北京冬季五輪もいよいよクライマックス目前となりました。
これまで様々な種目を見てきましたが、やはり見ていて面白いと思ったのはスピードスケートの女子マススタートと女子カーリングでした。マススタートは、前回高木菜那選手が初代金メダリストとして2連覇を目指したもののパシュートのデジャヴのような光景には、我が目を疑ったと同時にオリンピックの残酷さを目の当たりにしてしまいました。カーリングは、4年に1度のブーム的な感じになっていますし、笑顔でプレーする選手の姿が清々しくチームとしての完成度もあって、前回の銅メダルを超える結果と追い込まれた者の強さには、刺激を与えてくれています。
4年間の全てを各競技に捧げてきた選手一人一人にドラマがあり感動があり、改めてオリンピックから多くのモノを得られました。
日本選手団の皆様、本当に多くの感動をありがとうございました。
オリンピックは閉幕直前となりましたが、今週はいよいよ2022年のG1開幕戦となるフェブラリーSとなります。今年は海外遠征の影響もあり、国内の最上位レベルに位置する馬の出走は無く、若干メンバーレベルに淋しさを感じつつも、何が来てもおかしくはない能力に大差のないメンバーなので、難しいながらもこの後に勢いをつけられるよう、的中を目指したいと思います。
土曜の東京競馬場は天気予報に反してレースが行われている間は雨が降らず、夜には降り出し日曜の朝にかけては降り続くようなので、土曜の馬場は参考にはしません。土曜のダートは終日稍重馬場だったので、夜の雨の影響から良馬場までの回復は見込めず、稍重から重馬場を見込んで脚抜きのいい時計勝負になるはずです。また、メインレースまでの馬場発表と時計には十分に注意をしておく必要があるでしょう。
展開としては短距離型の先行馬が少ないので、内からダイワキャグニーは陣営も主張する可能性のコメントがありますし、揉まれたくはないカフェファラオやソダシがハナをきる可能性もあるでしょう。極端な前傾戦の可能性は低いと考えていてペースとしては平均、道中も淡々と流れて後半の加速力と持続力を問われるレースを想定しています。比較的先行馬が残りやすいダート戦ですが、コースの特性から今年もペース次第では、差し馬にもチャンスのあるレースとなりそうではあります。
これらを踏まえて
本命は⑬ソリストサンダー
前走は人気を裏切る結果でしたが、得意のマイルとなる距離延長やスタミナよりもスピード勝負となる馬場は、この馬にはプラスになるはずと見ています。
揉まれたくはない枠も引けて前走よりも馬体は絞れるようなので、直線の坂での加速性能もあって2年連続して武蔵野Sで連対しているように舞台実績からも、チャンスは十分にあるでしょう。
それでも持続力には不安のあるタイプではあるので、脚の使いどころは難しいことは承知で、近走の持ち時計からも馬場が悪化するコンディションであれば、上位人気馬と遜色のない能力は持っていると思っています。
対抗は⑯エアスピネル
リピーターレースでありますし、2走前のように直線で前が壁になる可能性の低いこの枠であれば、御年9歳のこの馬も直線は必ず脚を使ってくれるので、去年のように勝負圏内には入ってくるでしょう。
元々芝のマイルを走っていたように、スピード勝負となった方が良いのは去年の実績からも明確なので、追走面でも不安のないこの馬にもチャンスはあると考えています。
しかし、大外枠でのテン乗りとなるこのジョッキーなので、大雑把な競馬をする不安と直線で脚は使えるものの一脚しか使えないタイプということでこの評価としました。
3番手は⑤レッドルゼル
国内ダートの短距離界では最上位レベルに位置していることは近走の成績からも異論は無く、直線の持続力でもこのメンバーでは十分通用するはずですし、近走の充実度からも去年以上の結果は期待したくなります。
血統も父母はストームバード系、母父はヴァイスリージェント系とこのレースの好走血統を持ち合わせていることから、脚を出し切ればかなりいい勝負は出来ると見ています。
それでも、公式会見で鞍上が距離が長いとハッキリと認めていますし、おそらく最大目標は次走のドバイと考えれば、取りこぼす可能性も大いにあると感じているので3番手までとしました。
ということで予想は
◎ ⑬
〇 ⑯
▲ ⑤
△ ③、④、⑥、⑨、⑮
このような予想となりました。
オリンピック期間中は、オリンピック観戦をしながらの予想のお役に立てず、不甲斐無い予想と結果となったので、お詫びをするしかありません。
申し訳ありません。
この反省を活かして今後の予想に繋げる覚悟ではあり、これまでの予想が覆ることは無いのですが、今年最初のG1ということで注目度も上がってくるはずですし、自身の的中とご覧いただく方への参考となれば幸いと思っています。