宝塚記念・予想

今週は、いよいよ上半期の総決算とも言える宝塚記念です。
梅雨時期での開催ということもあって、出走頭数が揃わない年もあるのですが、今年は前年の年度代表馬や海外G1制覇馬、牝馬クラシック3冠馬などG1馬5頭が参戦し、その他にも多士済々なメンバー構成ということもあって、非常に難解なグランプリとなりました。
例年、比較的波乱傾向のあるレースということもあり、今年も一筋縄ではいかない様相もあるため、シッカリと上半期の締めくくりに相応しい予想を目指していきます。

土曜は、マーメイドSが過去10年で最速の勝ち時計だった、先週と同等の時計の出る高速馬場という印象でした。日曜には気温も上がるので、メインレース前に降り出した雨の影響は残らないでしょう。
トラックバイアスは、前半のレースこそ差し馬や後方からでも届いていましたが、道中は内から1、2頭分の距離ロスを抑えた位置でしたし、比較的、前目内目が有利なバイアスとなっていました。

展開としては、パンサラッサがこれまで同様に逃げるのは間違いなく、その後ろにタイトルホルダーかアフリカンゴールドとなるでしょう。問題はパンサラッサがどのような逃げを打つのか、と考えていて、距離の長かった有馬記念こそバランスを取りながらでしたが、陣営もギリギリと言っているように、適距離よりも1F長い分をどこかで落とすのか、それとも持ち味の序盤からハイラップ逃げをするのか、悩みどころではあります。
序盤の入りとしては、ハイペースとなるのは間違いないはずで、おそらく後続に5~6馬身くらいの差をつけると思います。おそらく番手のタイトルホルダーも楽に逃がすわけにもいかないでしょうから、道中に息を入れられない可能性も十分持ちつつ、追走力とロンスパ持続力が問われるレースとなるでしょう。勿論、道中の立ち回りや高速馬場への適性も含めての結論とします。
これらを踏まえて

本命は⑩ヒシイグアス
前走は、開催国香港の事情により急遽前倒しして大阪杯を使い、完調手前ながらも外々を回って4着と結果以上に良い競馬をしたのは、この馬の能力の高さだと思っています。
その能力面でも2走前には、ラヴズオンリーユーと差のない競馬をしたうえに、多くの有力馬が余力に疑問を持つなか、この馬に関しては早くからココを目標にしていたようですし、前走以上の状態で出てくることは間違いありません。
高速馬場や持続力は血統面からも対応可能ですし、ベストの状態であれば崩れないとは思いますが、この時期の競馬が苦手なようですし、更に輸送は不安ですが、有力馬に多くの不安材料があるのでこの馬の能力を信じます。

対抗は④エフフォーリア
昨年の年度代表馬も、前走は不可解すぎる敗戦と再度の輸送競馬で、どこまで巻き返すことが出来るのか半信半疑ではあります。
様々な敗戦の理由が取り沙汰されていますが、個人的には状態面が全てだという結論を持っているので、今回の状態面に関してもそれぞれの意見や考え方はあるでしょう。
それでも、能力だけなら間違いなく現役ナンバーワンという評価をしていますし、状態面がどれほどかはレースの結果に直結するはずなので、ココは王者の復活に期待したいと思います。

3番手は⑬アリーヴォ
これまでの連対実績が直線平坦な競馬場に偏っていたので、前走の好走には正直この馬の充実度と成長力を感じさせるものでした。
それでも、前走が立ち回りや展開、進路取りなど全てが噛み合ってのモノでしたし、再度あのレースを再現できるかと言えば懐疑的ながらも、小回り実績とコーナーでの機動力は武器となるはずです。
前が潰しあうような展開を多少は持っているので、そうなれば時計の掛かる上がり勝負で台頭してくる可能性も捨てきれないため、この評価としました。

その他では
⑱ポタジェ
前走は、先行勢に厳しい展開を勝ち切りましたし、小回りコース事態も合っていて持続力型のディープインパクト産駒ですが、前走以上にポジショニングや立ち回りを活かせる枠ではない点こと
⑥タイトルホルダー
前走と4走前の勝ちっぷりからスタミナ勝負は向くものの、道中に息を入れられない展開でどこまであのような走りが出来るのか不安ですが、その点すらも成長力で克服している可能性があります。

ということで予想は

◎ ⑩
〇 ④
▲ ⑬
☆ ⑱
注 ⑥
△ ⑦、⑪、⑮

このような予想となりました。
不甲斐ない上半期を挽回するほど、参考となるような予想とは思っていませんが、最後に爪痕を残せるような結果を期待しています。
個人的にも、予想の方向性は間違えていないにも関わらず、買い方下手が原因で取りこぼしている因縁もあるので、3度目の正直という意気込みなので、今年こそはの想いが強いグランプリでもあります。
また、梅雨時期ということもあるので、一昨年のようにレース直前にゲリラ豪雨となることもあるため、その場合は印を打った馬を消して、印を打っていない馬を購入するかもしれません。
その時はご了承ください。

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