東京オリンピックが開幕し日本勢の金メダルラッシュに沸いています。
個人的にもスポーツは好きで青春時代も野球に打ち込んでいたので、アスリートのオリンピックに懸ける情熱やエネルギー、全てを犠牲にしてまで費やす時間というのも多少なりとも理解できますし、陰で支える家族やスタッフの努力も大きなチカラとなっていることも分かっています。
だからこそ、目標とするメダルを勝ち取った時の歓喜の笑顔や涙、惜しくも及ばず流す涙にも心を揺さぶられ感動させられている一方、新型コロナの感染急拡大による医療従事者への負担を考えると、今回のオリンピックを心底楽しめていない事も事実でかなり複雑な心境です。
それでも世論や一部マスコミの、オリンピック開催に対する強い風当たりにも屈することなく戦い続けるアスリートの方々も、本来のカタチでパフォーマンスを披露することが出来ない被害者とも感じますし、こんな状況下でしか開催させることが出来なかった事には強い憤りも感じています。
そんなオリンピックの影響もあり、今週も重賞はクイーンSのみで尚且つ変則日程で今年は札幌競馬場ではなく函館競馬場での開催となり、例年とは違った部分で難しさはあるとは思いますが日本選手の金メダルラッシュにあやかって的中ラッシュを目指して予想して参ります。
土曜から芝コースはBコース替わりとなり内側の傷んだ部分もカバーされていて、先週に続き好天に恵まれたお陰で馬場状態も良く時計も出ている印象でした。
土曜のレースではBコース替わりを活かして先行馬も頑張れてはいましたが、ハイペースのレースも多く展開によっては差し馬の台頭もあったので、極端に内有利という感じでもなくフラットに近い状態で考えています。
展開としては出走頭数の割に先行馬は揃っていて、内からローザノワール外からサトノセシルとシャムロックヒルが主導権を握ると思いますが、シャムロックヒルは控えても良いタイプですし前走も自分のペースで逃げての勝利だったことを考えると無理に競りかける必要は無いはずなので、序盤は淡々と流れるとは考えています。
それでも、ローザノワールとサトノセシルが函館記念のように2頭がヤリ合う事も考えられますし、そうなると離れた位置でシャムロックヒルがペースをつくっていく事になるでしょう。
コース形態を考えても、瞬発力勝負という事にはならないはずですし、序盤からのペースのまま後半は持続力と立ち回りを問われる上りの掛かるレースになる事を想定しています。
本命は③フェアリーポルカ
コーナー4つの1800Mでの重賞で2勝を挙げていますし、直線の長いコースでの決め手勝負よりも上がりの掛かる小回りコースでこそ、というのは戦績からもハッキリとしています。
この馬からすれば絶好枠となりましたし、しっかりと序盤でポジションを取り立ち回りの上手さを活かせれば大きく崩れる事は無いと見ています。
土曜後半のレースではキングマンボ系の産駒も活躍していて、道中極端に緩むような事が無ければ展開も向くとは思いますが、最近若手に活躍の場を奪われている鞍上は小さくは無い唯一の不安材料という事も挙げておきます。
対抗は⑥マジックキャッスル
実績と近走の充実度では、このメンバーであれば勝ち負けになる能力の馬だと思っています。
近2走のマイルの流れを経験して距離延長となる今回は追走面や位置取りで楽になるはずですが、この馬よりも外目に先行出来る馬がいますし、序盤で後手を踏んでしまえばかなり苦戦を強いられることも十分考えられます。
それでも母父ロベルト系、母母父がサドラーズウェルズの全弟という事からマイルよりも中距離の方が合っているのは間違いありませんし、能力比較という部分ではこれ以下に評価する必要のないと考えています。
3番手は⑫シゲルピンクダイヤ
3歳時のゲート不安も解消され、最近ではポジショニング面でも改善が見られる事から大外枠ながらも外目の好位くらいで運べればチャンスはあると思っています。
この馬も血統面から洋芝をこなせて良いとは思いますし、今はマイルよりも1800Mの方がスムーズな競馬が出来ると見ています。
成績にムラがあってコーナー4つのコースの適性も未知数ながらも、こなせれば実績面からもかなりいい勝負になるでしょうし、楽しみな一頭だと思っています。
という事で予想は
◎ ③
〇 ⑥
▲ ⑫
△ ①、②、⑤、⑧
このような予想となりました。
ハナ息を荒くして臨んだ夏競馬でしたが、やはり易々と的中できる程甘くは無いという現実に直面しながらも、オリンピックでの日本選手の活躍に良い刺激を頂きましたし、月が変わってツキが変わるという迷信を信じて今週こそは的中させたいと願っています。
馬場適正など悩ましい部分はあるものの、夏競馬後半戦へ向けていい流れとなるレースにも期待しています。