先週の桜花賞も的中できたことで、春のG1シリーズは高松宮記念から3週連続で的中となりました。雨の影響がある馬場という前提の予想だったので、雨が本格的に降り出すタイミングなどもハマり増したし、勢いを加速させることにも成功出来ました。来週はG1シリーズの中休みとなるので、是が非でも4週連続的中し、G1シリーズの前半を終えたいと意気込んでいます。
今週は、いよいよ牡馬クラシック第一弾となる皐月賞を予想していきます。
土曜の中山は、この時期としては初のCコース替わりでしたが、時計はかなり出ていて好時計が連発するレースでした。準メインが1.07.2と言う破格の時計で、去年のスプリンターズSが1.07.0で、過去10年で最も速く、メインの障害のG1もレコード決着だったことから、超高速馬場でした。
トラックバイアスは、極端な内と外の差はあまり感じませんでした。それでも、高速馬場だったこともあり後方からでは間に合わず、4コーナーまでにはある程度の位置には付けていないと届かないようには感じました。
クッション値も高く日曜も気温は高いようなので、安全面に配慮して散水があるかもしれません。その場合の時計やバイアスには注意しておく必要があります。
展開は、逃げ候補としてジーティーアダマンかピコチャンブラック。高速馬場なので、外枠からもある程度は主張するとは思うので、1コーナーまでの入りは重要でペースは上がるでしょう。極端なハイペースは考えにくく、前後半差で平均からややハイくらいのペースを考えています。基本的には去年のように淡々と流れるレースを想定していますが、1〜2コーナー部分で緩むようであればファウストラーゼンが捲って一気にペースが上がり、後半の持続力に特化したレースになるはずです。時計勝負になる可能性は高く、後方からでは届かない馬場なので、序盤のポジショニングと追走力、コーナーでの加速とスピードの持続力が問われる、去年と同様のスピードの総合力勝負のレースにはなると思います。そのなかでも、立ち回りも活かせるような馬も浮上するチャンスはあるでしょう。
これらを踏まえて
本命は⑩クロワデュノール
年明け初戦となりますが、前走は同舞台でファウストラーゼンが捲る展開で圧勝、2走前は緩さと余裕のあるなかで差し切るなど、2歳王道ローテでの戦績と内容からもココでは逆らう必要はありません。
ホープフルS組のその後を見ても、この馬の強さを引き立てるものですし、馬場も渋らず極端な枠で無いということで条件は揃いましたし、ココは通過点となる可能性が高いとみています。
余程の不利や熱中症などのアクシデント、高速馬場という条件で一気にパフォーマンスを上げてくる馬がいれば取りこぼす可能性はあるものの、馬券外の可能性は限りなく低いはずです。
対抗は⑪ミュージアムマイル
3・4走前には後半の持続力は見せてくれていて、レースレベルに疑問は残るものの、出遅れて挽回しつつのマイルG1での2着という結果からも、今回は走れる条件は揃っていると思います。
折り合い面の不安も無く鞍上強化ということもあり、初輸送と馬体に余裕のあった前走よりもパフォーマンスを上げてくる可能性は高いはずです。
それでも、前走は外を回るロスはあったものの、直線で伸びるかと思われたところで全く伸びきれなかった敗因が、道悪以外にゴール前の坂ということであれば、デビュー戦で取りこぼしたことや前走のように直線での不安材料とはなります。
3番手は⑮ヴィンセンシオ
2戦目でレコード決着で勝っていたから、馬場の渋った前走で2着でしたが、時計勝負の今回の方が前走よりもパフォーマンスを上げてくると思ってます。
前走も押し出される形で逃げて、ファウストラーゼンの捲りに対応出来ただけで無く、先行馬にはかなりきつい展開にも関わらず2着に残した点は評価しています。
この鞍上なので、折り合い面の不安もありませんし、ある程度の位置を取りに来るとは思いますが、外枠勢が主導の展開とならずに立ち回りが問われた場合の不安は残るので、この評価としました。
その他では
⑤ジョバンニ
これまでの戦績からも物差し的な立ち位置ながら、これまで5戦のキャリアは全て異なる競馬場でこの安定した戦績は評価できますし、立ち回りは上手いとは思っているので、2走前のようにハマる可能性あるとみています。
⑯サトノシャイニング
前走の相手関係での完勝や2走前での本命馬との着差は評価しつつも、前走がハイペースに対応したとはいえ5〜7F目が極端に緩んでの直線勝負でしたし、能力面では非凡なモノは持っているものの、この枠なのでこの評価としました
ということで予想は
◎ ⑩
〇 ⑪
▲ ⑮
☆ ⑤、⑯
△ ②、③、⑭、⑰
このような予想となりました。
先週までは、軸となる本命選びでかなり悩みましたが、今回はホープフルSで負けた馬がその後のTRで結果を出し、天気が崩れず枠順が決まった時点で本命はすんなりと決まりました。ただ、前哨戦が道悪が多かったこともあり、相手選びではかなりの時間を費やしたものの印は多少多くなりました。
去年のような高速決着のスピード勝負というレースと4週連続の的中に期待しつつ、今後の飛躍も期待できる若駒とジョッキーが無事にレースを終えられることも願っています。