スプリンターズS・予想

これまでほとんどの日数を、緊急事態宣言の発令と共に過ごしてきた2021年も残すところ3か月となり、今週はいよいよ秋のG1シリーズ開幕戦であるスプリンターズSとなります。
全国で新型コロナウイルスの感染者が急増しているにも関わらず、いくら公営競技で隔離された世界といえども感染者を最低限まで抑え込み、毎週楽しく競馬観戦や馬券に一喜一憂出来たのも、関係者の努力と尽力の賜物にほかならないので、感謝の言葉しかありません。
今までの当たり前が当たり前で無くなり、これまでの日常生活が大きく変化する中、毎週末を楽しみに過ごせたことに感謝の意を込めて、馬券購入という形でしか貢献出来ませんが、これまでと変わりなく貢献していきたいと思います。
勿論単に購入するだけでなく、購入するからには的中も目指しスプリンターズS予想へと参ります。

大型台風の影響を懸念していましたが、土曜の馬場はふたを開けると、芝は重馬場発表ながらもまずまずの時計は出ていて、午後からの芝は良馬場まで回復し馬場造園家の底力を見せてもらいました。
天気予報によっては、中山競馬場付近では一時的な雨予報も出ていますが、当日の天気も良く気温も上がることから土曜よりも回復し、一段階は時計も速くなり一昨年並みの馬場と考えています。
また、土曜のレースでは完全な前目内目有利という結果となっていて、日曜には芝のレースが7レースあるものの、引き続きこのバイアスは変わらないと見ています。

展開は、昨年同様大外のモズスーパーフレア、ビアンフェがハナ争いをする中、スタートの良くないメイケイエールがどんな絡み方をするのか、となりそうですが、メイケイエールに関しては不確定要素が多すぎることもあり、モズスーパーフレアとビアンフェのハナ争いを中心に考えていきます。
去年は内のモズスーパーフレアに外からビアンフェが絡んでいった挙句、決着時計からすると激流といわざるを得ませんでしたが、今年は内外逆の並びとなりましたしビアンフェ陣営からもハナへのこだわりは無い、とのコメントがあるのでモズスーパーフレアのペースでのレースを想定しています。
そうなると、前半は32.5秒台は間違いなく、後半も34秒台中盤から前半となってくるでしょう。
昨年のように最後方から2頭も好走することは考えにくく、少なくとも中団くらいからの高いスプリント能力と走破時計が求められるレースとなるはずです。

本命は⑭ダノンスマッシュ
今年は過去2年とは違いぶっつけでの参戦であり、2か月以上での臨戦では国内の古馬スプリント戦では負けなしというローテ、過去2年と違い国内外でのG1を2勝という実績からも、このメンバーでも上位の実力馬ということには変わりはないはずです。
その過去2年のこのレースでも、直線での進路が中々見つからない中3着まで押し上げた2年前、超ハイペースを先行しながらも歴史的マイラーに差された去年と、全く違うレース質でも好走しているようにスプリンターとしての能力に疑いようがありません。
今年は過去2年とは違い外枠となりましたが、過去2年スタートが決まっていないこの馬にとってみればリカバーもし易く、何よりモズスーパーフレアが作る流れを何度も経験できているアドバンテージも大きく6歳となっても衰えは無いと思うので、この馬を本命とします。

対抗は④ピクシーナイト
このレースへ向けて賞金面での不安があることは、陣営も認めていて前走を勝ちに来ていたのは明らかですし、前走がメイチであったようにも感じるので上積みとしての疑問は正直あります。
それでも路線変更した直近2戦では、鞍上が早くから進言していたようにスプリンターとしての高い資質を見せてくれていますし、スケールでは上位争いが出来るだけのモノを持っています。
来年以降はこの路線を引っ張っていく存在となることは想像できますが、このレースでの3歳馬の成績と先ほどの上積み、この厩舎が間隔を詰めてのレースという不安がある以上ここまでの評価としました。

3番手は⑤ファストフォース
過去のこのレースで好走傾向にある非サンデー系からはこの馬に魅力を感じています。
2走前には長休明けの格上挑戦でいきなりレコード勝ち、前走は雨が降る時計の掛かる馬場でも連対と、近走の充実度には目を見張るモノがあり、スピード決着濃厚とみているこのレースでも好枠と展開を味方に穴を空ける可能性のある1頭だと見ています。
近2走が、展開やハンデなど色々と恵まれての結果ということながらも、好枠や血統背景といった部分からも過去のこのレースで好走した人気薄とダブることもあるので、期待しています。

という事で予想は

◎ ⑭
〇 ④
▲ ⑤
☆ ⑨
△ ⑦、⑪、⑫、⑯

このような予想となりました。
G1シリーズ開幕戦となるのでワクワクしていますが、暴れ馬のメイケイエールがややこしい枠に入ってしまったので、レースがガチャガチャにならない事と全馬が無事に走り終えるという点に関しては、これまで以上に気が気ではありません。
また、『考察』からご覧になってくださった方にも参考となる予想となること、カンタマンについてはしっかりとリアルに集中することを願っています。

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