有馬記念予想

特別な1年...

と呼ぶに相応しい1年でした。

アーモンドアイのG1最多勝利更新、最多獲得賞金更新に感動し3歳クラシックでは史上初の牡・牝無敗3冠馬同時誕生に感動を覚え、歓喜した本当に特別な1年でした。
そして忘れてはいけない事は、今尚世界を震撼させるコロナ過においてありとあらゆるスポーツや各種イベント、オリンピックでさえ中止や延期に追い込まれる中にあって、競馬は無観客というこれまでにない窮地に追い込まれながらも無事に有馬記念を迎えられたこの事実は、ジョッキー方々の日々の心掛け、厩舎関係者の努力、JRAの職員の徹底した感染対策のお陰であり、ありきたりながら『感謝』以外の言葉が見つかりません。
この感謝の気持ちは馬券購入という形でしか返すことは出来ませんし、だからこそ例年以上に応援していく所存です。

今年も有馬記念を迎える事が出来たことに感謝しながら予想に参ります。

今年の中山競馬場はかなりタフな馬場で時計がかかる状態です。
3歳以上3勝クラス2500M、グレイトフルSを比較しても

2017年2:34.1
2018年2:32.7
2019年2:35.6
2020年2:37.4

このようにレースの展開などから単純比較は出来ませんが、タフな状態という事が分かります。
トラックバイアスは、土曜のレースを見る限り内側は荒れているようには見えるものの、内からでも脚を伸ばせていて外もタフな感じから内外極端な傾向はなくフラットでいいと思います。

展開としては、最内枠のバビットがハナ宣言、内目のキセキのゲート次第になりますが、キセキが出れば先団には取り付くでしょうし、内からラヴズオンリーユー、外目からでもカレンブーケドール、オーソリティー、オセアグレイト辺りも前目は狙ってくるでしょうしそれでもバビットがスンナリであれば序盤はスロー、キセキがJCのようになればタイトな流れも十分にあるとは考えています。
バビットが逃げればスローの一塊、キセキであれば縦長の隊列のイメージで、前者であれば序盤は淡々とペースが上がるのは道中痺れを切らした中段より後方勢の動き出しからになるでしょう。
後者であればタフな流れのままの想定です。
どちらにしても例年程度の仕掛けからラストは5Fの分散ラップか上りの掛かる持続力勝負にはなってくるとは思います。

本命は⑨クロノジェネシス

今のタフな馬場は大歓迎のクチですし、それは今年春の2走前、4走前からも明らかでどちらもゴール前では後続を突き放す内容ですし、前走や3走前、3歳時の春は能力でこなしていたと思わざるを得ずタフ馬場の持続力勝負となればココでは勝ち負け出来ると信じています。

それは血統面からも父バゴ✕母父ヴァイスリージェント系と非サンデーサイレンス系という事で、この条件であれば初距離となる今回に対しての距離不安も、2走前の突き放し方から十分にこなせると思っています。

競馬に絶対はありませんので、もしも凡走するとすれば陣営も公表している折り合い面のみであり、そこさえクリア出来れば、この枠ならば包まれる心配なく仕掛けの自由度としてはこの馬にとっては絶好とまでは言わずとも良い枠だという事は確かです。

対抗は⑬フィエールマン

出来ればもう少し内目の方が良かったのですが、菊花賞、春天連覇の戦績程ステイヤーとは思っておらず、そこは今の国内競馬がステイヤーの需要と生産にチカラを入れていないお陰の実績であり、本質は中距離馬だと見ています。

それは前走のアーモンドアイを追い詰めたあの走りからも見て取れますし、G1の勝ち方からも持続力では本命馬には劣るもののこのメンバーならば上位クラスという事は明らかです。

勿論タフ馬場がベストとは言えず、この馬にとっては詰まった間隔からも好走と凡走は紙一重の部分があることも否定はしません。それでも去年は海外帰りでアーモンドアイを捕まえに行った挙句最後は止まりましたがそれでも4着確保は成績以上に評価していて、本命馬同様仕掛けの自由度のある枠で、この馬の脚の使いどころを熟知したこの鞍上であれば勝負できると見込んでの対抗評価です。

3番手は④ラヴズオンリーユー

この馬のこれまでのベストレースがオークスで、陣営もやっとあの頃の状態に戻ったという位今年ベストの状態まで上がってきているようですしこの枠であれば人気以上に走るどころか好走は可能だ判断しました。

そのオークスが道中の緩みが無い過酷なレースでありながら、持続力勝負をモノにした点こそこの馬の真骨頂であり、去年はグランプリ春秋連覇、今年は無敗の3冠馬トレーナーは今年の有馬記念も持っていたと言わざるを得ない枠を引き当てました。

前傾のリアルスティールも中山では皐月賞、スプリング2着、中山記念3着と好走していたので、初めての舞台となりますが十分にこなせると思います。

その他では
②ブラストワンピース

一昨年の勝ち馬でもあり、近走の馬柱は汚れているもののこの枠は不気味で乗り替わりの鞍上とも手が合いそうなことを評価

⑤ワールドプレミア

リピーターの資格を持っていて、菊花賞馬、長休明けの前走は意外に走れていて上積みを見込んで

⑥キセキ

道中のコントロールが効けば上位に食い込むだけの豊富なスタミナがあり、上りの掛かる競馬であれば好走しても不思議ではない

⑩カレンブーケドール

条件は申し分ないものの、この枠と今秋3戦目を割り引いての押さえ評価

このような予想となりました

尚、人気の一角のラッキーライラックに関しては、この馬の使える脚は一瞬でありそれはこの馬の戦績を見れば一目瞭然なので消します。

今年の大阪杯こそラスト4Fの分散ラップで勝ちましたが、アレは立ち回り仕掛け、相手関係から全てが嵌ったと思っていて、おそらく母系の影響と思いますがその他のG1勝ちは全て瞬発力勝負であること、持続力勝負だとペルシアンナイトにも負けていること。
ただでさえ脚の使いどころの難しいタイプなのにテン乗りで、陣営はエリ女での引退を示唆していながら勝ったため惰性で使ってきたと推測できることから嫌う要素しかないので消しの判断をしました。

『有馬良ければ全て良し』という格言もあるほどの有馬記念は一大イベントとなっていて、このブログを最後まで読んで下さった皆様が『2020年の有終の美』となり、今年1年は暗い話題ばかりでしたが最後に『笑って懐も温める』ことの参考になればこれほど幸いなことはありません。

そして全馬無事に走り終えることを願います。

コメント

  1. アイエイト より:

    うん(*・ω・)ノ
    とっても納得出来て参考になりました☆

    そしてブログ掲載お疲れ様でした!
    来年も拝見させて頂きますね!

    有馬記念!
    お互い笑顔で終われる日となれば幸いですね☆
    がんばりましょー(*゚▽゚)ノ

    • Ms より:

      いつも返信くださりありがとうございます。

      フィエールマンに関しては半信半疑ではあるもののやはりルメールという事で!
      今年は大波乱はないと見ていますし、
      人気馬とそれ以外の馬との能力差は開きがありすぎるとも思っているので
      面白みのない予想となりました。

      泣いても笑っても今年最後のG1なので
      お互いに悔いのないように頑張るとともに笑って締めくくれれば最高ですよね!

      アイエイトさんのご検討をお祈りいたします。

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