年明けの3日開催も終えて仕事も本格的に始まり、今週からこれまで通りの生活となった方も多いとは思います。
先週は金杯での初当たりが不発、難解だとは思いつつもシンザン記念にて重賞での初当たりを目指したものの、本命は2着で17番人気で3着に激走したウォーターリヒトに印を回していたにも関わらず、勝ち馬を消したために不発と、新年早々から中々嚙み合ってくれませんでした。それでも、一定の手応えは掴めましたし、長い1年を考えれば結果にこそ結びつかなかっただけだと、前向きに捉えてはいます。
今週は、ココからの飛躍も期待されるレースとなっている、日経新春杯を予想します。
土曜の京都は、先週と同様に時計は掛かっていました。
5レース開催されて、内回りと外回りの差はあれど、好走した馬の上がりを見ても、直線が平坦ながら34秒台前半が1頭だけだったので、上がりも掛かる馬場という印象です。
トラックバイアスは、内回りのレースこそインでの立ち回りを活かして好走した馬が目立ちましたが、外が全く伸びないことも無く、内外フラットな馬場という印象でした。
展開は、リビアングラスかディアスティマのどちらかが逃げるはずです。
最初のコーナーまでは距離があるので、どちらかが行ってどちらかが控えるようになれば、前半スローペースでの後半はラスト4Fのロンスパ戦となると想定してます。しかし、リビアングラスが2年目の田口騎手なので、人馬共に故障明けからの重賞制覇を目論む北村友一騎手の出方次第では、2頭が前半からやり合う展開もあるでしょう。それでも、時計の掛かる馬場にラスト4F目から下りになることを考慮すれば、スタミナと持続力の勝負になるとみています。
これらを踏まえて
本命は⑧ブローザホーン
近走の戦績からも、馬場が渋って時計の掛かるレースであれば渋とさを活かしていて、上がりも掛かれば掛かれるほど良く、今も京都も馬場もこの馬には合っているはずです。
特に3走前こそ、序盤からの位置取りで後手を踏みつつも、レース後半は勝ち馬を上回る脚を使えていましたし、勝ち馬との着差や重賞でも好走した相手に先着した結果からも、好勝負できるはずです。
前走の心房細動の影響がどこまでか、関西経験の少ないジョッキーや関東馬そのものの好走が少ないレースと言う不安はありますが、明け4歳馬のレベルからもこの馬を本命としました。
対抗は⑬サヴォーナ
去年は、ひと夏を越してチカラを付けていて、2走前ではレコード決着の2着と大健闘でしたし、前走も前半で位置を取れず、向こう正面で一気に押し上げての5着とスタミナ勝負にも対応しました。
その前走が、向こう正面でポジションを押し上げつつ脚を使い、勝負どころの坂の下りからは終始3頭分外を回しつつのレースで、かなりきつい競馬ながら着順以上に評価できるレースでした。
今回もスタート後の出脚と大外枠が課題とは思いますが、最初のコーナーまでは距離があるのでリカバリーはしやすく、本命馬と同様に渋とさが活かせるレースなので、4歳では最上位の評価としました。
3番手は⑤レッドバリエンテ
これまではOPに昇格するまでキレ負けしたりと時間が掛かりましたが、2走前あたりから本格化した印象でしたが、前走は絶好枠を活かせず直線ではドン詰まりで、ラスト1F手前からようやく追い出せたという全くレースにならなかったので、ココで見直したいと思います。
早期に完成するような瞬発力とキレを持ち味とするディープ産駒よりも、長く脚を使えるディープ産駒の方が合っているレースですし、タイプ的にもこのレースは合っているはずです。
それでも、今年は早々に重賞を勝ったジョッキーですが、まだ信頼できる程のジョッキーでも無いのでこの評価としましたが、2200~2400の安定感は買っています。
その他では
⑭サトノグランツ
明け4歳馬の中では、重賞2勝と実績面では抜けていて、土曜も重賞を勝っているジョッキーという面では信頼できますが、タフな馬場と大外枠が合わない可能性もあるので、この評価としました。
ということで予想は
◎ ⑧
〇 ⑬
▲ ⑤
☆ ⑭
△ ④、⑥、⑦、⑪
このような予想となりました。
現時点では、明け4歳馬のレベルに大きな疑問を持っているので、ハンデ重賞とはいえ古馬相手にどこまで勝負出来るのか、半信半疑ということでこのような印となりました。
もちろん、成長力という期待もありますが、去年のクラシック組でハイレベルな古馬と勝負できる馬は限られていると思っているので、今回は古馬を評価しました。
4歳馬の活躍するレースではありますが、今年に限ってはデータブレイクを起こす可能性も十分にあるとも考え、このような予想となりました。