を目指して予想していきます。

土曜の中京ダートは、含水率が7.3~7.6%で良馬場でした。日曜も天気は良くダートも良馬場での開催となりそうなのですが、パサパサの乾いたダートという訳でも無さそうです。
トラックバイアスというよりも、このコースで開催されるようになった過去10年を見ても、明らかに内枠有利の傾向が出ていて、4コーナーはスパイラルコーナーになるので外に振られる不利があることを考えれば、差すカタチにしてもインをタイトに立ち回った方が優位なコースです。

展開は、好枠を引いたレモンポップがハナの可能性が高いものの、先行馬も揃ったので序盤の2Fは速くなるでしょう。それでも、1~2コーナーの径がきついためこの地点では緩みつつも向こう正面では淡々と流れる想定です。おそらく去年と同様に前傾戦にはなるでしょうし、後半も一気にペースが上がるというよりも、直線部分となるラスト2F目での加速が必要にはなってくると思います。
タフなダートコースなので道中での横の位置関係、パワーとスタミナに加えて直線での瞬発力も問われるような、総合力勝負を想定しています。
これらを踏まえて

本命は⑧ウィルソンテソーロ
去年のこのレースこそ出遅れと人気を覆しての2着でしたし、近走はダートの中距離路線でも安定したパフォーマンスを見せていることから、このメンバーなら能力でも見劣ることはありません。
この馬の内には先行馬が揃ったので、中団で脚を溜めることは出来るはずですし、外を回されるロスの無いタイトな競馬は出来るはずです。
それでも、前が壁になることで捌き損なったり、前走が後続に着差をつけた競馬にしては疲労が残りそうな競馬だったことからも、状態面に関しての不安はあります。

対抗は④ペプチドナイル
G1制覇を果たした3走前は、差し馬が上位を占めるなか先行して渋とく勝ち切りましたし、近走での戦績からも本格化したことは間違いありません。
近走こそマイルを続けて使っていますが、それまでは中距離でも使われているのでスタミナ面での不安も無く、スムーズな競馬が出来ればチャンスは大いにあるはずです。
それでも、この枠なので揉まれる可能性や陣営が示唆している、強気な競馬をすることで前崩れの展開といった裏目に出る可能性を不安視してこの評価としました。

3番手は③ハギノアレグリアス
去年のレースこそ掲示板外でしたが、常に外を回るロスがあるなかでも踏ん張ったとは思いますし、一転して今年は内枠と脚を溜めて差すには絶好の枠となりました。
中京での実績も申し分なく、前走も59.5キロを背負いながらフェブラリーSで1番人気に支持された馬にも完勝と、人気以上の期待が持てるとみています。
ただ、内の先行馬が前崩れで渋滞に巻き込まれること、G1実績の無いジョッキーなのでタフな展開に付き合う可能性など不安な部分もあるので、この評価となりました。

その他では②レモンポップ
国内でのG1実績や連対実績からも、去年とそれほど変わり映えのしないメンバーなら最上位の能力ですが、関係者からもピークアウトが囁かれていることや展開面と条件を考慮すれば、絶好枠とはいえ連覇となるとやや疑いたくなります。

ということで予想は

◎ ⑧
〇 ④
▲ ③
☆ ②
△ ①、⑤、⑥、⑫、⑯

このような予想となりました。
先週こそようやく悪い流れを断つ事が出来たものの、今週は普段手を出さないダートのG1で来週以降の2歳G1も京都替わりなので、簡単なレースでは無いことは百も承知です。それでも、最悪の状況からは脱する事が出来たと思っているので、流れを掴んで今後の大一番を迎えるためにも、何とか良いカタチで乗り切っていく事が出来ればと考えています。

タイトルとURLをコピーしました