桜花賞・予想

いよいよ今年も3歳馬によるクラシックの季節となりました。
今年は桜の開花が全国的に早く満開の桜に囲まれて若きサクラの女王決定戦とはならないようですが、それでも先週まで続いた悪天候からは解放されての開催となりそうなので一安心です。
今年は2歳女王決定戦での1、2着馬が直行となり、例年とは多少能力比較の部分で難しくなりますがクラシックロードに駒を進めてきた若き乙女たちの競演を楽しみたいと思います。

土曜のレースでは天気に恵まれたこともあって高速馬場の水準まで回復していて、スローペースのレースでも好タイムと速い上りが目につきました。
明日も引き続き高速馬場と見ていていいのですが、公式発表されているように内側はカバーしきれない傷みが残っていることから、コース替わり初日にしては差しも決まる条件なのでフラットな状態と見ています。

展開としては、明確な逃げ馬不在であり常識的に考えればスロー濃厚なのですが、メイケイエールがノリさんへの乗り替わりという事でハナ、は十分にあり得ますしそうなってしまえば制御できるのかすんなり落ち着くのかは分からないというのが正直なところです。
2走前のようにわざとスタートを遅らせてしまえば外からヨカヨカになりスロー、それでも前走のように途中から先頭に入れ替わってしまえば道中も緩まない流れとはなると想定しています。
ゲートが開いてみないと分からない部分はありますが、レース全体で高速決着への対応や速い上りへの対応、しっかりと脚を出し切れるか、等から予想していきます。

本命は⑱サトノレイナス
前走が初の関西輸送や重賞などを克服してのあの着順とタイムでしたし、年明けに1戦挟む予定が頓挫したとはいえ牝馬クラシック3冠馬を2頭も輩出した厩舎なので調整に抜かりは無いようです。
前走に関しても、エンジンの掛かりが遅いこの馬からすれば窮屈な競馬となり仕掛け自体も万全の仕掛けとは言えない中での結果なので、スムーズに運べるこの枠は大外ながら悪い枠では無いはずです。
また、馬体を見てもキ甲が抜けきってはいないものの発達していることからも上昇度はかなり見込める点、近3年の結果からも関東馬はマイナスにはならず、むしろ輸送経験や舞台経験も経験済みということから2歳女王を逆転する筆頭格となり得る存在です。

対抗は⑯ソングライン
この馬に関しては、関西輸送や舞台経験、初の右回り、相手強化と超えるべき壁は多いながらも近2走のパフォーマンスを評価しました。
特筆すべきは2走前で、単純に勝ちタイムは昨年のアルテミスSや赤松賞を上回るだけでなくノーステッキで叩き出していて、前走も余裕の勝ちっぷりと道の魅力としては十分だと考えています。
主要TRのレースがインパクトを感じる内容でも無かったこともあり、底を見せていないこの馬と近10年で(1-3-0-3)という好成績の池添ジョッキーの手腕も魅力として挙げておきます。

3番手は⑧メイケイエール
これまで一度も折り合ってレースを運べていないながらも、重賞3勝の実績はチカラが無ければ残せない実績と思いますし、今回はこれまで何とか制御しようと努力してきた馬具も全て取っ払ってのレースなので吉と出るか凶と出るかなのですが、一発の怖さというところでは乗り替わりも含めてあります。
2走前のG1でも全く折り合えないながらもあの着順なので、陣営の言うようにポテンシャルは秘めていると感じていて、これまでのレースを見る限りハナに立てば暴走するような感じでも無いので、この鞍上なら思い切って逃げる可能性もあり、そうなればこれまで以上のパフォーマンスを発揮しても可笑しくは無いとも思っています。

という事で予想は
◎ ⑱
〇 ⑯
▲ ⑧
△ ④、⑤、⑥、⑬、⑮

このような予想となりました。
今年はオッズ以上に大混戦と思っていて、馬場状態やペースなどこれまでとは違う条件で一気に能力を開花させるような馬が現れるような気もしますし、展開からしてイメージしにくいので難解なのですが、それも競馬の楽しさと考えさせらせるメンバーでもあるので十分に楽しめるレースだと感じています。

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