今年の夏の甲子園は、慶応高校が107年振りという重い歴史の扉をこじ開けての優勝で、幕を閉じました。負けはしたものの、2年連続での決勝進出だった仙台育英も立派な戦いぶりだったことから、胸を張れる準優勝だと思います。去年は白河の関越えという歴史的な優勝に沸き、連覇を目指した選手は悔しい想いだったはずですが、これまで100年以上に渡って、甲子園の優勝旗が白河の関を超えることが無かったことを思うと、2年連続での決勝進出というだけでも大偉業に値するはずです。
勝った慶応高校の選手、関係者、保護者の皆様おめでとうございます。
今週は8月の最終週ですし、今年も難攻不落の夏競馬でもがいていますが、最後まで諦めずに頑張っていきます。先週の札幌は朝方の雨の影響が残り、思った以上にタフな馬場となっていたことから、想定が甘かったと言わざるを得ない結果となりました。開催終盤の洋芝は一雨で状況がガラッと変わるので、その辺りは今後に活かすよう反省の1週間となりました。
その反省を活かすべく、今週はキーンランドCを予想していきます。
土曜の札幌は良馬場でしたが、時計もそれほど速くなく、先週の開催で馬場が傷んでいることが影響していると思われます。日曜も昼からは雨が降りそうなので、一気にタフなレースになる可能性も頭には入れておく必要があるでしょう。
トラックバイアスは、インが全くダメとまでは言い切れないものの、午後からのレースは外からの差し馬が目立っていたので、雨が降れば外差しが顕著になると思っています。
日曜は、レース前まで馬場の状況を見極めた方が良いです。
展開は、これといった逃げ馬が見当たらず、シナモンスティックかヴァトレ二辺りが逃げると考えています。ペースも前半からハイペースまで引き上がるとも思えず、ミドルペース位を想定しています。前後半をある程度のバランスで入って、後半もしっかりと脚を使えるようなタイプか、馬場が渋ってタフなレース展開が嵌りそうなタイプが台頭してくると思います。
これらを踏まえて
本命は⑭ナムラクレア
現在のスプリント路線では、G1・重賞実績と共に能力面でも抜けているのは間違いありません。
時計対応でもできますし、2走前のように極悪馬場となってもG1で2着と、前哨戦ですがココは格好は付けてくれるはずです。5走前のように馬群を割ることができる点もプラス材料です。
ただ、明らかに内有利にも関わらず、メイケイエールをマークすような4走前や、大阪杯でポジションを取りにいかなかったようなことがある鞍上が唯一の不安材料となるので、去年のような展開で枠なりの競馬をすると馬券外ということもあり得るでしょう。
対抗は②ナランフレグ
トラックバイアスを活かした勝利とはいえG1馬ですし、その後のG1でも3着・4着と実績面では本命馬と同様に抜けていると言えます。
この馬も父がゴールドアリュールということで、馬場が渋ってもラストまで脚は確実に使えますし、立ち回りを活かせるこの枠も絶好枠だと思います。
ただ、年齢的に能力が下降してきても不思議では無く、初のブリンカーが必ずしも良い方に出るとも言い切れませんが、馬場が渋ってくれた方が良いのは間違いないと思っています。
3番手は⑯シュバルツカイザー
近年の好走馬である、父が欧州型のノーザンダンサー系、また母父がイギリスクラシック2冠馬なので、この馬もタフな馬場でもこなしてくると思います。
2走前の函館、前走の札幌と洋芝で連勝していることも頼もしく、鞍上の手綱捌きにも期待しています。
実績がOPを勝ったばかりなので、重賞好走実績のあるメンバー相手にどこまで食い下がれるかとは思いますが、他馬が馬場を理由に出し切れないようなレースとなれば、楽しみではあります。
ということで予想は
◎ ⑭
〇 ②
▲ ⑯
△ ④、⑤、⑨、⑩、⑫
このような予想となりました。
先週の北九州記念に続いてのサマースプリントシリーズとなりますが、今回のキーンランドCの方がメンバーは揃った印象もあるので、秋のG1開幕戦となるスプリンターズSの前哨戦という位置付けで、このレースを見届けたいと考えています。
また、今週も天気が微妙なので印は多くなりましたが、夏競馬での的中を目指して何とか足掻いて、馬券的にも良い結果となることを期待しています。