金鯱賞・予想

先週の弥生賞は、本命馬こそ2着と本命としての仕事はしれくれたものの、予想としては見当違いの結果となりました。予想がどうこうということよりも、今年の牡馬クラシック路線の難解度がかなり上がったように感じました。何よりTRなので、どの陣営も権利を取る為に精一杯のことはしていることは承知しているものの、それまでのレースがほぼ参考にならず、結果も波乱続きということで、例年以上にチカラを入れてクラシックに望まないといけないという状況です。ただ、この時期の3歳馬こそ戦前の周りの評価はアテにはならないので、振り回され過ぎないようにすることも大事だと思います。

年明けからの重賞はホントに波乱続きですが、春のG1シリーズも目前に迫っているので、そろそろ明るい兆しとなる結果に期待しています。
今週は、春のG1シリーズの前哨戦となる金鯱賞を予想していきます。

ここ3年は京都競馬場の改修工事の影響もあり、1月から開催があった中京開催でしたが、今年は今週からが開幕週となります。
土曜の中京は、ダートが稍重スタートで午後から良に回復したように、芝のレースも週中の雨の影響が残っていたのか、開幕週にしては時計は掛かっていました。
トラックバイアスも、6レース中4レースで逃げ馬が馬券内にはなっていたものの、外からの差しも届いていたことから、フラットな馬場という印象でした。
日曜は天気も良さそうなので、乾いて土曜よりも時計は出るとは思いますし、先行馬もそれなりには残すとは思いますが、まだまだ気温もそれほど高くはならないので、極端にバイアスが変わることも無いと考えていきます。

展開は、逃げるのはシーズンリッチやバラジ、ヤマニンサルバム辺りにはなってくるでしょう。いづれにしても序盤はスローペースとはなるはずです。
向こう正面の下りからペースは徐々に上がって、後半はラスト5~4F目辺りから11秒台を刻んで、後半の持続力と直線での決め手を問われるレースを想定しています。
土曜よりも、馬場の内側が乾いていれば先行馬もそれなりには残せるとは思うので、土曜の馬場はしっかりとチェックする必要があります。
これらを踏まえて

本命は④プログノーシス
この距離でのG2を2勝していて、ハイレベルだった天皇賞・秋では3着、去年の香港でも2着という実績を素直に評価しました。
去年のこのレースを勝っていますが更にチカラを付けていて、序盤は後ろからにはなるでしょうが、3走前のように道中でポジションを押し上げることもでき、直線のでの決め手ではこのメンバーならば、まず崩れないと思います。
去年こそ重賞未勝利の身であったのに対して、今年は重賞実績がありこの先を見据えての仕上げのようなので、取りこぼしはあっても凡走までは無いとみています。

対抗は③ドゥレッツァ
未勝利から5連勝してのG1制覇と、前走では春のクラシック路線を歩んだメンバーを一蹴しましたし、この馬こそ4歳世代の大将格という位置づけです。
これまでのレースを観てもキレる脚というより、とにかくずば抜けた持続性能が持ち味という印象ですし、本命馬よりもポジショニングで優位性が持てれば、勝ち切るだけの能力はあるでしょう。
それでも、この馬もこの後の天皇賞・春としての前哨戦で、G1馬ですが59キロという斤量と好先を考えて、前走のようには出していかない可能性を考えるとこの評価となりました。

3番手は①シーズンリッチ
この馬は、うえの2頭を負かすというよりも、人気薄で馬券内に来る可能性という意味での評価です。
4走前にはラストラップこそ極端に掛かりましたが、ラスト4Fの持続力勝負では古馬相手に重賞勝ちをしたノッキングポイントにも勝っていて、内側が乾いた場合は食い込みに期待します。
絶好の最内枠となりましたし、ジョッキーには思い切って逃げてもらえれば、展開利はあっても良いはずですが、他馬に逃げさせるようだと能力そのものは厳しいはずです。

ということで予想は

◎ ④
〇 ③
▲ ①
△ ⑦、⑨、⑪、⑫

このような予想となりました。
今月も24日にはG1シリーズが開幕するので、今の流れだと正直不安しかないものの、何とかこの辺で的中という結果に期待はしています。
人気2頭は能力も抜けているとは思うので、両馬がチカラの違いを見せるような結果となった場合は配当妙味はありませんが、先ずは的中という自身の結果となり今後に繋がれば、と考えています。

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