いよいよと言っていいのか、ついにと言っていいのか、緊急事態宣言の再発令により競馬場はまたしても無観客開催となり、春の緊急事態宣言や第2波からの時間と専門家が冬には...と言っていたにも関わらず何の準備も対策も施さなかった政府の無能さにはほとほと呆れるばかりです。
それも含め今更の特措法の改正議論と支持率低下を懸念しての慌てふためいた対策を耳にするたびにいっそのこと政権も野党に奪われてしまえと、つくづく感じています。
いきなり愚痴から入って申し訳なく思っています。
本題の日経新春杯予想に参ります。
今年は中京開催という事で、競馬場だけでなく距離も2200Mとなりこれまでのレースとは違った楽しみがあり、この舞台替わりを歓迎している陣営もいることでしょう。
土曜のレースを見ていて内側の芝は明らかに傷みがあるにも関わらず、依然として内有利の傾向はありますし、愛知杯のように前半が流れてハイペースになれば差し馬の出番とはなりますが、あまりにも後ろ過ぎても届かない、それでいて時計も好時計は出ていてかなり特殊な馬場という感じです。
展開としては、大外のミスディレクションが主張して逃げていきそうですし、最内のダイワキャグニーは逃げなくても自分のペースで先行できれば、というタイプなので序盤からやり合うことはなく、前半は平均もしくはややスローの想定でいます。
仕掛けの位置としては、シンザン記念でこの競馬場の特性は分かっていながら見誤る失態を犯していることを踏まえて、早ければラスト5Fからの分散ラップ、少し仕掛けが遅れてもラスト4Fの持続勝負となるでしょう。
このメンバーですし、中団からの差し馬に関してもキレ味を身上とするようなタイプが見当たらない為持続力でこそのタイプをチョイスしていきたいと思います。
本命は①ダイワキャグニー
距離と斤量でどこまで勝負できるかになりますが、一昨年のジャパンカップのあの馬場や去年の秋天の一線級相手に踏ん張れたことを考えると、この最高の枠とこの馬自らのペースで運ぶことが出来る展開は申し分なく舞台替わりも歓迎と言えるでしょう。
G1馬相手だとどうしても決め手の差に屈するところはありそこは仕方がないとしても、重賞勝ちのない1、2番人気のココであれば好勝負できるはずですし、多少パワーを要する馬場も他馬が気になるならばプラスにはなると思います。
2走前には去勢の期間からあれだけの走りが出来ていましたし、ズブイところが出てきた今であればこの距離もこなせると思っているので能力は上位なのは確かなのでこの馬から狙います。
対抗は⑪クラージュゲリエ
爪の不安から長休明けの2走前はさすがにブランクを感じたものの、前走では本来の走りにかなり近づいていましたし元々が適性の幅が広いので、更に上昇する可能性に期待しています。
今年に入り中京開催ではロベルト系が活躍していること、父キングマンボ系なので本命馬同様パワーを要する馬場では血統の後押しもあり福永Jという事も頼もしく感じています。
ただし1週前の、重苦しさが、という陣営のコメントから不安はありますが実践向きではあるので、間隔を開けずに使えていることこそが状態のいい証拠だと前向きに捉えています。
3番手は⑨ヴェロックス
これまでの戦績から安定感は誰もが納得するところであり、この馬こそ前走からの上積みはあるとは思いますが、やはり相手なりには走っても勝ち味に遅いというのか、自在性と操縦性は高くても決め手に欠けることは戦績が物語っているのでココまでの評価としました。
前走を見ていても坂地点では1、2着馬には置いて行かれていましたし、鞍上が前付けの粘り込みという騎乗しか出来ないので序盤でポジションが取れなかったときはかなり危険だとは思っています。
という事で予想は
◎ ①
〇 ⑪
▲ ⑨
△ ③、④、⑦、⑩、⑭
このような予想となりました。
今年の初当たりに期待はしているのですが、例年と異なる舞台、条件という難しいレースに敢えて挑戦する好奇心の方が勝ったために意外とこんなレースがきっかけになると信じて勝負したいと考えています。