今週はいよいよ2023年JRAのG1が開幕となります
今年はサウジCやドバイ国際競争が破格の高額賞金となり、遠征もアジア圏内、輸送費まで出してくるというVIPレースなので、国内のダート路線の上位馬が軒並み回避したため、おおよそG1とは名ばかりのレースになってしまいました。時代の流れや国際レースの活性化と言ってしまえばそれまでとなるものの、海外に精通しきれていない者とすれば淋しくもあります。
しかし、今年に入って肝心な重賞がさっぱりなので、メンバーレベルどうこうの前に、先ずは自分自身の予想を見つめ直しつつ、勝負レースと位置付けている重賞、ましてやG1開幕戦となれば、的中で飾りたいと思っています。
土曜の東京ダートは、終日稍重での開催でした。それでいて時計が出ているようでも感じなかったので、乾きつつあるダートという印象でした。日曜は、降水確率も高くなく気温も上がるようなので、良馬場かそれにかなり近い馬場になるでしょう。
展開は、外目の枠のヘリオス陣営から逃げ宣言が出ましたし行くとは思いますが、他馬の出方次第にはなってくると思います。序盤は芝スタートなのでペースは上がるものの、武さんが逃げてペースをつくることになれば、道中の2Fで一息入れてくる可能性は高く、ガンガン飛ばしていくようなペースにはならないと考えています。その場合はラスト3Fでの再加速と直線の決めて勝負になってくるでしょう。しかし、他馬が絡んだりしてペースが上がれば、一貫しての消耗戦という展開になってくると想定しています。今年は、前者の可能性の方が高いと思っています。
これらを踏まえて
本命は④ドライスタウト
距離の長かった3走前に崩れて、その後爪を痛めた影響から長休となりましたが、2走前にはOPクラスを快勝、前走も直線で待たされての2着、勝ち馬は次走の重賞で3着と能力は通用するはずです。
長休明けの2走も、状態面としては物足りない出来での出走だったようですし、このレースに向けての上昇度もあるようで、前走の経験も活かせれば実績面では劣るものの、勝負できると思っています。
ただ、この枠なので終始窮屈な競馬を強いられる可能性もあり、直線も壁になってなんてことも考えられますが、血統的にも近年の好走血統を全て持ちあわせているので、期待したくなります。
対抗は⑦レモンポップ
東京ダートコースでの実績と近2走の重賞のパフォーマンスを見ると、このメンバーレベルであれば勝ち負け出来るだけの能力はあるでしょう。
先行力があり、直線でももう一脚使えるので大崩れする可能性は低く、故障して引退となったギルデッドミラーを本命視していた者とすれば、人気でも評価は落とせませんでした。
しかし、G1ジョッキーになったもののテン乗り、2走前の差され方も若干マイルへの距離延長が不安ということで、この評価としました。
3番手は⑪ソリストサンダー
東京ダートのマイル重賞では2着と1着、このレースも8着と4着と着順を挙げているように、この条件がベストですし、過去に比べてメンバーも楽にはなっています。
昨年も前残りの展開で、見どころ十分の競馬をしてくれましたし、メンバーが楽になる今年は好走するチャンスはあるはずです。
それでも、叩いて良くなるタイプなので休み明けという点は割り引かざるを得ませんし、近走のパフォーマンスから能力面で衰えている点は否めませんが、条件としては面白い1頭と見ています。
ということで予想は
◎ ④
〇 ⑦
▲ ⑪
△ ②、⑥、⑨、⑫、⑮
このような予想となりました。
苦手なダートレースがG1の開幕戦ですが、重賞での予想がさっぱりなので、逆に苦手なレースを克服できれば今後の予想にも自信となりますし、今年もまだまだ始まったばかりということを考えれば、前向きに考えていきます。