先週はアーモンドアイが、これまで歴戦の名馬達が足並みを揃えるように記録していた記録を更新してくれました。正直ココであっさり記録更新という歴史的快挙を見届けたいという気持ちと、G17勝で並んでいたメンバーの名前を見渡すと簡単には抜いてほしくないという気持ちと半々の複雑な気持ちで天皇賞を観戦していました。
最後はフィエールマン、クロノジェネシスには詰め寄らたものの何とか凌いでの大記録を打ち立てたので、さすが現役最強馬と賛辞の言葉しか見つかりません。
この記録が後々語り継がれ、そしてこの時代に競馬観戦出来ていたことを誇れるようになるのだと思っています。
週中には、JCにて無敗の同世代3冠馬の対決が実現というニュースも入りましたし、これからのG1シリーズが楽しみで仕方ありません。
ただ、コントレイル陣営は嫌なところや、気になる部分が出た場合は回避との報道でしたので慎重な調整をしながらにはなるでしょうし、ココに可能性は低いのですがアーモンドアイも参戦となれば、間違いなく有馬記念以上の盛り上がりには繋がってくれるはずです。
そんな記録ラッシュに沸くG1シリーズも今週は中休みとはなりますが、今後に向けて勢いをつけ付けることが出来る様にアルゼンチン共和国杯予想に参ります。
東京競馬場の坂を2度超えるという事で、2400Mよりもスタミナが要求される上に、土曜日のレースを見ていても内側は見た目にも芝は剥がれて、直線は各ジョッキーも外を通していたので、例年以上にタフさも要求されるとは思っています。
展開は明確な逃げ馬は見当たりませんし、淡々としたペースで良さが出るようなメンバー構成でもなさそうなので、おそらくミュゼエイリアン辺りだと序盤は間違いなくスロー、仕掛けどころは例年同様と考えるならば3Fの瞬発力勝負となりそうですが、ベストアプローチなんかは江田Jですしスタートから押していく可能性もあります。
その他の馬であれば、ドスローから後続が我慢できずに5Fのロンスパくらいまでは考えてはいます。
直線は馬場を見ても上り勝負になり、比較的ラスト3Fに実績のあるところからの選択となります。
本命は⑧サンレイポケット
近走は全てで上がり順位3位以内をマークしていて、2走前にはロンスパの持続力勝負でもやれています。前走はポジショニングでも後手を踏むことなくあの位置を取れ、枠の並びとメンバー的にも極端に後方になる可能性は低く、近走の安定感からここでも好勝負は出来ると見ています。
父ジャングルポケットはこのレースの好走血統であるグレイソヴリン内包のトニービン産駒ですし、ジョッキーもこの馬を手の内に入れていて、足の使いどころは分かっていますし、条件ベストのこの舞台ならばこう勝負できるでしょう。
しかし、前走の距離からの一気の延長というのは不安材料ではあり、ここ2走での疲れが残っていなければこのメンバー相手なら今の充実度から期待はしています。
対抗は⑤ユーキャンスマイル
実績上位、春の右回りでもあれだけ走れていましたし左回りに変わるのは歓迎ですし、休み明けも問題なし、コース実績もあるので、ココはスンナリとはいくでしょう。
しかし、目標はこの先なのは明らかでここは叩き台、トップハンデの斤量、菊花賞を見てもわざわざあのインを通したジョッキーなので今回も、との不安がどうしても拭えませんでした。
そうなれば、取りこぼしはあるでしょうしこのメンバーでチカラが抜けているのは認めつつも、ここまでの評価としました。
3番手は⑩サンアップルトン
前走は内枠から外に出せずこの馬の良さを出せないレースで、これまでのレースを見れば外をのびのび走らせれば長くいい脚は使えていて、この枠ならばそういったレースもできるはずでしょう。
また、父ゼンノロブロイは東京や中山のこのくらいの距離の実績もあり、母系にはグレイソヴリン持ちと中々侮れない存在だと思っています。
不安要素としては、一瞬のキレ味を活かすというタイプではなく終いに特化したレースになればキレ負けするのは明らかなので、ペースなりの騎乗の可能性のある鞍上は小さくはないマイナス点ではあります。
という事で予想は
◎ ⑧
〇 ⑤
▲ ⑩
△ ①、②、⑰
△ ③、⑥
このような予想となります。