フェブラリーS・予想

いよいよ、2024年のG1も開幕となります
とは言ってもダート路線の最上位馬は、サウジ・ドバイといった高額賞金の海外に矛先を向けていることや、前哨戦からの有力馬も回避とメンバー構成としては物足りないことは否めません。ただ、メンバーが手薄になった分、どの馬にもチャンスは巡ってきていると思いますし、馬券的にも配当妙味はアップしたのかもしれません。
先週の共同通信杯は、本命馬の不安視していた部分がモロに出てしまい、流れとしては悪い流れなのですが、切り替えて予想していきます。

土曜の馬場や含水率を見ても、パサパサに乾燥していてパワーのいるような、去年と同等の馬場というイメージです。

展開は、内のイグナイターと外のドンフランキーのハナ争いとなるでしょう。どちらも距離不安があるとは思うので緩めたいとは思いますが、先行馬もそれなりには揃っているので、序盤からペースは上がって、前後半差ではハイペースとなることを想定しています。
ただ、中盤の2Fは緩む可能性もあることを考えると、難しいレースにはなると考えています。
後半は先行馬であれば、36秒台くらいで踏ん張れれば勝負は出来るはずですし、中団から後方に位置する組としては、35秒台中盤から前半の脚は求められてくるでしょう。
馬場を考慮すれば、パワーも問われる条件でのレースを想定しています。
これらを踏まえて

本命は④ドゥラエレーデ
2走前は、ダートG1では厳しいという見立てで軽視したものの、3着でしたし前走も3着と、レモンポップやウシュバテソーロ不在のこのメンバーであれば、十分に勝機はあるはずです。
何よりこの馬との相性が抜群のジョッキーが来日ということも心強く、ワンペースには向いていると思いますし、ハイペース適正もあるとは思うので、この好枠を活かしてどこまで踏ん張れるかのレースにはなるでしょう。
それでも、初のマイル戦や特殊な東京マイルのダートなので、これまでと同様のパフォーマンスが出せない可能性と、最終追いで陣営の思惑以上に出た時計は懸念材料ではあります。

対抗は⑭ウィルソンテソーロ
直近2走の負けた相手が、国内ダート路線の最上位馬に位置することを考えると、相手関係的にはかなり楽にはなることからも、あっさりと勝つ可能性は大いにあるはずです。
これまでの戦績も、OP昇級後に崩れたのは3走前と7走前のみで、6走前にはドライスタウトに先着したこと、条件戦時にはこの条件で連勝と比較的アナの少ないタイプです。
それでも、パワーの要るような馬場よりも時計の出るような馬場の方が向いているように感じますし、崩れた2走がテン乗りだったこと、ここ数週間の重賞で振るわない鞍上の乗り替わりはマイナスになる可能性があるので、この評価としました。

3番手は⑬レッドルゼル
リピーターレースということもあり、去年のこのレースで2着という実績を持つこの馬も、今年は去年に比べて相手関係は楽になるはずですし、序盤でスムーズに流れに乗る事が出来れば、終いは確実に脚を使ってくれる点は強調材料です。
この舞台への適性や、夏負けが尾を引いた中での前走の結果からも、上積みは見込めるはずですし、休み明けでも結果を出すタイプで、引退間近の安田隆行調教師も期する思いはあるはずです。
しかし、どうも前進気勢が強くなっていて最終追いでも、折り合い面での不安があるように感じましたし、手の内に入れていた川田ジョッキーからの乗り替わりも、割り引かざるを得ないことは明らかなので、3番手までとしました。

ということで予想は

◎ ④
〇 ⑭
▲ ⑬
△ ⑤、⑥、⑩、⑪、⑯

このような予想となりました。
G1の開幕戦となるので、先週までのだらしない結果を払拭できる結果を期待しています。
ただ、一部の競馬ファンや関係者が考えているように、近年は海外の高額賞金のレースと日程が近いこともあり、おおよそG1とは名ばかりのメンバーになっています。メンバーが手薄になればレーティングにも影響を及ぼしますし、そろそろ考える時期に来ていることは間違いないと思います。

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