先週は夏バテとあって、週中から競馬の事はあまり考えず、ブログの方も放牧というカタチでお休みをいただいたお陰で、体調の方はすっかりと回復したので、サマーシリーズ再開に合わせるカタチで今週から競馬の方も頑張っていきます。
しかし、今週は昨年の菊花勝馬でハイレベルだったダービーでも3着と、今秋以降の巻き返しに期待していたアスクビクターモアが現役G1馬で初となる、熱中症での臓器不全での急死という訃報もありました。人間でもかなりしんどい暑さなので、サラブレッドにとっては本当に過酷な環境となっていることも安易に想像できます。来年以降は競馬開催時の暑熱対策もあるようですが、この世界的な暑さは毎週末の競馬を楽しみにしている、いちファンとしても難しい問題として受け止めています。
アスクビクターモア号のご冥福をお祈りいたします
今週はサマーマイルシリーズの関屋記念を予想していきます。
土曜の新潟は速い時計も出ていて、新馬戦でもスローながら32秒台という上がりが出ていたので、引き続き高速馬場となっていました。
トラックバイアスは、馬場の内側もそれほど傷んでなく、先行馬も残るし展開次第では外からでも差せる、フラットな馬場でした。
展開は、前走で逃げて勝利したセルバーグとノルカソルカが逃げるでしょう。
先行馬も無理に前に絡みに行くとは思えず、この2頭の出方次第となりますが、どちらかが競り掛けなければ平均、どちらも譲らないようだとハイペースとなることを想定しています。道中のペースを落として瞬発力勝負にするタイプの逃げ馬でも無いので、道中もある程度流れるので追走力と、後半も瞬発力と持続力が問われるマイルの総合力勝負を想定しています。馬場も高速馬場なので、高速決着にも対応出来るだけのスピード対応も問われるはずです。
これらを踏まえて
本命は⑰ビューティフルデイ
前走や5走前は、中団の位置から上がり2位の脚を使っての勝利、2走前を含めても前半や道中の速いラップにも対応出来て、後半も持続力とラストのラップ差を考慮すれば、勝負できると思います。
大外枠なので、前走のように前が壁になって待たされたり、進路を切り替えるロスも無く、この馬の後半の持続性能を余すことなく発揮できるとみています。
ただ、近5走がマイル以下の距離で使われていることや、斤量が増えて同様のパフォーマンスを発揮できない可能性はありますが、展開的にもこの馬に向く流れにはなると思っています。
対抗は⑮アナザーリリック
近2走はマイルという距離に加えて、陣営のコメントにあるように、器用さに欠ける部分が露呈した結果であり、7走前の決め手を繰り出した今回の舞台ならこの馬の持ち味を活かせるはずです。
今回は、逃げ馬の引っ張る展開も嵌ればゴール前では突っ込んでこれる舞台ですし、この枠であればこの馬のパフォーマンスを発揮できる条件は揃ったと思います。
それでも、本質的にマイルでは忙しい可能性や後方になり届かない可能性も十分に考えられるので、決め手は通用するものの、マイルの総合力勝負となると不安も大きいのでこの評価としました。
3番手は⑬サクラトゥジュール
前走はポジションが取れたことが大きく、それまでの鞍上との差が出ての勝利ながら、重賞好走馬やその後に重賞で好走したようなメンバー相手に勝ったことは評価しています。
ラスト3Fの内容からこのレースでも勝負にはなると思いますし、3歳時の東京マイルでの時計からも能力面では通用していいとみています。
ただし、追い切りもせず回復を促しながらという、中間の調整の狂いがあったのは確かなので、意図する調整が出来なかった事はマイナス要素ながら、3歳クラシックでも立て直した厩舎力は侮れなので、思い切ってこの評価としました。
ということで予想は
◎ ⑰
〇 ⑮
▲ ⑬
△ ①、②、⑧、⑩、⑯
このような予想となりました。
サマーマイルシリーズの第1戦は大波乱、第2戦は上位人気馬が上位に来たりと、流れとしては読みにくいのですが、一長一短のメンバーということもあって、今回は現時点で人気薄に妙味があると思いました。個人的にも放牧明けの仕切り直しの1戦となるので、夏競馬の分厚い壁に跳ね返されていますが、それまでの結果を打破できるような的中にも期待しています。