いよいよ東京オリンピック2020が開幕しました。
招致までの経緯や新国立競技場の設計書問題からはじまり、組織委員会の前会長の発言、演出担当者の発言や過去の事など、開会式直前までのドタバタ劇を見せられると正直うんざりしています。
そうでなくても緊急事態宣言下の中、医療従事者には負担を強いて飲食店関係者を軽視し、挙句の果てにはその時の都合で東北の復興を掲げる政策には怒りすら覚えると同時に、秋までに必ず行われる衆院選では今の与党には必ず投票するまいという決心が出来ました。
それでも、東京オリンピックに人生を捧げてあらゆる誘惑に打ち勝ち、暗く先の見通せない世の中の光となるパフォーマンスを約束する姿には心を打たれます。
時として非難にさらされながらも選手に罪は無く、これまで培ってきた体力、技術、精神力を思う存分発揮しそれぞれの目標達成を願いながら、純粋に称賛し応援したいと思っています。
話を本題に戻し、今週は夏の風物詩として定着したアイビスSD予想と致します。
福島開催分も行った春には、大雨の影響やロングランとなりかなり痛んでいた芝も張替えされたことにより、土曜のレースでは2つのレコードが飛び出すほどの超高速馬場となっていました。
このアイビスSDに限り、圧倒的外枠有利という事は知られているので今更トラックバイアスを語るのもナンセンスだと思い、割愛させていただきます。
展開は大外枠のセピアノーツが軽斤量を活かして出していくでしょうし、オールアットワンスやライオンボスも出脚は速いですし、中枠から内枠の馬がどこまで外ラチ目掛けて切れ込んでいくかになるでしょう。
テンの2Fのラップとしては22秒前後くらいの入りで、中団に位置する馬でも開幕週の高速馬場という事を考えれば上り32秒前半から31秒台の脚を使えないと前を捕まえることは厳しくなってくる想定です。これまでの傾向から、基本的には前目にポジションを取れることはかなりのアドバンテージとなるので、その辺りを踏まえての予想となります。
本命は⑫ライオンボス
前走は急仕上げの中58キロ、時計の掛かる馬場、中ほどの枠という事を考えれば初めてこの条件で凡走も情状酌量の余地はありますし、前走とは違って日曜にはこの馬に最も適した馬場とこの枠であれば、スペシャリストのこの馬の凡走は考えられません。
また今年は条件クラスの参戦が多く、過去2年に比べて相手関係も楽になる事は明らかで、一昨年は負傷で乗れず昨年は僅かに届かなかった鮫島克駿ジョッキーも、この馬との重賞制覇を果たすラストチャンスと期するモノはあるはずです。
個人的な考え方となるのですが、同一重賞3年連続好走というのはかなり現実的ではないと思ってはいるものの、この馬にとってこのレースが1年の集大成とも言えるレースであるので衰えたとしても王者の走りに期待します。
対抗は⑪ロードエース
前走がこの馬のキャリア2戦目の芝でのレースとは思えないほどスムーズなレースが出来ていて、先行力も持ち合わせているのでかなり楽しみな存在だと思っています。
血統的にもストームバード系の産駒で母父サンデーサイレンス系、母母もストームキャットを持つストームバード系なので高速馬場への適性もあっていいはずです。
それでも、高速馬場への適性はあくまでも血統面からの推測であり、この馬がこれまでダートで使われていたことから前走の馬場こそがこの馬の能力を発揮できる馬場だったという考えられる為、対抗評価ながらも懐疑的な部分もあります。
3番手は⑬ビリーバー
去年3着のこの馬も2走前、6走前に比べれば条件としては好転するはずですし、昨年は進路を探しながら上り最速タイでの好走だったことを思えば、本命馬同様相手関係にも恵まれます。
近走ではもどかしい結果が続いていますが、馬場や展開が噛み合うものでは無く能力を出し切れなかったという見立てで、昨年と同じような枠順であれば評価はするべきだと思っています。
重賞勝ちのないジョッキーが昨年と同等の競馬が出来るのか、となるとやや心許ない部分ではあるので昨年以上の結果となると難しいのですが、馬の能力としてはこのメンバーならば実績もあるのでこの評価としました。
という事で予想は
◎ ⑫
〇 ⑪
▲ ⑬
△ ③、④、⑦、⑭
このような予想となりました。
今週、来週と平地重賞は一つずつと寂しい日程ながらも、オリンピックでの日本選手の応援と中々普段見る機会のない競技もいい機会だと思い観戦してみるので、これまでより忙しい数週間となる事も覚悟して馬券的中を目指していきたいと思います。