共同通信杯・予想

北京冬季五輪が開幕してから1週間が過ぎ日程も後半に入ってきましたが、やはり物議を醸す大会となりました。フィギュアスケートのドーピング疑惑からスケートのショートトラックの不可解判定、なかでもスキージャンプ男女混合戦でのスーツの規定違反による失格者続出など、明らかに競技運営や大会側の不手際であるように感じますし、4年間を競技だけに大部分の時間を捧げてきた選手に対してあまりにも無下なことだけは今後避けて欲しいと願います。
オリンピックだけに限らず、様々なプロスポーツの世界大会でも不可解な判定は問題提起されてきましたが、審判も人間なのでミスや見逃すことは仕方ありませんし、それもそのスポーツの醍醐味とも考えていますが、今回の件のような事は事前に防げることでもあるので、選手ファーストという観点からも今後の改善を望みます。
そんな不可解な得点でさえ自らのビッグトリックで黙らせたスノーボードHPの平野歩夢選手は、さすがプロスノーボーダーの一言で、感動すら与えてくれましたし、まさに金メダリストに相応しい滑りを見せてくれました。
やっぱりスポーツの祭典は色々な意味で刺激を与えてくれますし、見習う点ばかりで今後の競技にも注目していきます。

オリンピックで刺激を受けたので、ここらあたりでこの刺激を的中へ向けることが出来るよう、3歳馬の登竜門とも言える共同通信杯を予想していきましょう。

土曜のレースを見る限り、クッション値もそこまで下がっていませんでしたし、時計としてもそれほど雪の影響もなく標準レベルくらいだったと感じています。
トラックバイアスは、直線の内ラチ沿いに多少痛みは見られるものの先週同様、内外フラットなフェアな状態でした。しかし、日曜は西から天気がくずれる予報で関東でも午後からは降水確率も高く、雨量がどれほど馬場に影響するのかも、見極めた方が良いでしょう。現状では雨量はそれほどでもなさそうなので、雨による極端な影響はない前提で予想していきます。

展開として、逃げるのは外目のビーアストニッシド辺りだと思っていますが、スタートが決まれば最内のサンストックトンかレッドモンレーヴまで考えています。それでもテンからガンガン行くタイプではありませんし、折り合い重視で前半は例年通りスローになるでしょう。コーナーでどこまで引き上げるかにもよりますが、極端には上げていく事も無いはずなので、ラスト3Fの瞬発力勝負になる可能性が高くなると思っています。
それでも、長い直線で脚を使える持続力も重要となりますし、坂地点での加速力はこのレースに関しては、最も重要な要素だと考えています。
これらを踏まえて

本命は②アサヒ
これまでのレースから安定した成績ですが、メンバーを考慮すると能力で抜けているとまでは言えない存在ながら、コース適性と比較的様々な展開を経験していること、渋った馬場を経験している経験値を評価しました。
ゲートが不安定な点と決め手勝負でも圧倒出来るチカラがあるとは思ってはいないものの、二の脚は速いので好枠を活かすことは出来るでしょう。
シンザン記念やきさらぎ賞での好走馬に先着した舞台実績からも、ココでも安定した走りはしてくるはずで、上位人気馬の中では不安材料が少ないことから本命とします。

対抗は⑩ダノンベルーガ
まだ1戦しか経験がないものの、前走のレースからも素質とスケールを考えれば、結果次第では一気にクラシック候補に名乗りを上げる可能性のある馬だとみています。
血統的に馬場が渋ってしまうとどこまでヤレルか、ということからこの印としましたが、前走のギアチェンジ力と持続面からもパフォーマンスを上げてくるようであれば、楽しみな存在となります。
賞金的にもクラシック安泰とは言えないスコーピオンとの2頭使いからも期待感は伝わりますし、レース経験の不安を覆す能力を秘めた可能性はある、とも思える存在です。

3番手は⑪ダノンスコーピオン
前走での実績と2走前に下した相手が後にG1を制した事を考えれば、単純に能力面だけではココでも最上位レベルにあるはずです。
瞬発力も持続力も高いレベルにはあるのですが、やはり鞍上が危惧する状態面が上がってきていない点がある以上、強くは狙えませんでした。
先ほどと重複しますが、賞金的に安泰とは言えない以上、クラシックを狙うことを考えても取りこぼしは許されない立場ですし、何とか賞金加算を狙うことも考えられるので、能力だけで来てしまうことを考慮しての評価です。

ということで予想は

◎ ②
〇 ⑩
▲ ⑪
△ ①、⑤、⑦、⑧

このような予想となりました。
出世レースとしては代名詞的なレースとなりますし、今年もココからクラシックへと繋げる馬が出てくる可能性もあるので、見逃せないレースとなるはずです。
また、先週はオリンピック観戦で予想の時間が取れない方のお役に立てなかったので、今週こそはの想いは強く持っているので、熱い熱戦を繰り広げてくれている日本選手に負けないよう、ココでの予想が的中に繋がることを期待します。

タイトルとURLをコピーしました