北海道シリーズが開幕し、全国的に日中の暑さも本格化してきたので気分はすでに夏競馬モードへと突入しかけています。
G1シリーズも一段落し、グランプリ宝塚記念を残しているものの今週も2重賞があるので気は休まりませんが、梅雨の蒸し暑さを忘れて例年大波乱とまではいかないまでも一筋縄ではいかないエプソムC予想へと参ります。
土曜には、ここ2週よりも更に直線で内側を避けて進路を取っていて、JRAの公式ホームページでも『コース全周の内柵沿いに傷みがある』と掲載されていますし、例年よりも先行有利の傾向では無いと考えています。それでいてスローペースのレースが多い中、決着時計としては速い時計が出ていました。
展開としては明確な逃げ馬は不在ですし、押し出される形で内からセダブリランテス、エアアルマス、ファルコニア、シュリ、アトミックフォースのどれかが行く形となるでしょう。
どの馬が逃げてもペースとしては序盤からスロー濃厚となるでしょうし、例え流れたとしても平均までは流れることは無いと思っていて、ラスト3Fの決め手勝負と想定しています。勿論中盤も緩んだままであれば、もう少し仕掛けの意識は早くなっての4Fのロンスパ寄りとなる事も考えていますが、後半に特化したレースとなるとは思います。
本命は⑮ザダル
脚元に不安があり、間隔を空けながらでしか使えておらず今回が10戦目となりますが、前走では勝ち馬サリオスには突き放されつつその他の上位の重賞馬には接戦でしたし、持ちタイムでは今回のメンバーで一番、今の馬場を考えればこの枠は絶好枠となり十分勝負できると判断しました。
左回りのコースで好走した2、3、7走前のように、道中で脚を溜めることが出来れば必ずラストは決め手のある脚を使ってくれますし、このメンバーであればチカラ関係からも抜けた存在だと思っています。
昨年の10月以来の長休明けというのは不安ですが、脚元の不安が無くなりしっかりと調教も出来ているようなので、期待しています。
対抗は⑭ガロアクリーク
4歳馬に好成績のレースなので、昨年の牡馬クラシック皆勤のこの馬を狙いたいと思います。
G2勝ち馬で皐月賞でも3着という成績からもこのメンバーの4歳馬では実績上位であり、前走は大事を取って除外となりましたが、問題なく追い切りを出来ていることから気配としては上々のようです。
これまでの実績が中山競馬場に偏っているのは気になる点ではあるものの、ロスのある中踏ん張ったダービーや新馬戦を見る限り東京競馬場でもヤレるはずですし、ある程度の位置からのキレ味を活かせれば楽しみな存在だと見ています。
3番手は④セダブリランテス
この馬も度重なる故障で、7歳馬ながら9戦目ですが重賞2勝と実績面では上位と考えています。
スローペースから長く脚を使えてその形であれば崩れていませんし、非根幹距離に強いディープブリランテ産駒らしく、ダートで走った新馬戦も含めてこの距離では負けなしというのも頼もしく思えます。
中々順調に使えていなかったことを考えると、前走からの間隔で使えることが順調と言えることからも本来の能力さえ出せれば、チャンスはあると思います。
という事で予想は
◎ ⑮
〇 ⑭
▲ ④
△ ①、②、⑥、⑧、⑨、⑱
このような予想となりました。
印が多くなったことは、せっかくご覧いただいた方には申し訳ないと思いつつも、上位人気馬に不安や人気程チカラがあるとは思っていない為、展開やポジショニング次第では人気薄にもチャンスはあると見ているのでこのような予想にしました。
個人的にも、先週の安田記念で絞ったが故の不的中という反省からもこのレースは敢えて絞らずに勝負してみようと考えてもいます。