宝塚記念が終わり、月も変わって今年も夏競馬の季節がやってきました。
毎年ハンデ戦がメインとなることもあって馬券的中には四苦八苦していますが、軽ハンデ馬や格上挑戦馬の大駆けあり、人気馬の凡走ありと、これも競馬の醍醐味として夏競馬ならではの楽しみを満喫したいと思います。
今週は変則開催の影響で小倉開催となるCBC賞を予想していきます。
例年とは違う為、過去のデータや傾向が通用しないこのレースを選択することにはリスクがあるとは思われますが、条件は皆同じなのでリスクよりもリターンに期待しつつしっかりと的中目指して予想していく所存です。
土曜のレースでは、天気予報以上に雨が降る事も無く開幕週という事も手伝って、1日にレコード更新が2レースと超が付くほどの高速馬場となっていました。特に1200Mのレコードは、後に海外G1を2勝したアグネスワールドの22年前のタイムを2勝クラスで更新となったので、かなり芝の状態はいいと感じています。
梅雨明けしていない時期なので鵜呑みには出来ませんが、予報では土曜の夜中に多少降る程度で、日曜の降水確率はそれほど高くありませんし高速馬場は維持されたままと見ているので、トラックバイアスも内目前目の前残り馬場の可能性はかなり高いはずです。
展開は先行力のある馬が揃った印象ですし、今日の馬場が維持されれば各ジョッキーもかなり前への意識は強くなる中で、内からタイセイビジョン、ファストフォース、ビオグラフィー、プリカジュールのどれかがハナを主張すると思っています。
どの馬が逃げても、前半は32秒台前半、多少雨の影響があったとしても32秒台後半となり、前半はかなりのハイラップから後半もスピードを持続させたスピードレースとなる事を想定しています。
今日の条件戦でレコードが出たので、馬場状態次第では更なるレコード更新に期待しつつも、各馬の脚元の負担となる事だけは避けてもらいたいです。
本命は⑨ヨカヨカ
去年の2歳時にこの舞台で2勝を挙げているので舞台適正に問題は無いはずですし、その後の重賞とG1で連続掲示板とスピード勝負となれば軽斤量を活かして勝ち負け出来るレベルと見ています。
前走こそゲートで遅れてしまいましたが、元々スタートと二の足は早い方なのでゲートさえ決めれば好位くらいのポジションは取れて、過去のレースから古馬相手でも追走面では十分勝負出来ると思っています。
奇数番なので前走のように安定しないかもしれませんが、ある程度のリカバーは可能なはずなので是非とも故郷の九州で重賞制覇という錦を飾って欲しい、という応援も込めての本命です。
対抗は⑥ビオグラフィー
3走前が不良馬場を逃げ切ったように、思いのほか雨の影響があったとしても道悪適性を示していて、前走が初の重賞挑戦ながら最後は後続に捕まったものの、ラスト1Fまでは押し切るかのスピードを見せてくれましたしいまが充実期と思います。
条件戦の勝ち上がり方も先行、逃げ、好位からと先行力と自在性を活かした中での勝ち上がり方はポジショニングに左右されない意味では血統的にもプラスと見ています。
ただし、持ち時計が見劣る分純粋なスピード能力とスプリント能力を問われた場合には不安材料となりますが、『夏は格より勢い』という競馬の格言もあるのでこの馬の勢いを信じてみます。
3番手は⑤クーファウェヌス
条件戦の身なのであまり強くは推せる要素は無いものの、持ち時計ではメンバー上位でハンデ戦で軽ハンデ馬の1発の期待が持てるジョッキーではあります。
舞台適正、距離適性の実績も魅力なのは勿論、これまでのレースのハイペースへの対応力という部分での好走実績を評価しています。
血統的にスピード競馬を得意とすることも頷けますが、重賞馬や重賞好走馬を相手にするとなるとこれまでより好走のハードルは高くなることは承知しつつも、人気を覆す好走があっても不思議のない1頭と見ています。
という事で予想は
◎ ⑨
〇 ⑥
▲ ⑤
△ ③、⑧、⑩、⑪、⑫
このような予想となりました。
出走頭数に対して印は多くなりましたが、これから本格化するサマーシリーズへ良い流れとなるようにこのレースは是非とも的中させたいですし、この予想をご覧いただいている方への参考となるレースとなる事を信じての予想です。
あまり先ばかりを見てもロクな結果が出ないことはこれまでの経験から学んでいるので、これからの長い戦いとなるサマーシリーズも1戦1戦大切に予想していく所存です。