安田記念・予想

先週のダービーは、競馬の祭典という言葉が相応しいかのように、騎手の年長記録と調教師の年少記録という2つの記録が塗り替えられました。同時に、前走を除外となった馬のG1制覇も86年以降で初めてのようで、記録ずくめのダービーとなりました。
馬券としても、今春のG1シリーズでは調子こそ上向いたものの全てが隔週での的中だったことから、悲願の2週連続的中をダービーで達成できました。自身としてもこのシナリオは出来過ぎとは思いつつ、多少の期待はしていたので、我が戦友とのダブル的中も含めると3重の喜びとなり、最高の競馬の祭典となりました。
今週は、G15週連続開催の東京ラウンドのフィナーレとなる、安田記念を予想していきます。

土曜の東京は、火曜と金曜の雨の影響もそれほど残らず、芝のレースは終日良馬場でした。時計も雨の影響どころか高速馬場の水準は維持していたものの、夜中と日曜の昼からは雨予報となっているので、天気予報通りであれば、道悪となるでしょう。
トラックバイアスは、先週のダービーの勝ち馬こそ、ラチ沿いを通して直線抜け出す競馬でしたが、2・3着馬は外からでしたし土曜も外差しが目立っていました。これも雨の影響で変わる可能性はあるので、当日は見極める必要があります。

展開はおそらく逃げるのは、内のドーブネか外のウインカーネリアンとなるでしょう。G1ということもあるので、極端に前半から落ち着いた流れはイメージしにくく、かと言って前半からガンガン飛ばすタイプでも無いので、平均ペース位を想定しています。前後半差で前傾戦となるのか、後傾戦となるのかは馬場次第のところがありますが、天気予報通りであれば上がりもラスト1Fのラップも掛かるようなレースを想定しています。その他の注目点としては、道中2Fのラップが緩むのかどうかとなりますが、これも逃げる鞍上を考えると若干ペースを落とすと考えています。
雨の影響や道悪となった場合など、現時点では難しい課題のあるレースと思っています。
これらを踏まえて

本命は⑩ソウルラッシュ
前走でのこの馬の評価と変わらず、昨秋以降の安定感と充実度、4走前には持ち時計を縮めその後のG1でも2着と、今が競走馬としてのピークを迎えていると言っても良いでしょう。
それは、この路線での上位クラスの対セリフォスとの戦績からも明らかですし、天気が崩れて道悪馬場となることも、他馬が苦にするようであれば好機となるはずです。
東京実績が無いことは不安ですが、去年は出来落ちで一昨年は直線ドン詰まりと敗因は明確ですし、これまでよりも相手関係は恵まれるので、ジョッキーの手綱さばきも含めて国内馬では最先着するとみて本命としました。

対抗は⑬ステラヴェローチェ
2歳時のG1実績から3歳時のクラシック実績、有馬記念でも4着と能力としては十分に足りていると思いますし、陣営がこの路線を選択したということはそれなりの根拠があると思っています。
前走でも4コーナーから直線にかけて、外に持ち出した中では一番と言える脚を使えていましたし、本命馬と同様に道悪でスタミナが問われるレースとなれば、差してくる脚は持っているはずです。
それでも、能力としては現役馬でも上位クラスに位置するとは思いますが、2年近くの長休があったので以前ほど道悪をこなせない可能性、スムーズに流れに乗れるかといった課題はあるでしょう。

3番手は⑦ロマンティックウォリアー
これまでの実績からも、中距離路線では香港最強馬にして、世界でもトップクラスの能力にはあるはずですし、時計勝負よりも時計の掛かる馬場になることはプラスにはなるはずです。
海外遠征も4走前に結果を残していて、キャリアも豊富と国内でG1タイトルを目指す面々からすると、かなり厄介な存在とはみています。
それでも、この後に宝塚記念も視野にいれているようなので、能力は認めつつも分からないことが多く、人気を裏切る可能性も低くは無いとは思うので、久し振りに海外からビッグネームが出走するという敬意を払って、この評価としました。

その他では
⑤ナミュール
前走が出遅れが全てだと思いますが、海外遠征後の詰めた間隔での状態面など不安要素も多いものの、直線で上手く外に出せれば差し込んで来るだけの脚とこの路線でも能力は上位なので、軽視までは出来ないので、この評価としました。

ということで予想は

◎ ⑩
〇 ⑬
▲ ⑦
☆ ⑤
△ ②、⑨、⑮、⑰

このような予想となりました。
雨の降り始めや降水量、馬場もどこまで悪化するのかも分からず、天気予報をある程度は信用しての予想となりましたが、降り出す時間が遅れたり雨の影響がそれほど無いようであれば、レース前までに見極めたうえで印を変える可能性はあります。
その点には、素人の前日予想ということで多めに見て頂ければと考えています。
先週は、連続的中を達成という最高のカタチの結果となりましたし、自分でも驚くほどのシナリオに続きがあるとすれば、5週連続の東京ラウンドを的中というカタチで締め括るという結果に、淡い期待を抱いています。長いようであっという間だったG1シリーズも、安田記念を終えれば宝塚記念までは2週間の間隔が開きますが、夏のGPへ向けて勢いと流れも維持できることにも期待しています。

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