中山記念・予想

先週のG1開幕戦となるフェブラリーSは、そこまで波乱はないだろうとの読みでしたが、蓋を開けてみれば、前後半差で4.5秒の前傾戦と想定以上のハイペースとなりましたが、同日に行われた3歳OPと0.6秒差と物足りない決着時計ではありました。ここまでのハイペースになってしまうと、全く想定外ということで不的中でした。しかし、上位クラス不在ともなるとこんなレースになってしまうのか、という実感もありました。
その、国内ダート路線の上位クラスはこのブログを書き終えた深夜に、世界最高賞金のサウジCに出走するので、去年のパンサラッサに続く日本馬の連覇にも期待しています。

国内では、今週から阪神・中山開催となるので、今週は中山記念予想と致します。
近年は、この後のドバイや大阪杯の前哨戦という位置付けでしたが、今年は前走からの距離延長組が半数の8頭と例年以上に揃いましたし、皐月賞馬も2頭出走と楽しみなメンバーとなりました。
2月は全く良いところが無いので、良い結果を持って3月へ向かえるようにしたいと考えています。

土曜の中山は、雨の影響が残り終日稍重でした。
上がりもメインの34秒台前半が最速でしたし、時計も掛かり気味でした。日曜も午後から高い降水確率なので、高速決着にはならないはずです。
トラックバイアスは、メインレースこそ外目からの差し馬も届いていましたが、前目内目有利という開幕週特有のバイアスでしたが、雨の降り始めの時間と雨量がはっきりとしないので、そこまで馬場への影響はないと思って土曜の馬場傾向を参考します。

展開は、大外枠の逃げたいテーオーシリウスがどこまで出していけて、その他にも逃げることの出来る馬はいるので、前半から淡々としたペースを想定しています。道中も極端に緩むことは無いと思うので、道中の追走力と後半の持続力に加えて、雨の影響があればパワーも問われるレースを想定しています。
これらを踏まえて

本命は⑨エルトンバローズ
これまでの重賞2勝は同距離でのモノで、前走も道中こそ位置を下げましたが、追い込み・差し結着のなか序盤はそれなりの位置で4着と、かなり頑張った結果と言えます。
血統的にも、パワーが問われるような馬場でもこなせそうですし、今の充実度と開幕週の馬場を考慮すれば、ある程度の以下からでも踏ん張ってくれると考えています。
それでも、重賞勝ちの2つはどちらも馬場と展開にかなり助けられた感もあり、3走前にはゴール前での脚色は2・3着馬の方が上回っていたものの、マイル上位クラスとも渡り合った能力を素直に評価しました。

対抗は②ソーヴァリアント
立ち回りを活かせる小回りコース巧者というイメージにも関わらず、2走前には初のマイルでも好走して、能力は重賞では上位の存在だと思っています。
1・2着馬には着差をつけられて、4着馬意向とは僅差だったものの、かなり特殊な馬場だった3走前も3着だったことから、多少の雨で馬場が渋ってもこなせるはずです。
この枠なので、この馬のストロングポイントを活かせるとは思いますが、去年は太目残りとはいえ全く走れていませんでしたし、7走前の心房細動を馬が覚えていて、ダノンザキッドのようなこともあるのでこの評価としました。

3番手は③ソールオリエンス
馬場が思いのほか渋って他馬が気にするような馬場であれば、皐月賞のように直線だけで一気に突き抜ける可能性はあり、陣営の言う適距離なのであれば見直すべき存在でしょう。
ダービーや菊花賞を見ても、この馬の最大の長所である後半の爆発力が鳴りを潜めていて、距離を短縮することであの終いの脚を使える可能性も否定できません。
それでも、コーナーでの不器用さは相変わらずだと思いますし、鞍上が変わることや開幕週の馬場を考慮すれば、この評価となりました。

ということで予想は

◎ ⑨
〇 ②
▲ ③
△ ⑤、⑥、⑧、⑫

このような予想となりました。
4歳世代のレベルが例年に比べて高くないと言われていて、それ自体に関しては同感できる部分もありますが、日経新春杯や京都記念を観ても重賞では通用するところは確認できたので、一応は4歳を重視しました。
この後のサウジCでの日本勢の活躍と2月最後の重賞的中を期待しています。

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