春のG1シリーズもいよいよ東京ラウンド突入となります。
これから一番の盛り上がりを見せるG1シリーズとなりますが、水を差す形での緊急事態宣言延長と追加される地域が発表されたことに大変大きな憤りを感じていると同時にここまで無策を露呈する現政権には、最早新型コロナの感染収束の期待すら出来ない状況であり、どこまで行っても世論を無視しオリンピック開催を主張する態度には呆れ返るしかありません。衆議院の任期が迫る中、オリンピックを成功させて盛り上がりに乗じて解散、というシナリオを描いているようですが『白けたオリンピックになる可能性すらある』という発想すら出来ない与党にも今後は託せないという思いです。
今年こそはダービーを競馬場で観戦という期待をしていた方からすれば、怒り以外の感情は無いはずです。
そうは言っても今週からは東京ラウンドという事で、競馬が開催されることについては関係者の多大な努力に感謝しつつ予想してきます。
週中の金曜に一雨降っても土曜の馬場は高速馬場となっていて日曜には気温も上昇するようですし、もう一段時計としては早くなる可能性はあります。
土曜のレースでは先行した馬が4勝を挙げてはいるものの、差し馬の好走もあったので例年ほど前有利の傾向では無くトラックバイアスとしてはフラットと見ています。
展開として前走で逃げたピクシーナイトは好位差しを匂わせ、ルークズネクストもゲート次第で自在性がある為、陣営も示唆しているように逃げて結果が出ていてこの枠なのでバスラットレオンがハナを切るでしょう。その後ろに有力馬も含め先行力のある各馬が付けるといった形で、バスラットレオンとしてはゆったりとした流れが良いながらも先行勢からのプレッシャーもあるので前半4Fとしては例年通り46秒前半くらいの入りとなり、中盤でどれだけ緩むかがポイントとなりますが、後半も高速馬場なので一定の上りも要求されると想定しています。
本命は⑧グレナディアガーズ
朝日杯の勝ち馬はクラシックを目指すというのが傾向としてありますが、ローテからもこのレースを取りに来ていることは明らかで、朝日杯のレコード勝ちの結果とレース内容からもココでは崩れるイメージが持てませんでした。
安田記念を制したモズアスコットやソウルスターリングを輩出したフランケル産駒で、母父は米国型、父母父はダンチヒ系、母母父はヴァイスリージェント系と血統としてもマッチしますし、陣営のこれまでの反省や輸送を考慮してのソフトな仕上げも好感が持てます。
何より前走が7、8割仕上げで斤量から上積みも見込めて、流れる展開としてもこの馬に向くもののジョッキーも危惧する当日のテンションさえ高くならなければ、実績からも上位なのは間違いないので素直に評価しました。
対抗は③ルークズネクスト
前走の時計は優秀ですし2着の本命馬をゴール前に差し返す勝負根性や、2走前には完全に嵌った勝ち馬には届きませんでしたが、バスラットレオンにはしっかり先着できていることからココでも楽しみあります。
この枠なのでこの馬より外の先行勢がポジションを取りに来た時にポジションを悪くする事と、血統的に高速馬場向きでは無い印象もありますが、前走では時計面でも一定の結果を示していることから期待はしています。
鞍上もこの馬は手の内に入れてますし、交流重賞の勢いも頼もしい限りなので好勝負出来ると見て対抗評価としました。
3番手は⑤リッケンバッカー
相手関係などから初勝利まで時間は掛かりましたが、前走では前が壁になったことから追い出しを待たされながらも最後は伸びてきていて、高速馬場であればこの馬の瞬発力は通用してもいいと思っています。
というのも、本命馬同様母父が米国型でロードカナロア産駒なので、前走のような馬場よりも確実に軽い馬場の方が合うはずですし、比較的キレるタイプが少ないメンバー構成という事からも人気以上に走れる可能性のある一頭と見ています。
今年に入って4戦目なので上積みに関しては疑問を持ちつつも、これまで戦ってきた相手関係などからも人気薄からはこの馬に期待します。
という事で予想は
◎ ⑧
〇 ③
▲ ⑤
△ ①、⑩、⑬、⑮、⑯
このような予想となりました。
春のG1シリーズも後半に差し掛かり、東京ラウンド第一戦と取れれば勢いは付くのでしょうが、例年波乱傾向にありますし難しいレースでもあるので、人気馬を本命としたので人気薄にも気を配っていたら印が幾つあっても足りないので、重賞実績馬でも思い切って消して勝負することにしました。
読んで下さった方の参考にはならないと思いつつ配当妙味も考慮しての予想となりました。