共同通信杯・予想

先週は本命馬が直線で抜け出すかと思いながら観ていましたが、直線で失速し4着となり2週続けてのハズレとなりました。スローペース想定の展開がハイペースとなったことや鞍上のコメントがコメントしていたように、そもそも走れる出来に無かったようです。ただ、このレースを振り返るうえで外れたことは結果として受け入れているものの、20年以上もジョッキーをやっている人なのか、と疑いたくなるくらい酷いラップ構成の逃げに呆れるレースでした。
そうは言っても、先週はメイン3会場で馬券を購入し全滅という結果だったこともあり、2月に入って途端に流れが変わったことを感じつつ、来週には今年のG1開幕戦となるので、今週からでも流れはつくっておきたいのが本音です。
今週は、東西の重賞はどちらも頭数が揃わないので、的中には近づけると期待を持ちつつ、3歳クラシックに直結する傾向の共同通信杯を予想していきます。

土曜の東京は、上がり33秒台前半が出ていたように、明らかに先週よりも時計は出ていました。メインのクイーンCも、先週の東京新聞杯を上回る勝ち時計だったように、日曜も時計は速い馬場とみて良いでしょう。
トラックバイアスは、差しも決まっていたように内・前有利の馬場ではありませんでしたし、フラットな馬場という印象です。このレースは少頭数なので、バイアスに固執する必要は無いとは考えています。

展開は、これといった逃げ馬が見当たらず、内からサトノカルナバルやワンモアスマイル、ショウナンマクベス辺りが押し出される形にはなるでしょう。例年の傾向通りに前半スローで、後半がラスト3Fの瞬発力勝負となりそうですが、それを見越して大外枠のジョッキーがノリさんなので、或いはリトルジャイアンツが後続を離して、というパターンもあるかもしれません。それでも、直線では速い上がりが求められるレースにはなるはずなので、直線を如何に速く走れるかというレースを想定しています。
ただ、例年通りであれば前半がドスローとなるので、直線までに折り合いを欠いて上位人気馬が人気を裏切るケースもあるので、直線までにスムーズに足を溜められるかということもポイントなります。
これらを踏まえて

本命は②マスカレードボール
前走は大外枠が災いしたこともありますが、ジョッキーが内に入れる事ばかり頭にあったのか、タテの位置取りを放棄しかのような騎乗ぶりでしたし、小回りコースではコーナーでの加速力も欠けるというこの馬の弱点が露呈する結果でした。
今回はコース替わりが間違いなくプラスになるはずですし、2走前の勝ち時計も破格なら加速ラップで勝ち切ったように、長い直線で良い脚を長く使うこの馬の長所が活かせるはずです。
それでも、坂地点で抜群のギアチェンジ力があるようには思えないので、前走や新馬戦のように後方からになると凡走する可能性、テン乗りで上手く折り合えるかという不安はありますが、2走前はやや行きたがる素振りを見せながらも許容範囲だったことからも、このメンバーならチャンスと思います。

対抗は⑤ネブラディスク
NF生産の1戦1勝馬という、このレースの好走馬のトレンドに合致する唯一の出走馬ですし、オーナー、ジョッキー、厩舎という顔ぶれからも期待と楽しみは持っています。
前走の2着以下馬のその後を見ても、メンバーに恵まれたのは明らかですが、ラスト1Fの加速は目を見張るモノがありましたし、パフォーマンスを挙げてくるようであれば一気にクラシックの有力候補になる可能性はあるでしょう。
ただ、初の輸送や前走での4コーナーでの膨らみ、レース前のテンションなどキャリアの浅さが裏目に出る可能性もありますし、血統からも先々を見据えての出走という感じもあります。

3番手は③ワンモアスマイル
もたれる面やスッと抜け出す脚が無いので1勝のみとなっていますが、舞台問わずに全て3着以内という堅実さとこれまでの相手関係を考えれば、ココでも走れる可能性を感じています。
2走前の阪神JF2着馬や3走前の1・2着馬との着差を考えれば、能力で足りない可能性はありますが、ポジショニング次第では展開利もあると思います。
有力馬が折り合いを欠いて能力を出し切れないケースもあるので、いっそのこと逃げて後続を出し抜くことも出来るジョッキーでもあるので、逃げることが出来れば面白1頭とはみています。

その他では
①サトノカルナバル
この馬も先行力を活かせるレースは出来るはずで、新馬戦での後半のラップからも通用していいとは思いますが、函館2歳Sを勝つ馬がこのレースで好走するイメージが持てず、全兄も短距離で走っているように距離をこなせるかどうかと思うので、この評価としました。
⑧レッドキングリー
前走の1着馬はホープフルS勝ち、2着馬がきさらぎ賞勝ちと結果を残しているものの、ゴール前は4着馬に迫られたとみていますし、スムーズな競馬が出来れ場ということでこの評価に。

ということで予想は

◎ ②
〇 ⑤
▲ ③
☆ ①、⑧
△ ④、⑨

このような予想となりました。
先週のきさらぎ賞以上に、折り合い面だったり直線でもたれる癖のある馬が揃いましたし、どの馬にもチャンスはあるメンバーと思っています。少頭数なので印を増やしても妙味はありませんが、来週へ向けて弾みを付ける意味でも、先ずは的中を目指したいと思っています。

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