今年の宝塚記念は、京都開催ということで『考察①』ではコースの違いについて見てきました。
また、これまでの『データ』や『血統』という部分は例年通りでは通用しない可能性もあるため、今回は視点を変えて『考察②』と題してローテーションの面から見ていきます。
*3着以内馬の前走
天皇賞・春
3 – 3 – 3 – 33/42
大阪杯
2 – 2 – 1 – 18/23
ドバイシーマC
2 – 1 – 1 – 6/10
鳴尾記念
1 – 2 – 0 – 15/18
目黒記念
1 – 0 – 1 – 13/15
QE2世C
1 – 0 – 0 – 6/ 7
ライオンロックT
0 – 1 – 0 – 0/ 1
中山牝馬S
0 – 1 – 0 – 0/ 1
ヴィクトリアマイル
0 – 0 – 4 – 4/ 8
これは、過去10年の宝塚記念における好走馬の前走となります。コースは違いますが、ローテーションという部分は通用する可能性があるので、見ていきます
春の古馬路線によるグランプリということもあって、天皇賞・春組と大阪杯組、ドバイシーマCを合わせると
7 – 6 – 5 – 57/75
と、勝ち馬の7頭、連対馬の13頭がこの組に該当します。これにヴィクトリアマイル組を含めると
7 – 6 – 9 – 61/83
と、好走馬30頭中22頭を占めることになっていました。この4レースについては有力ステップと見て良いと思います。
この有力ステップとなるレースから好走馬は83頭とかなり多いので、ココから絞っていきます
天皇賞・春
1着ー3頭、4着以下ー6頭
4着以下馬の人気は3、5、9、5、9、2
と、勝ち馬以外では全て4着以下でしたが、天皇賞・春での人気は、4頭が5番人気以内
大阪杯(ココからの好走馬は全てG1昇格後の17年以降)
1着ー1頭、2着ー2頭、4着以下ー2頭
4着以下の2頭の人気は5、3
と、連対馬は3頭、4着以下でも大阪杯では5番人気以内
ドバイシーマC組とヴィクトリアマイル組は、このレース以前に国内でのG1勝ちの実績がありました
このように
天皇賞・春、大阪杯は好走実績か5番人気以内
ドバイシーマC、ヴィクトリアマイルではG1実績
と、グランプリらしく実績もしくは人気に支持されていることが条件となっていました
今年は京都開催とイレギュラーな年となるので、この傾向がそのまま当てはまるとは思っていませんが、ある程度の傾向は見えてくると考えているので、予想の参考となれば幸いです。