日経新春杯・予想

年明け5日の金杯に始まり3日開催と、年明け早々慌ただしいスケジュールでの競馬となりました。
それでも、金杯のヒットが功を奏したこともあって、今年は上々の滑り出しでのスタートとなったので、今月はこの結果が萎えてしまわないように頑張っていきます。
ただ、今週から小倉開催が開幕したものの、3会場揃ってあいにくの雨となった点は歓迎できません。
今週は今年最初のG2レースとなる、日経新春杯を予想していきます。

土曜は、前日からの雨の影響もあり、芝・ダート共に重馬場となりました。
当然のことながら、芝のレースは時計が掛かり馬場の内側はかなり荒れてきていました。
日曜は、雨は降らない予報ですが、この時期なので稍重まで回復するかどうか、といったところになるでしょう。
トラックバイアスは、少頭数のレースこそ直線はインを通してもそれなりに走れていましたし、メインもドスローの前残りの展開だったので、極端なバイアスは見受けられませんでした。しかし、雨の影響が残ってレースが使われる毎に内側はかなり傷んでくると思うので、このレースの頃には直線では、内を空けることになるでしょう。

展開は、キングオブドラゴンかアフリカンゴールドが逃げると考えています。どちらも番手でもいいタイプですし、レースの序盤から流れるイメージは持てないので、前半はスロー。動きがあるとすれば、向こう正面のラスト5F辺りの下り坂に入ってからになるはずです。
後半はこのコースらしく、ラスト5F目からラップが上がってロンスパ戦を想定しています。
馬場も悪いので、ゴール前は各馬消耗すると思われるので、スタミナとパワーも要するレースになってくるでしょう。
これらを踏まえて

本命は③ロバートソンキー
デビュー戦と3000M以上のレース以外では崩れてなく、前走こそ内有利のトラックバイアスを活かして、G1馬や重賞実績馬に先着したとは言え、地力強化は明らかなレースでした。
また、これまでの戦績が示すように、馬場が渋っても最後は確実に脚を使える道悪巧者で、今回の斤量も5戦目でこなせる範囲ですし、この条件であれば崩れる可能性は低いと見ています。
それでも、今年の初戦が来週のAJCCとの両睨みだったことから、状態面での不安はありますが、人馬共に重賞初制覇も視界には入ってくるはずです。

対抗は②ヴェルトライゼンデ
近走を見る限り、左回りの方がこの馬には合っているように感じていて、前走こそ掲示板以外の馬はかなり格下でしたが、長休明けの3走前でも休み明けを感じさせませんでしたし、持続力勝負なら抜けた存在と見て良いでしょう。
重賞での道悪実績もあり、血統からも馬場が渋っても苦にするタイプでも無く、この馬も条件としては勝たないといけない存在ではあります。
それでも、59キロという斤量や内目の枠、レーンジョッキーよりも劣るジョッキーという点は、不安材料という事でこの評価としました。

3番手は⑭サンレイポケット
この馬も直線の長い左回りという事で条件としては合っていますし、道悪もこれまでの戦績からそれなりにこなしてはいます。
7、8走前のG1で連続4着した実績を持っていますが、近走は衰えなのか状態面なのかもう少し走れていいとは思っているものの、前走で兆しは見せてくれました。
大外枠は歓迎できませんが、1コーナーまで距離もありますし、外々を回すような競馬をするジョッキーでは無いので、見限るには早計という判断をしました。

ということで予想は

◎ ③
〇 ②
▲ ⑭
△ ④、⑥、⑧、⑨、⑪

このような予想となりました。
去年の秋のG1シリーズでは、イクイノックスが古馬相手に強い競馬をして、3歳世代が古馬相手でも通用するところを見せてくれましたが、このレースに出てくる明け4歳馬に限っては、条件などから重い印を打てませんでした。ただ、こちらの想定は上回ってくる可能性はあるとは思いつつも、今回は古馬の方を重視する予想としました。
今年は何とか良いスタートが切れたので、今後も継続できるような流れとなるような結果に期待しています。

タイトルとURLをコピーしました