11月に入り今年も残すところ2か月となりました。
今週はG1シリーズの中休みとなりますが、今年はアメリカで行われるブリーダーズCに国内から7頭も参戦が決まっている為、そちらの方に関心がある方も沢山いらっしゃると思います。
日本時間では早朝になりますし馬券発売もあるとはいえ、さすがに海外事情については全くの無知なので、純粋に日本馬の応援のみをするつもりです。
週中にはJBCも開催され土曜にも2歳重賞が2レースと、買われた方は今週はとにかく忙しかったはずですし、そんな方の為にも、せめて週末の重賞くらいは予想でチカラにはなりたいと考えています。
そんな週末の重賞からは、アルゼンチン共和国杯予想と致します。
土曜のレースでは、時計的には一段階軽くなっていて、時計もやや高速くらいの水準にはなっているという印象です。明日も曇り予報ながら降水確率は高くは無いので、やや高速馬場くらいで見ています。
馬場の内側に傷みが出始めているという公式発表ではあるものの、前目内目も頑張れてはいましたが、日曜のメインレース前には6レースあるので、内外フラットくらいで考えています。
展開は、今週も明らかな逃げ馬が不在でありながらも、候補としては外目のゴーストかアンティシペイト辺りとなるのでしょうが、その他の馬が押し出されたとしても序盤はスロー濃厚となるはずです。
あまりに遅すぎた場合は、向こう正面で捲るような形で先団に取り付いてくることはあっても、極端なペースアップとまではいかずにゆったりと流れると見ています。
後半の仕掛けどころでも、過去の傾向からもはっきりとした傾向は無く、年によってはラスト5Fのロンスパ戦からラスト3Fの瞬発力勝負まで幅広いのですが、スローのまま流れればラスト5F辺りからジワッとペースアップする可能性は持ちつつ、ステイヤータイプがあまりいないことからラスト4Fのロンスパ戦を想定しています。
これらを踏まえて
本命は⑥アイアンバローズ
前走は太目残りの中、道中から11秒台のラップが7F続く異質な地力を問われるレースだったことからも、この馬には不向きのレースと考えれば良い意味で叩き台のレースだったはずです。
それよりも2走前から6走前の2連勝を含む5連続好走時には、ロンスパ適正と33秒台後半から40秒台前半の上りが使えていたように、後半の決め手も問われる傾向のあるこのレースでは、巻き返してくる可能性はかなり高いと見ていて、今年のメンバーレベルであれば、この馬にも十分チャンスはあると見ています。
今回は輸送もあるので確実に前走よりは場体重も減らしてくると思いますし、3勝クラスを勝ち上がってきた人気馬2頭よりも1キロ減の斤量も魅力で、この枠なのである程度ポジショニングの意識のある鞍上も前走比較ではプラスに捉えています。
対抗は⑮アンティシペイト
この馬も条件戦から長い距離を使われていてスタミナには不安は無いはずですし、前走が外差し馬場とは言え、延々大外を回した内容からも持続力面では非凡なモノを見せてくれました。
これまでのレースから、本命馬ほど速い上りが使えていないので評価としては下げましたが、強気に出して行くことの出来る鞍上への乗り替わりなので、前半から前目の位置につけて粘りこむことは可能ではないかと思っています。
休み明けにも良績がありますし、父母父にトニービンがいる血統面と人馬の勢いを素直に認めての評価としました。
3番手はディアマンミノル
この馬は前走や3走前のように消耗戦に適性があるとは思いますが、条件戦の勝ち上がりやOPクラスでの好走、前走と鞍上とは手が合っているように感じます。
この馬も一瞬のギアチェンジ力は無いものの、3コーナーの下りを利用して持続力を活かせるようであれば面白い存在となるはずですし、前走くらい走れればココでは好走して良いとは思います。
それでも去年のこのレースでは、見た目にも明らかに分かる壊滅的な内を通す鞍上の力量を考えると中々狙い難いことは明白ながらも、終いの脚は使える点を評価しました。
という事で予想は
◎ ⑥
〇 ⑮
▲ ⑨
△ ①、④、⑤、⑩、⑫
このような予想となりました。
G1シリーズの中休みですが、先週は上位人気馬3頭がそれぞれの底力を見せてくれたお陰で素晴らしいレースでしたし、今週もとは期待出来るようなメンバーレベルでは無いので、せめて馬券には期待しつつ来週からの連続G1へ弾みを付けて臨めればとも考えています。