




*今年のダービーはついに
ディープインパクト
ハーツクライ
キングカメハメハ
など主流血統であり、これまでのこのレースの指標となっていた種牡馬の直仔が不在となり、過渡期に突入したとも言えます。従って、血統にはとらわれ過ぎない方が良いのかもしれません。
過去5年
サンデーサイレンス系の産駒
母父サンデーサイレンス系
と好走馬15頭は、全てこの血統を持っていました
特に
ディープインパクトの系統
ハーツクライ
といった主流血統の活躍が目立ちます
近年は、欧州型の血統を持つ馬の活躍も目立っています
特に
欧州型ノーザンダンサー系
ブラッシンググルーム系
ナスルーラ系(トニービン)
などを母系に持つ馬の好走が目立ちます
2020年~22年の勝ち馬は
父サンデーサイレンス系✕母が米国型
という配合でした
19年の2着馬もこの配合だったので、22年まで4年連続で連対していましたが、23年は3着となっていました
数年前までのこのレースは、馬場の内側が極端に良くて内枠の先行馬がスピードの持続力で残すシーンもありましたが、近年は外からでも差し届く馬場となっています。
また、サンデーサイレンスの直仔(特にディープインパクト産駒)が全盛だった頃のトレンドであったラスト3Fの瞬発力勝負から、後半の動き出しが速くなりラスト5F前後からのロンスパ戦が多くなりました。
これまで血統のトレンドであった、サンデーサイレンス系の産駒に米国型の血統という配合だと飽和状態となることから、生産側が血の入れ替えを模索している状況。
これらのことからも
2400Mという距離に加えて、後半の1000M前後から脚を使うために必要な、持続力やスタミナ、ゴールまで垂れない底力といった要素が必要となっています。
近年は、レース質やその他の要因が変化していることも関係していると推察すると、欧州型の血統を持つ馬の台頭に繋がっていると思われます。