スプリングS・予想

球春到来
競馬とは全く関係ありませんが元高校球児の身として、昨年はコロナ過によって選抜の代替開催のみという100年の歴史の中では第2次世界大戦以来の特別な大会となってしまいました。甲子園を夢見る高校球児には言葉では言い表せないほどの出来事であり、これまでの努力が無駄になったと言っていいほどの1年から今年は開催できたことに安堵しています。
選手には夢舞台に立つことが出来る喜びと感謝を忘れず、先輩たちの分もこれまで培ってきたチカラを思う存分、甲子園の大舞台で体現してくれることを願いながら好試合を期待します。

本題に戻り3歳クラシックを目指す若駒たちの熾烈なトライアルも続く中、今週はスプリングSを予想していきます。
とは言っても、日曜は全国的に天気がグズつくようで先週に引き続き馬場がどこまで悪化するのか悩ましいのですが、降水量を見る限り中山競馬場は重馬場から不良馬場くらいまでは考えていていいとは思います。
土曜時点ではクッション値はやや硬めで、馬場の内側は荒れていながらインからでも頑張れてはいましたが一旦降ってしまえばタフな馬場へと変貌することは明らかで、トラックバイアスも差し優勢な馬場となる事でしょう。

展開としては、先行勢もそれなりには揃いましたしスタートを決めれば、内からワールドリバイバル、レインフロムヘブン辺りで外からならアールバロンと見ていて、昨年こそラスト3F戦となりましたが例年通りであれば2コーナーまではペースは落ち着き、向こう正面から引きあがりラスト5Fもしくは4Fの持続力戦となっていることから先行勢の揃った今年も馬場状態次第ですが、この傾向での想定です。

本命は⑨ロードトゥフェイム

これまではソエとの格闘を強いられながら4走中2走が不良馬場、新馬戦も稍重馬場で、前走でも不良馬場を大外から差し切って勝っていることから馬場の悪化を見込んで素直にこの馬の道悪実績を信じます。
枠も外目を引けましたしゴチャ付く心配もなく、外差し馬場となるであろうトラックバイアスも味方に前走同様の走りに期待するとともに、父マツリダゴッホが得意とした舞台適正もこの馬に向いていると思います。
まだ1勝クラスを勝ち上がったばかりなので単純にチカラ不足となる事は重々承知で、他馬が道悪に苦戦するようであれば好走への期待は大いにあると信じてこの馬からの勝負とします。

対抗は⑤レインフロムヘブン

2走前こそ格上挑戦の重賞で鞍上の拙い騎乗もあって崩れはしましたがそれ以外の3走では安定した成績で、何より今年重賞3勝の名門厩舎がクラシックを狙う為に照準を合わせてきたようですし3走前のレースを見る限りチャンスは十分にあると判断しました。
これまでは一貫して東京競馬場のみでのレースで初舞台に対してどこまでやれるのか、というのは未知数ながら、父のドゥラメンテ自身も初舞台でG1を勝ちましたしパワータイプのこの馬としては道悪もこなせると思っています。
それでも今回は同型も数頭いてテンションなど気性面でも気がかりなのですが、持続力を活かして早めに動ければ期待できる一頭だと見ています。

3番手は⑭ヴィクティファルス

前走ではキャリア2戦目ながらも重賞で2着と能力の高さは示してくれましたし、これまでのレースを見ても瞬発力勝負よりも持続力を活かしたタイプなのでこの舞台は合うはずです。
また血統面でも、父ハーツクライ産駒✕母父ガリレオという背景から道悪はこなせると思います。
ただしまだキャリア3戦目ですし、この枠なので常にロスを強いられるようなポジションとなる危うさもあるのでこの評価としました。

という事で予想は

◎ ⑨
〇 ⑤
▲ ⑭
△ ①、②、④、⑩、⑪

このような予想となりました。

天気が天気だけに馬場への影響がどこまであるのか当日にならないと分からないので印は多くなりましたが、来週からG1シリーズも開幕するので弾みをつける意味でも大事なレースとなります。

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