先週のＡＪＣＣは、ダービー馬が着差以上に貫録のある勝ち方でしたし、馬券の方も２週連続で重賞的中と、１月は上々のすべり出しとなりました。近年でも１月がここまで好調だった年も記憶には無いので、今週から２月となりますが引き続き好結果に期待したいと思います。
ただ、今週は普段から手を出さないダート重賞に苦手意識のあるスプリント重賞なので、何とか乗り切れるように、シルクロードＳを予想していきます。
土曜の京都は、年末のロングラン開催から１ヶ月空いてＡコースでした。内側の傷んだ部分も補修され、時計は好時計が出ていて上がりも３３秒台が出ていたように、高速馬場とまではいかないまでも芝の状態は良さそうでした。
トラックバイアスは少頭数のレースばかりだったものの、それほど内外に差は無いように感じましたし、極端な前残り馬場では無くフェアな馬場という印象でした。
それでも、土曜の夜から日曜の朝にかけて雨が降っているようなので、稍重までは渋らないまでもこの時期なだけに、馬場は回復せず若干時計は掛かりバイアスにも影響はあるとは思うので、当日のメインレースまでの馬場状態はチェックしておく必要があるでしょう。
展開は、１枠を引いたピューロマジックが逃げることは間違いなく、後続をどこまで引き離した逃げに持ち込むのかは難しいところですが、今回は乗り替わりなのである程度バランスを取りながらの逃げにはなるとみています。前後半差では平均からややハイペースまであるとは思いますが、ゴリゴリのハイラップを刻むことは無いとは思っています。
このコースが３Ｆ目から下りとなるので、ラスト３Ｆ目に後半の最速ラップとなる可能性も高いので、後半はスピードの持続力は問われるでしょう。雨の影響次第ですが、インがそれほど悪くならなければ、内を立ち回る優位性もあると考えています。
これらを踏まえて
本命は①ペアポルックス
３走前には、トップハンデ評価だったビッグシーザーと、直線で前が壁になり追い出しを待たされつつの結果だったことからも、スムーズならと思わせる内容。
２走前には、絶望的な出遅れから４コーナーでは大外を回すロスがありながら、直線ではよく伸びていて、前走は逃げて勝ったように、序盤に自分のペースで走れれば後半でひと脚は使えることからも、重賞でも通用するはずです。
それでも、この枠なので馬群を捌くのに手間取ったり、２走前のような出遅れの不安はありますが、鞍上とは手が合っているようなので、チャンスは大いにあると思っています。
対抗は③メイショウソラフネ
この舞台で２勝、２着２回という舞台巧者で、２走前には今回の上位人気馬に先着し、３走前には本命馬と同様に勝ち馬とは差の無い競馬だったことからも、能力は通用するとみています。
母が６歳時にこのレースで１１番人気で３着と好走したように、晩成血統であるようにも感じますし、この馬もココにきてチカラを付けいている印象はあります。
ただし、前走の大敗の要因が陣営もつかめていない中で間隔の詰まったローテは気になりますし、戦績からも重賞では壁があるのかもしれません。
３番手は⑯ソンシ
２勝クラスと３勝クラスを連勝し、ＯＰクラスでも２着の後の前走でも勝っているように、６走前以来の重賞でも即通用する可能性はあります。
内容としても、好位から抜け出しての完勝や中団から差しても来られるように、脚質にも幅があるように素材面としても楽しみはあります。
しかし、５勝全てが左回りに偏っていることや不利とも言える枠、２走前からの詰まったローテなど不安材料も少なくないのでこの評価となりました。
ということで予想は
◎ ①
〇 ③
▲ ⑯
△ ②、④、⑦、⑬、⑭
このような予想となりました。
ただでさえ難解なスプリントのハンデ重賞に加えて、夜中の雨が馬場にどこまで影響が残るのかも分からず、的中へのハードルはかなり上がったと思っています。それでも、好調だった１月の流れに水を差す事が無ければと思いつつ、好調を維持できればとも考えています。
