2021年も早いことに一か月が過ぎ、今年のG1の開幕もすぐそこに迫ってきています。
今年の1月の成績も去年同様的中がわずかに一つと全く物足りない成績ですが、去年も2月からは上昇傾向にあったので『月が替わればツキが変わる』という言葉を信じて今月も精進していきます。
そして今週の重賞予想は東京新聞杯を予想していきます。
この時期の古馬の重賞らしく実績馬は充電期間の為、オープン特別とさほど変わらないメンバー構成となり能力が反映されやすい東京のマイル戦とは異なり、例年波乱含みの決着も多く今年も一筋縄ではいかないような気がしてなりません。
府中の馬場は今年に入り開幕2週目で土曜のレースでは速い時計も出ていて、かと言って前が止まらないかとなればそうでもなく、差し届くケースも見られてはいたので内外フラットという見立てです。
展開としては、絶好枠に入ったダイワキャグニーがスンナリ逃げればスローの上り特化戦、前走では思い切った逃げの作戦から波乱の立役者となったエントシャイデンが逃げるのであれば、前走同様締まった流れからスピードの問われる消耗戦と、全く真逆のレースとなるでしょう。
このペース読み次第で結果も大きく変わってくるはずなので、ココが最重要ポイントとなります。
前走の作戦が嵌ったとは言え先行馬が手薄なメンバー構成で、あの枠からでもハナを取り切ったジョッキーも継続騎乗となればエントシャイデンが再度の逃げ、として予想します。
前走で0.7秒程度の後傾ラップだったこともある為、この場合道中の追走力と後半の持続力、高速持久力戦に向いていそうな馬を重視していきたいと思います。
本命は⑭エントシャイデン
前走で大方の見方を裏切る作戦が功を奏したとは言えますが、今回も先行馬が手薄という事やダイワキャグニーは番手でも競馬は出来ますし逃げることが出来れば再度の好走が出来る可能性はあるでしょう。
ハナを取り切れればワンペースとなりますしそれこそがこの馬の好走スポットに嵌っていて、土曜のレースでは芝のレースが6レースありましたが、その内5レースで逃げ馬が好走と今の馬場も味方につけることが出来る上に川須ジョッキーとは手も合っているので今回も期待しています。
血統的にも父ディープインパクト×母父サクラバクシンオーで、スピード適正とスピードを活かすようなレースであればこそではありますが、逃げることが出来ずにスローからの上り特化戦となれば危うさは孕んでいるもののメンバー、展開を考慮すれば前走の再現は出来ても不思議ではありません。
対抗は⑬ヴァンドギャルド
能力だけ見ればこの馬が最上位という事に異論はなく、前走もG1馬が揃った中での勝ち馬とのタイム差や2走前、4走前の重賞実績からすれば勝ち負け出来るメンバーなのですが、4走前や去年のこのレースのようにスタートで後手を踏むようなことがあれば、展開予想から取りこぼす可能性もある為この評価としました。
それでも今回は福永ジョッキーですしスタートは決めてくるのでしょうが、明確な不安要素のある1番人気なので本命とまでは出来ませんでした。
3番手は⑪シャドウディーヴァ
去年2着、父サンデーサイレンス系に母父ダンチヒ系と好走する要素は十分で、去年同様の淡々とした流れでも最後は差し込んで来たように舞台は申し分ありません。
それでも去年は内枠を活かし切ってのものであり今年は外目となれば割り引きは必要ですし、距離も適距離からすると若干短いという事で3番手までとしました。
これまでのこのレースを制した牝馬と比較してもG1実績では劣るものの、乗り慣れたジョッキーに戻り道中内に潜り込むことが出来れば最後は必ずいい脚を使ってくる舞台でもあるので、不安要素と共に応援もしています。
という事で予想は
◎ ⑭
〇 ⑬
▲ ⑪
△ ③、④、⑤、⑨、⑩
このような予想となりました。
展開一つ、ポジショニング一つで着順がどうとでも入れ替わるような大混戦なので、自信としては無いに等しいのですが、こういったレースをモノにすることが出来れば今後の飛躍のきっかけともなると信じています。