今週から4月となって、自身が住む地域では桜が威風堂々と咲き誇り、気温も朝と夜こそ寒さを感じますが、日中は随分と暖かくなり春の到来を感じています。また、先週からは春のG1シリーズも始まったことですし、馬券の方も気温と共に上昇していけるよう意気込んでいます。
先週の高松宮記念は、日曜になっても外が伸びる馬場ということもあり、外目の人気馬が人気通りに走ってきて平穏な決着となりました。結果的には内枠の馬を軽視して点数を絞ることも出来ましたが、土曜時点ではバイアスを完全に読み切ることは出来なかったので、威張れる結果ではありませんでした。それでも結果的に的中という結果からも、出だしとすれば満足の行く結果となりました。
土曜の深夜に日本勢が大挙として参戦しているドバイ国際競争、日曜には大阪杯と時差ボケ覚悟で競馬を満喫するつもりです。今週は、春のG1シリーズ第2戦大阪杯を予想していきます。
土曜の阪神はBコース替わりの1週目でしたが、メインレースの勝ち時計が過去10年で最も速く、古馬2勝クラスの勝ち馬が33.1秒という上がりを使っていたことからも、時計の出やすい高速馬場という印象でした。深夜には雨が降る予報となっていますが、降水量もそれほどでも無いようなので、高速決着も視野には入ってくるでしょう。
トラックバイアスは、先週ほど逃げ馬が残るシーンは無く、比較的内を空けて伸びてくるシーンが目立ちました。芝のレースが5レースあり、内回りのレースが1レースだけだったので、判断はし辛いものの内外フェアな馬場という印象でした。それでも、当日の雨の影響と日曜のバイアスはチェックしておいた方が良いとは思っています。
展開は、ココでもデシエルトが行くはずです。前走の事があるので折り合えるかどうかとはなるものの、前走のように引っかかってしまえば後続を離したハイペースに。我慢が出来れば平均ペースくらいとはみています。この馬が圧勝した2・3走前からも、ラスト6F目に一旦ペースを上げつつ、その後の1Fで息を入れてロンスパ戦となっているので、コスモキュランダの捲ることも視野に入れれば、後半はラスト6~5Fのロンスパ戦となるでしょう。後半の持続力とスタミナに加えて小回りコースなので、コーナー部分での機動力なども必要なレースを想定しています。
これらを踏まえて
本命は⑤べラジオオペラ
去年のこのレースこそ立ち回りを活かして勝っていますが、2着馬が向こう正面から捲り気味に動いたことでラスト6F目から一気にペースが上がっていることから、先行馬に有利な流れでも無く小回り適性とロンスパ適性を見せての勝利でした。
3走前も、後方の1・2着馬の位置取りを考えてもよく3着に残しましたし、前走もスローペースとはいえ3着馬との着差を考えれば、後半の持続力勝負では高いパフォーマンスを発揮しています。
夏負けが尾を引いたうえに瞬発力勝負となって崩れた、2走前のような展開にはまずならないはずで、この枠と展開を考慮すれば今年も良い勝負は出来るとは思う反面、去年よりも前半が厳しいペースになることでパフォーマンスを落とす懸念はあります。
対抗は②ホウオウビスケッツ
古馬になりチカラを付けてきたことは近走の戦績からも明らかですし、自分のペースで競馬が出来れば崩れる可能性は低いとみています。
前走でデシエルトが掛かったとはいえ、前を掴まえに動きつつ踏ん張った内容からも、絶好枠から先行しつつ本命馬と同様に渋とく粘るシーンはあるはずです。
それでも、前走のタフな馬場と展開からのローテと本命馬ほど後半の持続力勝負には特化していないことからもこの評価としました。
3番手は⑪デシエルト
前走こそ引っかかってしまい後続に掴まってしまいましたが、馬場と前半の絶望的なハイペースで他馬ならズルズル後退するところを4着に残したあたりは、能力が高いからだと感じました。
2・3走前で寄せ付けなかった2着馬が前走で圧勝したことからも、前半に折り合えればG1クラスの能力があることはハッキリしましたし、圧勝もあるとはみています。
それでも、癖馬での実績を持つ今回の鞍上でもコントロール出来ない可能性がある以上は、最大の不安材料である折り合い面を考えるとこれ以上の印は打てませんでした。
その他では
⑦ヨーホーレイク
前走のプラス体重が示すように上積みはあるはずですし、これまでのレースからも機動力はあるとは思うので、前が止まるような展開となれば差してくる可能性はあるでしょう。
⑩シックスペンス
前走までは、瞬発力勝負に向いているとは思っていましたが、淡々としたワンペースの展開のレコード決着に対応できたあたり、陣営のコメント通り能力は高いとは思います。
それでも、距離延長に対応できるのか半信半疑の部分もあるのでこの評価としました。
ということで予想は
◎ ⑤
〇 ②
▲ ⑪
☆ ⑦、⑩
△ ⑨、⑫、⑬
このような予想となりました。
今週もオッズが割れていて、一長一短のあるメンバーということで、本命と対抗はかなり迷いました。
各馬の能力もそれほど差が無いように感じますし、どの馬にもチャンスはあるとは思っているので、簡単なレースではありませんが、何とか2週連続での的中が叶えばと思ってもいます。
この予想を更新したのちドバイ国際競争もあるので、今年は再び日本勢の躍進に期待しつつ、フォーエバーヤングの快挙も目に焼き付けるべく応援します。