先週も本命馬が4着と惜しくも的中とはならず、レース後に妙な違和感を感じました。その違和感とは、３週連続で◎の本命馬が馬券圏外で、〇と▲を打った馬が馬券圏内だということに気づき、もどかしさだけが残る違和感でした。しかし、見方を変えると３週連続で２頭が馬券圏内ということは、歯車が噛み合っていないだけで、流れとしては悪くは無いと前向きに捉えています。
そろそろ歯車も噛み合ってくれることを信じて、今週は金鯱賞を予想していきます。
土曜の中京は、先の開催のダメージが残っているようで、３コーナーから４コーナーのラチ沿いは傷みが残り、時計も開幕週とは言えそれほど時計が出ているようには感じませんでした。土曜の昼過ぎから雨は降り出して、夜中から朝にかけてもしっかり降り、日曜のレース中にも雨は残るような予報なので、稍重から重馬場のタフな馬場となるでしょう。
トラックバイアスも、土曜は差しも決まっていて完全な前残り馬場ではありませんでしたが、雨の影響は必ず出てくるはずので、当日のバイアスには注意が必要となります。
展開は、デシエルトがハナを切ってホウオウビスケッツが番手という隊列が濃厚です。両馬ともに武騎手と岩田騎手なので、若手の主導権争いで序盤からズブズブのハイペースとはならないはずですし、ホウオウビスケッツは控えても競馬は出来るので、デシエルトが主導権を握るレースを想定しています。芝に戻して２連勝しているデシエルトがスンナリと逃げれば、前半はスローか平均のペース、後半はラスト６～４Ｆ目からペースアップとなるレースを想定しています。道悪適性はもちろんのこと、後半の持続力とスタミナなど地力が問われるレースになるでしょう。
これらを踏まえて
本命は②ホウオウビスケッツ
前走こそ斤量と大外枠、乗り替わりに加えてハイペースなど度外視できる負け方ですし、去年からワンターンのマイルやコーナー４つの洋芝など、コース不問で崩れていない点は能力があるからこそと思っています。
特に近走は自分のペースで走る事が出来れば、圧勝したＧ３や中山記念の勝ち馬と差の無い競馬、Ｇ１でも好走できていて、陣営も今後のレース選択のために賞金加算を至上命題としていることから、好勝負できるとみています。
デビュー３戦目以来の道悪適性がどう出るかとは思いますが、あのレースも序盤からのハイペースで先行して強い競馬でしたし、全くダメとは思えないのでこなせるとは思います。
対抗は⑤デシエルト
デビュー３戦目の初めての芝のレースから、逃げて自分の形に持ち込めば強い競馬はしていて、近２走の負かした相手関係を考えても、勝ち負け出来る能力はあるはずです。
ホウオウビスケッツが、先にこのレースを登録した関係で乗り替わりとなった経緯があったようですが、ペースメイクも抜群のジョッキーなので自分の形には持ち込めるでしょう。
ダートでも走れていて、ドレフォン産駒の代表格であるジオグリフを見ても、道悪はこなせるとは思いますが、最大の懸念点である気性面を考慮するとこの評価としました。
３番手は⑧プログノーシス
２連覇をしているのでこの舞台の適性は間違い無く、ロマンティックウォリアーにアウェーで接戦し、ハイレベルの秋天でも３着と能力はＧ１級で間違いありません。
そのロマンティックウォリアー相手の４走前、自ら動いて後続を寄せ付けなかった８走前を観ても、道悪はこなせるはずです。
それでも、前走や３走前の出遅れが癖になっている可能性、出遅れたとは言っても物足りなかった３走前のパフォーマンスから衰えが出ている可能性、土曜の鞍上の落馬で乗り替わりとなる可能性を考えてこの評価としました。
その他では
⑩マイネルモーント
この鞍上なので過度な期待はできませんが、今の充実振りとロンスパ適性を考えれば、上位人気馬が崩れた時にはチャンスはあるとはみています。
ということで予想は
◎ ②
〇 ⑤
▲ ⑧
☆ ⑩
△ ④、⑥、⑨
このような予想となりました。
おそらく馬場は渋るはずですが、雨の影響でバイアスがどうなるのか未知数な部分はあるものの、今回は前の２頭は残せる競馬になると想定しています。
なかなか結果が噛み合ってはくれませんが、流れそのものは悪いとは思えないので、そろそろ嚙み合って結果に繋がる事にも期待しています。
