札幌記念・予想

オリンピック期間中に開幕した、高校野球選手権大会も早いものでベスト8が出揃いました。
今年は甲子園が100周年ですが、春から導入された低反発バットの影響は、ホームラン数が激減したことやこれまでは外野を越えていたような当たりが失速することからも、かなりあるようです。それはこれまでの結果を踏まえても、春の優勝校と準優勝校が2回戦までに敗退し、有力候補の甲子園優勝経験校でさえも早々に敗れるという波乱の大会となっています。暑さの影響もあるとは思いますが、今後の高校野球が変わる大会になる可能性はあるでしょう。
話を戻し、先週はなんとかサマーシリーズの的中にこぎ着け、高かった壁を超えることが出来たので、今週は2週連続的中を目指し、スーパーG2とも言われる札幌記念を予想していきます。

Cコース替わりなった土曜の札幌は、今開催が天気に恵まれたお陰でレコードも出ていて、かなり馬場は良い状態となっていました。
トラックバイアスは、メインレースこそ差し馬が勝ちましたが、それまでのレースの勝ち馬は4コーナーで3番手以内だったことからも、4コーナーでは先頭を射程圏に入れられるような、ある程度の位置取りは必要となっていました。
日曜も同様の馬場となるはずなので、道中は先行するか中団より後ろに位置していても、3コーナーから捲って来られるようなタイプが台頭するでしょう。勝ち時計も、展開次第では過去10年で最速決着にも期待出来ると思っています。

展開は、おそらくアウスヴァールが逃げるでしょう。ただ、内から大外まで先行したい馬もいるので、序盤から淡々と流れて後半ラスト4~5Fの持続力勝負が濃厚と考えています。アウスヴァール以外に主張しすんなりと隊列が決まれば、前半はスローになる可能性はあるものの、向こう正面では後方に位置する馬が動くはずなので、どちらにしても後半の持続力は必要になってくるはずです。
前後半で平均ペースなら、道中の追走力も問われるので、馬場状態が良い分、内を上手く立ち回る必要もあるとは考えています。
これらを踏まえて

本命は⑪プログノーシス
8走前から徹底的に2000の距離を使われていて、5走前から本格化した印象ですし、2走前の圧巻のパフォーマンスからも能力は抜けているはずです。
コース適性は去年のレースで証明できていて、向こう正面から動きつつコーナーでの加速もできるので、この枠ですが自ら動ける枠でもあるので、勝つ可能性は高いとみています。
ただ、前走は勝った馬が世界レベルとはいえラストは甘くなっていましたし、4走前の2着馬の交わされ方を観ても、ポジションを落として早めに動かざるを得ないような状況となった場合は、ラストの甘さを見せて取りこぼす可能性はあるものの、大崩れはしないはずです。

対抗は③ボッケリーニ
G2とG3に限れば3勝、2着8回と堅実に走れていて、G1では敷居が高いことは明らかですが、G2であれば4・5・13走前のように、G1でも上位に来る馬と肉薄できています。
前走で高速決着に対応し持ち時計を詰めましたし、この馬の最大の武器である立ち回りの上手さを活かせる絶好枠となったので、ココは好勝負が出来るとみています。
鞍上もこの馬の持ち味を活かせる騎乗は出来るとは思いますが、どうしても序盤のポジショニングの意識が低いジョッキーなので、序盤で位置を落とす不安はあります。

3番手は⑨ステラヴェローチェ
3歳時から低くはない世代でのクラシックや有馬記念で上位争いしたように、能力はG1レベルだったのですが、故障の影響なのか長休の影響なのか、全盛時のパフォーマンスを発揮できていないことから、この評価としました。
それでも、2走前は内を回った馬が上位だったにも関わらず、直線で外を回して4着と兆しは見せてくれたので、ココでも上位争いできるとは思っています。
ただ、前走のマイルで先行しての距離延長というローテは、折り合いや乗り難しい面が最大の不安となる可能性もあるので、ジョッキー頼みの部分はあります。

その他では
②ジオグリフ
ダートを使われたりしながらも近走はこの馬なりに走れていて、小回りの持続力勝負という条件は合うものの、3走前の上位2頭との差を考えればやや不安ではあります。
⑫ノースブリッジ
この馬もこの条件はベストで、前走での着差を考慮すれば好走する可能性はありつつも、大外枠で自分のリズムで走れない可能性があるので、この評価としました。

ということで予想は

◎ ⑪
〇 ③
▲ ⑨
☆ ②、⑫
△ ④、⑤

このような予想となりました。
先週はようやく3年ぶりのサマーシリーズを的中できたので、流れと勢いに期待しつつ2週連続での的中を願うばかりです。プログノーシスの人気は実績からも仕方ないので、配当妙味こそありませんが、来週以降のサマーシリーズへ向けて、流れを維持できればと考えています。

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