朝日杯FS・予想

先週は香港国際競争にて、日本馬が2勝と存在感を見せてくれました。
ただ残念なことに、スプリントにて落馬事故が発生し4頭もの多重事故となり、日本馬も煽りを受けた結果、来年以降のスプリント路線を引っ張って行くであろう存在のピクシーナイトが骨折、騎乗していた福永ジョッキーも鎖骨骨折と、とんだ災難となってしまいました。
このレースに引退が決定していたダノンスマッシュも不完全燃焼でのレースを余儀なくされましたし、あらためてジョッキーも常にギリギリの勝負に身を置いていること、そのおかげでエキサイティングなレースが実施されていることにただ脱帽です。幸いにも、馬もジョッキーにも命に関わるような事態だけは免れたことは唯一の救いだったと思っています。
ピクシーナイト、福永ジョッキーの一日も早い回復を祈るばかりです。
さて、今週は先週の牝馬による2歳女王決定戦に引き続き、今週は牡馬のマイル王決定戦となります。
4年前からホープフルSがG1格上げとなり、これまでの2歳チャンピオン決定戦とは異なる部分があり、クラシックを目指す有力馬がホープフルSへと向かうようになって、フルゲート割れとはなりましたが、無敗馬も揃ったので楽しみなレースとなりそうです。

土曜の馬場は週中の雨の影響を懸念しましたが、時計的には先週と同等くらいのイメージだったもののトラックバイアスは完全に外伸び馬場に拍車が掛かっていました。日曜は天気は良さそうではありながらも全国的に気温が上がらないので、土曜の馬場を基準として考えていいでしょう。

展開としては、距離延長組からの先行馬が揃ったうえに、前目で運んで結果を残してきたメンバーであり、どの馬がハナを取り切るのかは難しいながらもペースとしてはある程度は流れることを想定しています。
それでも、昨年のような馬場では無く直線の内が完全に傷んでいますし、見た目以上にタフな馬場であれば、落ち着いたとすれば平均ペースくらいとは考えています。
直近2年ほど時計が出る馬場では無いのですが、先行馬が揃っているので上がりだけの競馬にはなりにくいとは思いますし、追走力が問われつつ持続力も問われるレースを想定しています。
これらを踏まえて

本命は④セリフォス
前走こそスローの上がり勝負となり着差は僅かでしたが、それでも4コーナーでは大外からロスのある競馬でしたし、2走前にはかなりの持続力を見せてくれてキレ味としてもこのメンバーと展開から、勝ち負け出来るチカラを持っていると思います。
仕上がりの早いダイワメジャー産駒、昨年と4年前にこのレースを勝っている厩舎力からも現時点ではアタマ一つ抜けた存在であることは間違いないはずです。
それでもスタート後の行き脚が速い方では無く、前をカットされれば位置取りを悪くする可能性はあるもののリカバリーしやすいコース形態ではあるので、中団くらいまでにポジションを取ってくれれば好勝負は演じてくれるでしょう。

2番手は⑬ジオグリフ
前走の後半の持続力と鮮やかな圧勝劇からも、この馬も後半の持続力性能はこのメンバーでは抜けた存在となります。
新馬戦で負かした2着馬と3着馬のその後の成績からも、やはりこの馬も現時点での能力は図抜けていると見て良いでしょうし、本命馬との勝ち負け候補の筆頭と考えています。
しかし、これまでのレースから短縮となる距離からペースが上がっての追走面と、追走力が問われてもあの脚が使えるのか、という部分ではやはり本命馬ほど信頼を置けないことから対抗までとしました。
正直、新種牡馬である父が芝・ダートで結果を残していることからオールマイティーなタイプなのは分かりつつも、G1の舞台でどこまでヤレルのかということもこの評価とした理由です。

3番手は⑥オタルエバー
3走前こそ本命馬には完敗となる内容と結果でしたし、2走前の勝ち馬の阪神JFの結果からも、少々狙うには敷居が高いとは思っているものの、負け方がしっかり粘れていて極端にズルズル下がっていく事も無かったので、面白い存在だと見ています。
今回のメンバーでは唯一、好走血統である母父父がデインヒル(ダンチヒ系)ということからも、このメンバーで一本調子のレースとなれば過去の勝ち馬との比較では見劣りますが、チャンスはあるとは思っています。
勿論、上位評価の2頭を負かせる存在とまでは考えていませんし、あくまでも好走圏内と考えた場合での評価となります。

という事で予想は

◎ ④
〇 ⑬
▲ ⑥
△ ⑤、⑦、⑧、⑨、⑫

このような予想となりました。
先週も競馬の難しさや甘くは無いことは承知していることは述べましたが、12月に入り苦手とするダートG1、2歳G1を的中して流れは確実に上向いていると実感しているので、ここまで来ればこのレースも的中させて意気揚々と有馬記念へと向かうことが出来ることを願っています。
同時に、このブログをご覧いただいている方へ少しでも有意義な予想となり、ご覧いただいている方と共に良い結果を持って有馬記念へと向かうことが出来れば、とも考えています。

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