ジャパンカップ・予想

先週のマイルCSも波乱決着となり、当然のごとく的中とはなりませんでした。今年の秋のG1シリーズは波乱が目立っているので、そういう流れとなっていることはアタマに入れておいて良いとは思っています。先週にしても、まだまだ詰めの甘い部分があるので、短期間での修正となると至難の業ながら、今週こそは流れを引き寄せる結果に期待します。
今週は、国内最高賞金レースで古馬最高峰のレース、ジャパンカップを予想していきます。
キングジョージ勝ち馬やBCも制した愛・英ダービー馬、独ダービー馬と、海外からの3頭は近年には無い豪華な布陣で、国内からも7頭のG1馬が揃い、久し振りにビッグネームの揃った国際レースとなりました。騎乗するジョッキーも世界の名手ばかりなので、楽しみなレースとなりそうです。

土曜の東京は、メインの勝ち時計や上がりからも高速馬場の水準とみて良いでしょう。
トラックバイアスは、内が全くダメでも無く差し馬の活躍が目立ちましたし、若干外有利のフラットに近い馬場という印象でした。後半のペースアップ地点次第ではあるものの、上がりも要求される馬場とみています。

展開は、逃げ馬が不在でどの馬が主導権を握るのかは分かりませんが、前半はスローが濃厚で間違いないでしょう。早々に隊列が決まって動きの無いレースとなるのか、向こう正面で動いてくる馬がいるのかによって、道中のペースは変わってくるとは思っています。海外からのメンバーを見ても、余力を残して直線だけのレースにはならないとは思うので、ラスト5Fもしくは4Fのロンスパ戦を想定しています。後半の持続性能はもちろんのこと、速い上がりも要求されるレースを想定しています。
これらを踏まえて

本命は③ドウデュース
これまでのレースを観る限りでは、コーナーでの加速力がずば抜けている印象でしたが、前走では強烈な上がりを披露してくれましたし、後半要素では間違いなく現役最強クラスです。
ダービーでも後方からギアチェンジ力の性能の高さを見せてはいましたが、あくまでも同世代でのレースという見立てだったものを良い意味で裏切ってくれましたし、道中でスムーズに折り合えれば前走のような鬼脚を繰り出してくれるでしょう。
しかし、前走から距離が2F伸びてスロー濃厚の展開でどこまで我慢できるかとなると、折り合い面での不安は付きまといますし、折り合いを欠くようだと前走のようなパフォーマンスを発揮できない可能性はあります。

対抗は④ジャスティンパレス
2400M~3200Mのカテゴリーでは、最上位の能力を持っていることは戦績からも見て取れますし、距離が足りないと思っていた前走でもあれだけの脚を後方から使えるのであれば、上位もあるはずです。
状態面に関しても前走より上がってきているようなので、条件面に加えて状態面も上がっているようであれば、シンプルにパフォーマンスを上げてくるとは思っています。
ただ、能力は足りているものの成績に直結していないのは、ゲートと出脚が鈍っていることからも明らかですし、前走や有馬記念を観ても後半要素では本命馬とは差があるので、今回の鞍上でどこまでさを埋められるかにはなります。

3番手は⑭スターズオンアース
2・3走前は不利な大外枠でも好走したことを考えれば、単純に能力で見劣ることはありませんし、今回も大外枠となりましたが、頭数を考えれば克服も可能だと思います。
その大外枠となりましたが、出脚自体は良いのでスンナリと良いポジションは取れ、持続面やスピードに加えてスタミナでも足りないとは思わないので、展開からもこの鞍上の得意とする前付けからの粘り込みは出来るとみています。
今回は最終追い後の馬体重が大幅に増えていて、長休明けということもあり状態面に関しては万全とまではいかないようなので、この評価としました。

その他では
⑦シンエンペラー
ダービーでの後半5Fのラップは、ハイレベル世代と言われる5歳世代よりも速く、1・2着馬との4コーナーでの位置取りを考えると、かなり長く脚を使えていたことから、序盤のポジショニング次第では十分にチャンスはあると思っています。
⑨チェルヴィニア
オークスでのラスト1Fの加速ラップからも、持続性能はかなり良いモノを持っていることは明らかですが、これまでのレースを観ても一瞬の加速力は無いように感じますし、今年の3歳牝馬のレベルが分かり兼ねているのでこの評価となりました。

ということで予想は

◎ ③
〇 ④
▲ ⑭
☆ ⑦、⑨
△ ①、⑩

このような予想となりました。
先ほども触れたように、今秋のG1シリーズは波乱が多く的中させることも難解なレースばかりですが、弱気なことばかり言っていても前には進めないので、相性の良いこのレースでの的中を目指しつつ、これからの浮上を願うばかりです。

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