G1シリーズの中休みを利用してのリフレッシュとリセット効果も無く、先週も1・2着馬を消しという的外れな予想となりました。足掻いても足掻いても、結果が付いてこないことはこれまでもありましたし、年始に立てた目標に手が届かない数字でも無く、今年の競馬もあとわずかとなることを考えれば、結果が出ないもどかしさはありつつ最後まで抵抗していきます。
今週は、世界レベルのマイラーに牝馬G1馬、国内マイル路線の常連に上がり馬と多士済々なメンバーとなったマイルCSを予想していきます。
土曜の京都は、昼過ぎからの小雨が多少は影響してか、後半は時計が掛かるようになっていました。先週のエリザベス女王杯こそ好時計でしたが、日曜は天気予報が微妙ですし、雨が降れば時計は掛かってくるはずです
トラックバイアスは、先週の勝ち馬も先行して外目に出していて、土曜も内を空けるシーンが多くインはかなり傷んできていて、差しも決まっていることから直線は外目に持ち出すレースにはなると思っています。
展開は、人気馬が後ろからの競馬となりそうですし先行馬も少ないことから、内目のバルサムノートかマテンロウスカイが逃げると考えています。どちらにしても、序盤から飛ばしていく事は無いと思うので、平均からスローペースになるでしょう。中盤区間となる坂の上りではペースが落ちて、坂の下りとなるラスト4F目からペースアップする、ラスト4Fのロンスパ戦を想定しています。ただ、直線も平坦なコースなので、直線でのスピードも問われるレースとなるでしょう。
これらを踏まえて
本命は⑬ソウルラッシュ
去年の秋から本格化して以降、国内外のレースでは堅実に結果を残していて、2・5走前のG1での勝ち馬との着差を考えれば、好勝負には持ち込めるはずです。
時計の掛かりだした馬場や有力馬の中でも位置が取れ、バイアスを考慮しても良い枠となりましたし、舞台実績もあることから今回も安定した競馬はしてくれると思っています。
それでも、ルーラーシップ産駒らしさは出ていて、決め手で上回るナミュールには3戦連続で先着されていることから、勝ち切るとなると色々と噛み合ってこないと、とはみています。
対抗は④ナミュール
本命馬には、前走と4・5走前に先着していて、3歳時までの体質の弱さを克服し、この馬も昨秋以降は使い減りしなくなったことから体質が強化され、常にチカラを出せるレースを続けています。
2走前こそ、海外帰りでの難しい調整で崩れただけで、国内外で好走している能力と去年のこのレースを勝った舞台実績と中距離実績を考えれば、当然有力な1頭にはなります。
それでも、去年は大外枠で腹を括った藤岡康太ジョッキーの好騎乗をこの枠で再現するとなると中々難しいとは思いつつ、今回の鞍上なら上手く乗ってくる可能性も大いにあるので、本命と同等の評価はしています。
3番手は⑤ジュンブロッサム
前走の勝ちっぷりやこれまでのレースを観ても、瞬発力を活かした上がり性能であればこのメンバーでも引けは取らないと思いますし、後半勝負に専念できればチャンスはあるでしょう。
7走前からマイルに専念していますが、中距離もこなせる馬が好走していること、ロンスパ実績を持ちつつ速い上がりも出せる過去の好走馬ともダブるイメージです。
ただ、これまでのレースのほとんどが大外を回してものだということから、この枠は歓迎できませんし、陣営も馬場が渋ることを気にしていたことからも、雨の影響がなくても荒れてきた馬場で終いの切れ味が削がれる可能性もあることから、この評価としました。
その他では
⑪チャリン
馬柱を見れば現役馬でも世界屈指のマイラーということは明らかで、能力だけなら抜けているとは思いますが、トリッキーのコースと日本の馬場への適性を考えると、この評価となりました。
⑰エルトンバローズ
近2走もトップハンデながら崩れておらず、大外枠からスッと位置を取れるはずなので、中距離に適性を持ちつつ去年の着差を考えればチャンスはあるはずです。
ということで予想は
◎ ⑬
〇 ④
▲ ⑤
☆ ⑪、⑰
△ ②、⑦、⑧、⑮
このような予想となりました。
枠順が発表されるまでは、G1実績馬や人気馬が走ってくる印象でしたが、今の京都の馬場と内枠となった人気馬の取捨にはかなり迷いましたし、簡単なレースにはならないとも思っているので、印は多くなりました。
天気も微妙なので雨が降るようであれば、上位評価の馬を消すこともあるとは思っているので、当日の天気にも注意していく必要があるとも思っています。
とにかく、今は何としてもどんな形でも結果こそが光明となるはずなので、好レースに期待しつつ結果が付いてくることにも期待しています。